The Chain Museumの募集・採用・求人情報 - Wantedly
The Chain Museumの新卒・中途・インターンの募集が14件あります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
https://www.wantedly.com/companies/t-c-m/projects
初めて株式会社が誕生してから約150年。日本での企業とアートの関わりは、大きく変化し続けてきました。個人による所蔵から、戦火を潜り抜け1980年代の好景気に支えられた大規模なコレクションの収集、”メセナ”と呼ばれる企業の芸術支援活動など、日本では多くの取組がなされてきた中で、バブル期以降には大きな価格変動もあり企業によるアートへの取組は下火となっていました。
一方、昨今、欧米を中心にアートを積極的にビジネスに取り込む動きが進み、組織の活性化を目的とした美術品の導入や、企業ブランディングを目的とした展示など、企業価値の向上のためにアートを導入する企業が増加しています。投資などもさらに活発になる中、企業とアートの関係は改めて見直され、アートの持つ価値は文化的にも経済的にも急速に再評価されています。
そうした状況下で、文化庁の調査によれば、「文化芸術活動を行っている企業」の約20%が「資産計上額で1億円以上の美術品」を保有している一方で、「美術品を保有している企業の10%程度」が「どう活用するか手段を知らない/わからない」と回答しているデータがあります。(※1)。日本企業の芸術に対する投資や支援が積極的に行われない理由として、過去に収蔵した作品の価値を企業が正しく理解することができず、価値ある活用方法が見出せていないため、さらなるアートへの投資への合意形成が困難になっているという可能性も考えられます。
※1文化経済戦略推進事業 「民間企業の美術品コレクションの形成と活用を通じた文化への 投資が継続的になされる仕組みの創出に向けた実証調査」最終報告書2020
そこでこの度、経済産業省とThe Chain Museumは企業がアートの価値を再発見する実証事業を協働で展開していきます。リサーチ・査定を経た企業のあまり知られていないアートコレクションにスポットを当てた展示、現代アーティストたちが企業からの支援を受けて制作した新作の発表など、企業にとってのアートの新しい価値を実証していきます。
企業に保管されている美術品の価値を正しく把握して価値を再発見することで、国内企業が現代のアートシーンに積極的に関わっていくことができるという仮説のもと、複数の協力企業が保管している数百点の作品群のリサーチと査定を行いました。リサーチした企業の倉庫から一部の作品を匿名で借り受けることで、「企業コレクションを覗いてみよう展」を実施します。さらに、そこで得られる収益の一部を今生きるアーティストに還元することを試みます。本展示では普段は鑑賞することのできない作品群の一部を展示します。
展示作品:安井 曽太郎、児島 善三郎、中川 一政など
この展示にあわせて、美術品を抱える一般企業からの査定依頼のご相談も募集します。リサーチ・査定・活用方法の検証のご提案など、ご相談内容に応じて対応いたします。
問合せ先などは最下部をご参照ください。
本実証事業では、キャリア8年未満の若手作家3名に対して、今回の寄付・売上等を通した作品制作・保管に関するサポートを実施し、「OKUROJI STUDIO EXHIBITION」を開催いたします。制作した作品はオフィスなど複数企業で展示を巡回し、販売の予定です。これにより、企業は作品をコレクションしない支援の形を実現、アーティストにとっては製作原価や保管コストから解放されて表現できる取組となっています。
「OKUROJI STUDIO EXHIBITION」展示アーティスト
大渕花波
2021年多摩美術大学大学院油画研究領域修了。絵の在り方、絵と額縁の関係性について考えながら、立体的につくった支持体に絵を描いて制作している。主な展示に2022年 個展「おばけのミラージュ」(Gallery Q)、2021年 個展「The Double Edge of(In)Visibility:諸刃の(不)可視性」(NEWoMan Yokohama Art wall)、など。
カワニシユウキ
筑波大学芸術専門学群卒業、2023年同大学院芸術学学位プログラム総合造形領域修了予定。「記憶の忘却に対してどう向き合うか」という問いを制作の原点とし、物質と記憶の関係に主眼を置き制作を行なっている。現在は自身にとって記憶と密接な関わりを持つ写真という媒体に注目し、写真を水で溶かすという手法を通じて記憶や感情といった内面世界へのアプローチを試みている。
平瀬ミキ
武蔵野美術大学美術学部彫刻学科卒業、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]メディア表現専攻修了。主な展示に「第14回恵比寿映像祭」(2022年)、「差異の目」(2019年)、「エマージェンシーズ! 036《Translucent Objects》」(2018年)など。デジタルデバイス上での情報を見る行為に素材の特性を組み合わせることで、情報の残存性や人の見ようとする力にアプローチする作品を制作する。
展示期間中には当事者である現代アーティストや有識者によるトークイベントも開催します。
①3月7日(火)19:00-20:00
テーマ:「アーティストトーク-企業の芸術支援について話してみる-」
ゲスト:大渕花波、カワニシユウキ、平瀬ミキ
モデレーター:塚田萌菜美
入場料:寄付制(入場無料)
会場:ArtStickerのInstagram(@artsticker_app)にて配信予定
https://www.instagram.com/artsticker_app/
②3月10日(金)18:00-19:00
テーマ:「企業がアートと向き合うこと-複雑で豊かな価値について-」
ゲスト:塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ、ディレクター)
モデレーター:遠山正道(株式会社 The Chain Museum 代表)
入場料:寄付制(入場無料)
会場:日比谷OKUROJI2階イベントスペース
予約:http://bit.ly/3YhO8ud
本実証事業として、収蔵庫に美術品を抱える一般の企業様の募集も開始いたします。募集企業様より、各収蔵内容や条件を判断させていただき、該当企業様にはリサーチ・査定から、活用方法の検討までサポートさせていただきます。
▼所有作品の査定・リサーチに関するお問い合わせはこちら
≫ toi@t-c-m.art
場所 :日比谷OKUROJI(東京都千代田区内幸町1丁目7-1)
日時 :3月7日(火)〜12日(日) 11:00〜19:00
入場料:寄付制(入場無料)
The Chain Museumは「気づきのトリガーを、芸術にも生活にも。」をミッションとして掲げ、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」の企画・運営、自らが運営する「アートギャラリー」とともに、アートを活用した企画・プロモーション、ブランディングから空間プロデュースまで、ご依頼内容に応じた「アートコーディネーション」を行っております。
▼プロジェクト実績一覧およびお問い合わせはこちら
≫ https://bit.ly/3I4xhVD
▼オフィス空間にもアートを導入しやすい、レンタルという選択肢のお問い合わせはこちら
≫ https://bit.ly/3xOL6T
社名 :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地:東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者:代表取締役社長 遠山 正道
▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト
≫ https://t-c-m.art/