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「東洋経済 すごいベンチャー100」2022年度版選出! コミュニティを通じて産業活性化とオープンイノベーションを目指すテイラーワークスとは?

今年も「週刊東洋経済」の恒例人気企画、”すごいベンチャー100”が発表されました。

テイラーワークスも、「すごいベンチャー」100社のうち1社として選出いただきました!!

この記事では、テイラーワークスをはじめて知ったという方、「コミュニティ」を通じた産業活性化や新規事業創出、イノベーションについてもっと知りたいという方、「Tailor Works」って何? という方へ、私たちのやっていること、向かう先をお伝えできればと思います!

コミュニティ創出と活性化のプロフェッショナル

テイラーワークスは、コミュニティアプリ「 Tailor Works 」の提供を通じて、オンラインコミュニティで多様なステークホルダーとの情報や知見の共有を促進したり、信用に基づく新しいネットワーク構築をサポートします。

さらに、コミュニティコンサルティングによる運営支援も行いながら、事業会社、自治体、金融機関、スタートアップ企業、関係人口など多様なステークホルダーと一体となり、コミュニティを活用した産業活性やエコシステムの構築に取り組んでいます。

創業のきっかけは、共同代表の山本と難波が、全国47世道府県へ実際に足を運んで実感した地域間に共通する産業課題の存在でした。

「オープンなコミュニティプラットフォームへ課題解決ノウハウを集積・体系化すれば、全国各地でイノベーションが加速し、社会課題の解決につながるに違いない!」

と考えたわけです。

それから私たちは、全国の課題とソリューションをつなぎ、多様なステークホルダーとのネットワーク構築を支援する仕立て屋(=テイラー)として、コミュニティ運営の提案と支援を行っています。

「イノベーション」と「コミュニティ」の深い関係

私たちは、コミュニティを通じて多様なステークホルダーが持ち込む生きた情報が偏りなく伝達されることで、地域や業種を越えたオープンイノベーションの創出が可能となると考えています。

これまでは、中央集権型社会が招いた情報の非対称性によって「『人』に紐づく情報格差と情報不可視」が顕在化していました。従来の「コミュニティ」も同様、組織化された法人が中心の閉鎖的な場で、意見の同質化や視野の偏りが生じやすいといった課題がありました。

2020年以降、自立分散型社会の推進に伴い、コミュニティは多様な個人が目的を持ってつながり合える、オープンな場へと変化しています。

組織・団体・企業のコミュニティ活用にも変化が生まれており、多様なステークホルダーとオープンな関わりを持つことでメッシュ型のコミュニティを組成し、コミュニティ参加者へ共通の興味・関心軸でつながり合う様々なネットワークを提供することにより、誰もが仲間や賛同者を集められる環境の提供が求められるようになりました。

「オープンイノベーション」で実現できること

そもそも、「オープンイノベーション」とはどういったものなのでしょうか?

オープンイノベーションは、1990年代にアメリカの経営学者ヘンリー・チェスブローが提唱した概念で、日本においても求められ、また時代とともにあり方が変化しています。

当初の考え方は「オープンイノベーション1.0」として、1対1の協業などが基本でした。

やがて、ビジネス構造の複雑化による競争環境の変化により、産官学民といった多様なステークホルダーが連携する多対多の「オープンイノベーション2.0」が生まれました。

さらに、デジタル化が進んでソリューションも多様化した現在は、一つの企業がインテグレーターを務め、全体最適の視点でコレクティブ・インパクト※を実践する1対多のイノベーション、すなわち「オープンイノベーション3.0」が求められているのです。

社会課題や事業課題の解決は、1対1のコミュニケーションだけで実現するものではありません。「オープンイノベーション2.0〜3.0」に代表される多対多、1対多の概念が必要であり、これはコミュニティに通じる価値観であると私たちは考えます。

今後も、ブロックチェーン技術を活用した自立分散型社会の実現により、オープンイノベーションを基調とした産業活性化やソーシャルグッドな取り組みがいっそう求められていくことでしょう。

コミュニティを通じて多様なステークホルダーを巻き込む共助型のエコシステムを構築することで、事業・産業、そして社会全体の発展につながっていくのではないでしょうか。

※コレクティブ・インパクト:様々なプレイヤーが集合知を活用して社会課題解決に取り組むための一つのスキーム

コミュニティアプリ「 Tailor Works 」とは?

