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最高の体験を届けて、入社前からファンになってもらう。~Welcome Box制作秘話~

当社では2023年入社の新卒社員に向けて、入社への感謝と期待を形にしたWelcome Boxを入社式にて贈呈いたしました。
この初めての取り組みについて、そこに込められた想い制作背景などをプロジェクトのリーダーである2人にお聞きしました!

◆プロジェクトリーダーのお二人★
福尾翔さん(以下福尾):経営推進部 採用グループ マネージャー
赤嶺佳子さん(以下赤嶺):経営推進部 コーポレートクリエイティブチーム

聞き手は、経営推進部の山本と棚原です。

新入社員の期待を越える体験を。

山本:
そもそもWelcome Boxを作ろう!となった背景を教えてもらえますか?

福尾:
一言で言えば「新入社員のオンボーディング強化」ですね。オンボーディングの定義としては「早期からの活躍」と「人材の定着」との2軸があって、「早期からの活躍」で言うと、計3回の内定者研修を通して「会社理解」「事業理解」「人理解」の3つの軸を深める様々なワークを行っています。そうすることで、同期同士の連帯感や社員とのつながり、働くことへの解像度向上や期待感の醸成を狙いとしています。もう一つの「人材の定着」においては、人生で一度しかない新卒の入社式という新たな門出のタイミングでシナジーマーケティングを選んでくれた感謝を伝えたい。あとは社会人になったことに対するワクワク感を高めたいという考えがありました。
そこで、この想いを言葉だけではなく、形として見えるようにすることで、入社初日からシナジーマーケティングのファンになってもらおうという取り組みの一つとしてWelcome Boxを作ろうとなりました。
私たちは、事業として企業のファン作りの支援をさせてもらっていることもあり、その効果を最大化するための土台として、働いている社員が自社のファンであることが重要だと考えていることも今回の取り組みのひとつにつながりますね。

赤嶺:
でも、ただギフトを渡すだけだとオンボーディングの目的にはつながらないよねっていうのはあって、入社式全体の文脈が、記憶に残る体験になるように、アイテムを作ったり演出を設計しています。今回のためだけのオリジナルイベントロゴを制作し、入社式への招待状や入社証書、役員や関係者全員の名札や各種アイテムなど、そのすべてにロゴを入れ込むことで「Welcome」っていう一体感を出そうっていうのは結構話し合いました。

福尾:
そうそう。歓迎感というかその世界観をどうつくるのかっていうのがあって、その一つの手段としてWelcome Boxがあります。新入社員ってよく「期待と不安が入り混じった状態」っていうけど、その期待に応えられる会社でありたいし、不安な部分もどう減らしていくのかっていう所で、歓迎されていることを実感してもらうために、いかに演出するかが解決の第一歩になるんじゃないかなって。

山本:
新入社員を歓迎する。その世界観をつくるための手段の一つとしてWelcome Boxが誕生したわけですね。プロジェクトとしてはどういう風に進んでいったんですか?制作過程が聞きたいです。

赤嶺:
2023年の1月末ぐらいに人事から制作チームに依頼が来て、2月に設計、3月に演出やギフトアイテムの制作というようなスケジュール感でやりました。
制作にあたって、まず福尾さんと目線合わせをさせてもらいましたね。こういうノベルティをつくるのって、そもそもどういう課題があって、目的は何か?っていうのをマインドマップで整理しました。何を叶えたいのか?解決したいのか?という採用グループの熱意を整理し話し合った結果、その一つの解決策としてWelcome Boxがあり、その役割というか位置づけを明確に目線合わせしました。
そこから新入社員のエンゲージメントを向上させるにはどうしたらいいのかという一つの共通のテーマを持って、新入社員の悩みや課題をエンパシーマップに落とし込んで、我々ができることを定義しながら考えていきましたね。
入社前・入社式当日・入社後の3つの接触ポイントをジャーニーに、そこにあるコンテンツや体験価値はなにかなって想像して、前段でもお伝えしましたが、イベントロゴ入りの招待状、役員&スタッフの名札や入社証書で一体感を出したりとか、あとは入社後も顔と名前が一致するようにオンラインMTGで使えるバーチャル背景を作ったり、同時並行で色んなものをデザインしました。イベントロゴを作ったことでペーパー&デジタルアイテムに広げ、かつ一貫性を持たせていくことができたと思います。

