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作家・作品・お客様を大事にし、最高の場づくりを演出する「ギャラリーマネージャー」の醍醐味。/My Career Story - 筒井 瑠璃

2024年より、一人一人のメンバーの活躍・成長の裏側にスポットライトを当てながら、The Chain Museumでの仕事の面白みや、組織の魅力について発信する新企画「My Career Story」がスタート。

一人一人の等身大の言葉を通して、具体的な仕事内容もイメージいただける記事となっております。ぜひご覧ください!


社員プロフィール
筒井瑠璃(つつい・るり)さん/Gallery Manager

ギャラリーマネージャー。アーティストのアシスタントを経験したのち、(株)Smilesに入社。PASS THE BATONにてディスプレイ制作とCSを担う。2021年7月よりThe Chain Museumへ出向、REAL by ArtStickerの実務に携わった経験を経て、現在「Gallery & Restaurant 舞台裏」のギャラリーマネージャーを務める。


筒井さんのお仕事紹介

<ギャラリーマネージャーとは>

The Chain Museumには、アートとのより多様な関わり方を提案するために、自らが展示を企画しギャラリーを運営する「Gallery事業」があります。

この事業の一環として、2023年11月に「麻布台ヒルズ」オープンに伴い、施設内に「Gallery & Restaurant 舞台裏」というギャラリー兼レストランを開業。

ギャラリーマネージャーは、ギャラリストとして作家へのリスペクトを持ちながら、お客様への展示紹介や販売案内を行うギャラリーの「顔」としての役割はもちろん、継続的にArtStickerのファンになっていただけるようなお客様との関係づくりというミッションも担います。


筒井さんの入社から今に至るまでのターニングポイント

【出向時】(2021年7月)

「REAL by ArtSticker」プロジェクト第一弾にて、POPUPギャラリーの在廊メンバーとしてジョイン。

【3ヶ月後】

カスタマーサポートを兼任しながら「REAL by ArtSticker」プロジェクトの続編企画に携わる。展示準備、在廊から梱包・配送など、展示の始めから終わりまでの業務を一貫して経験。

【2年後】(2023年11月)

「Gallery & Restaurant 舞台裏」の立上げに参加、ギャラリーマネージャーに就任。


Q:参画した当時はどんな役割にチャレンジしましたか?

私のThe Chain Museumとの当初の繋がりは、正社員ではなく、株式会社Smilesからの出向メンバーとしてのジョインでした。

一番最初に関わったのは、会社として初の”リアル”を舞台とした単独主催ギャラリー「REAL by ArtSticker」プロジェクト第一弾。

Vol.1 遠藤文香「Kamuy Mosir」の展示の様子

※「REAL by ArtSticker」プロジェクト第一弾とは
「今だからこそ”リアル”と”デジタル”の双方を駆使して、作家やコレクターが自然と集まる、新たなアート文化を生み出す場所へ」のコンセプトのもと、商業施設「KITTE」4FのスペースをPOP UPギャラリーとして借り、10名の注目アーティストの作品を10日間ずつ出展するプロジェクト


小売販売とアーティストアシスタントの経験をかってもらい、展示初日から 在廊 兼 作品販売案内スタッフとして関わりました。

ホスピタリティーを心掛けた接客には自信があり、キャッチアップにそこまで時間はかかりませんでしたが、アート販売は小売とは異なる新たな学びが沢山ありました。

印象的だったのは「お客様へのアプローチの仕方」の違い。小売ではシンプルな魅力をその場で伝えることが多いですが、アートの場合は吟味して購入検討するお客様が多く、目の前で商品をお勧めする以外の準備やコミュニケーションがとにかく大事。

特に良い経験となったのは、コレクターの方とのコミュニケーション。自分よりも遥かにアート知識をお持ちの方に作品の魅力を伝えるのは緊張しましたが、出展アーティストから作品への想いを聴き、自らもその作品に共感ポイントを重ね合わせながらお勧めすると、多くのお客様が楽しそうな反応を見せてくださったんです。

ありがたくも「最初買うつもりはなかったけど、筒井さんの話を聞いてやっぱり買うことにしました」というお声もいただきました。

小売からの転身は私にとってチャレンジングでしたが、これを機にアートを売ることの自信が生まれたため、ギャラリーでの販売業務を最初から経験できて本当に良かったと感じています。


Q:参画して3ヶ月後から新たにチャレンジしたことは?