「 Tailor Works 」は、多様なステークホルダーを巻き込む持続可能な共助型コミュニティの創出によって、産業活性・エコシステム作りをサポートするコミュニティアプリです。

  • トークルーム、相談投稿、イベント参加、マガジン閲覧といった機能で参加者同士の学びと交流を促進できる
  • コミュニティ運営のツール、データを一元管理できる
  • 地域や業種を超えたビジネス課題解決ノウハウを体系化できる

など、オンラインコミュニティを活性化できる機能が備わっています。

コミュニティを通じた事業運営を考えている事業会社や、産業活性化を目指す自治体、地域課題解決を支援する金融機関といった多様な方々に活用いただいています。

Tailor Works 導入実績:

経済産業省 関東経済産業局、日本立地センター、日本生産性本部、静岡銀行、広島銀行、きらぼしコンサルティング、北陸銀行、静岡県、山梨県、仙台市、東京都、大田区、加和太建設株式会社 他

Tailor Works プロダクトサイト:https://tailorworks.com/

テイラーワークスが目指す未来

コミュニティの目指す姿〜コンシューマーモデルからコラボレータモデルへ〜

テイラーワークスは、コミュニティの参加者が主体となって運営し、自走するコミュニティとなるようサポートします。参加者が受け手側から、主体的に行動を起こしていくことで、コミュニティはより活性化します。

発信者主体のコンシューマーモデルからコラボレータ型のコミュニティへアップデートすることで、自立分散型の構図が社会へ浸透していくと私たちは考えています。

ソーシャルキャピタルの可視化

私たちは、2030年を見据え、「コミュニティ信用経済(ソーシャルキャピタル) の可視化・社会実装」を掲げています。

2025年までに、参加者主体でコミュニティが自走する自立分散型の仕組みを整え、それ以降、コミュニティの信用経済の循環、可視化(DAO)を目指します。

その後は、Tailor Works内の信用経済を社会で利用できる状態とし、グローバルネットワークの構築による海外展開も視野に入れながら事業を展開・拡充していく考えです。

テイラーワークスを支える仲間たち

テイラーワークスは、フルリモート体制で全国各地からメンバーが参加するコミュニティ型の組織です。

そのため、社会課題解決やソーシャルビジネスの実践に意欲的な人材が多く在籍しています。

例えば、奄美大島へ移住し島内のコミュニティ活動を率先するCS担当者や、徳島県の地域エンジニアコミュニティの活動を支援する開発者、中央官庁で多様性のあるインクルーシブな社会を見据えた取り組みの発信に尽力してきた広報担当者など、多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが参画し、事業に取り組んでいます。

半期に一度は全社キックオフを開催し、互いに顔を合わせながら来期の方向性を話し合います!

★キックオフでは、「全国お土産プレゼン大会」も開催されます

共同代表からテイラーワークスに興味を持ってくださった方へのメッセージ

人は社会性の生き物です。古くは狩猟民族、農耕民族の時代から常に人の周りにはコミュニティ(≒社会)がありました。2020年以降、コミュニティは多様な個人が目的を持ってつながり合える、オープンな場へと進化しています。

また、市場環境やテクノロジーの潮流において、20年来の大きな変革期が訪れている今、個人や組織、企業、団体に関わらず、全ての人がステークホルダーとの関係性をアップデートしていかなくてはなりません。私たちは、オンラインコミュニティを通して、個人がソーシャルキャピタルを存分に活用して活躍できる社会の実現を目指します。

あなたの力や想いが、これからのイノベーションを起こす原動力になります。是非一緒に、コミュニティを盛り上げていきましょう!

(共同代表 山本浩之・難波弘匡)

Appendix:テイラーワークスのあゆみと社会情勢

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