上記の展示が終了した後も、息つく間もなく続々と展示プロジェクトに関わりました。

中でも、同プロジェクト第二弾となる「REAL by ArtSticker DAIKANYAMA ART WEEK」は、第一弾と違い「チーム単位」の大型プロジェクトのため、チームから学ぶことも多くありました。

▲「REAL by ArtSticker DAIKANYAMA ART WEEK」展示の様子

※「REAL by ArtSticker DAIKANYAMA ART WEEK」とは
2021年11月30日(火)-12月5日(日)に、ArtStickerセレクションのアーティストによる新しいアートウィークとして、代官山のヒルサイドフォーラム他数カ所で開催されたThe Chain Museum主催のイベント


第二弾ではパフォーマンスやVR作品など平面作品以外の展示も多く、プロデューサーの竹谷安澄さん・佐藤達哉さんと一緒に仕事をする中で、アートの現場ならではのオペレーションやプロジェクトマネジメントの奥深さを肌で体験。

また、「MA2 Gallery」と「ArtSticker」の共同企画展として実施した石川直樹さんの展示は、在廊業務・作品販売業務の意義を改めて感じることの出来た経験でした。

▲石川直樹「DENALI IN THE MIDNIGHT SUN」展示の様子


この展示では私自身も作品に惚れ込んでいたので、仕事だということを忘れてしまうくらい没頭することが出来たんです。

The Chain Museumの企画は、展示形態や作品の売り方が幅広く、ストーリーを感じられる展示も非常に多いです。目の前の数字ももちろん大事ですが、「売らなきゃ」ではなく「作品の魅力を伝えたい」と思える仕事をさせてもらっているんだなということを感じられ、ますます自分の仕事が好きになった時期でした。

更に、この頃からは正社員として迎えていただき、カスタマーサポート業務も並行したことで、アーティストとの契約書やりとりや作品購入者への梱包発送手配なども対応し、展示の初めから終わりまでの業務を一貫して経験。

出向メンバーに対しても分け隔てなく広い裁量で仕事を任せてくれたり、頑張り次第で新たなチャンスを提供してくれるといった点で、The Chain Museumの人やカルチャーが好きになったのもこの時期でしたね。


Q:現在に至るまでの一番大きいチャレンジは?

3つ目のチャレンジとして何よりも思い出深いのは、「Gallery & Restaurant 舞台裏」のギャラリーマネジャーとして、オープンから走り抜けた数ヶ月の日々です。

▲立上げに関わった「Gallery & Restaurant 舞台裏」


まず、自社運営の常設ギャラリーで在廊業務における「責任者」の役割をもらうということ自体が初めての体験ばかりで刺激的でした。

ギャラリーマネジャーの仕事では、アルバイトの採用面談やシフト管理はもちろん、自分が現場に立っていない時でも作品販売状況や収支を気にかけたり、未然のトラブル防止に対処するなどといったマネジメント業務が求められます。

これまでの在廊・作品販売の一スタッフとしての経験を遥かに超えて、より俯瞰的に、かつ、自分ごとで事業に貢献する姿勢が身についた実感があります。

一方で、「チームワーク」の良さに助けられた場面も多かったです。例えば繁忙期の合間の在廊スタッフ同士の労いや、展示を終えた時の達成感などは、常設ギャラリーで責任が伴う仕事を経てこそ感じられる喜びだなと感じます。

事業責任者、キュレーター、PM、レストランチーム、在廊チームなど、数多くのメンバーが連携しながら成り立っている「Gallery & Restaurant 舞台裏」のギャラリーマネージャーの仕事を経て、チームで仕事をすることが心から好きになりました。


Q:この数年間を通した、The Chain Museumでの成長実感を言葉にすると?

様々なプロジェクトに主体的に関わったことで、自分の役割や裁量の幅を大きく広げることが出来たことですね。

どうしたらお客さんに喜んでいただけるか、そのために作品の魅力をどう捉え、どう伝えていくべきか。この答えをひたすら考え、試行錯誤したからこそ、今があると感じています。


Q:The Chain Museumの「ここが好き!」を教えてください

大好きなところは沢山ありますが、「人」が一番の魅力だと思います。

The Chain Museumは様々なライフステージやバックグラウンドを持つメンバーが集まっているので、お互いに歩み寄ったり、リスペクトし合うカルチャーがあります。

一方、スタートアップでもあるので、ミッションドリブンであり、手探りで新しい事業形態に常にチャレンジするフレッシュさを持ちあわせているのも魅力。

特に私が関わっている「Gallery & Restaurant 舞台裏」のチームでは、ミッションを実現するための「Value」(行動指針)の1つである「Be in the groove」を、全員が常に意識して仕事に励んでいるなという実感があります。


Q:最後に応募者へのメッセージをお願いします

The Chain Museum に将来的にお迎え出来たらいいなと思う方は、作家・作品・お客様、そして会社の”味方”になれる人。

この意識を持ちながら、「今The Chain Museumに必要なのはこれだ!」と課題感を持って常に動いていける人であれば、間違いなく活躍できる会社だと思います。

ご興味のある方はぜひご応募をお待ちしております!


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