福尾:
モノを決める前にブレストして色んな軸で考えたよね。
特に、リモートワークが中心になったことで、まだ社内の関係構築が浅い新入社員は、先輩たちとコミュニケーションを取ることに不安を感じているのではないかと想像しました。
そこで、コミュニケーションのきっかけとなるようなモノにすることでその不安を軽減したいという観点をもって話し合いましたね。

初の試み、一生に一度の入社式にかける想い

棚原:
なるほど、色んな議論の末、完成したのがWelcome Boxなんですね。特に苦労した部分やこだわった部分はありますか?

赤嶺:
わたし自身しばらくデザインやクリエイティブから離れていたのと、今まで当社でも初の試みだったので、ほんとにいいものができるのか?どうやっていいものに完成させるか?なんてことを常々思ってました。スケジュール感や費用感などはもちろん、仕上がりのイメージを具体的にするためのプロトタイプを繰り返し作ったり、細部に注意を払いながら試行錯誤しましたね。

福尾:
初めての取り組みの中で、一つ一つのモノに、なぜこれなのかという意味を持たせるのがおもしろくもあり難しくもありました。例えばタンブラー一つをとっても、使う側のシーンを想像して、シンプルなデザインにすることで、より普段から使ってもらえるように設計したりだとか、そのあたりは特にこだわりましたね。

山本:
確かに使う側のことを想像したデザインや実用性のあるモノになってますね!
そんなBoxにはお二人のどんな想いが詰まってるんでしょうか?

赤嶺:
Boxを開けた時のワクワク感。良いものを貰った感が出せるようにっていうのは凄く考えました。捨ててしまう箱だけどちゃんとラベルをつけたりとか、綺麗に見える梱包にしたり、受け取ったときの第一印象の良さというか、そこはすごく大事にしました。

福尾:
入社式という社会人第一歩の日に、ワクワクした体験があるっていうのが大事だなって思ってて、この会社で頑張っていこう。自分が迎え入れられてるな。みたいな想いを肌身で感じることに価値があると考えました。ここで感じた印象が大きいことにより、入社後の様々な困難にぶち当たった時に立ち返れる、そんな体験になればって考えてましたね。

赤嶺:
記憶に残してもらうのが大事だよね。
例えば、大学生の時の友達と入社式の話になったときに、友達から「いい会社だね」って言われたり、招待状を見てご両親とかに社会人としてのスタートを印象付けられたり、周りの人にも良い印象を持ってもらえたらなって、今回はそんなファンの輪を広げていけるような演出を散りばめてみました。

デザインの力で越えていく。届けていく。

棚原:
そこまで色んな想いが詰まってるとは・・素敵なBoxだと改めて思いました。
最後にWelcome Boxをつくってみてどうだったか?感想をお聞かせください。

赤嶺:
2ヶ月間かけて制作したので、まずはできた!渡せた!っていう達成感があります。新入社員のメンバーには喜んでもらえたと思うし、福尾さんはじめ採用グループの方、そして社内的にもいいなって思ってもらえた感触があるので、やってみてよかったです。今回の経験からの学びをより良いものにしていければって思います。

福尾:
僕は新入社員からも、社内からもいい反応が聞けたので満足しています。この体験が恒例化していくことで、一つの共通体験が新卒の間でできれば、ある意味文化形成にもなりますし、ブラッシュアップして継続的に取り組みたいです。
あとは、デザインの力の凄さに今回気づきましたね。伝えたいことや体験してほしいことを最大限に引き出すには、デザインは必要不可欠な要素だなって。これからも色々なことがあると思うけど、クリエイティブチームと協力して最高の体験を新卒のみならず色んな人に届けられたらって思います。

番外編:新入社員インタビュー

山本:
この度はご入社おめでとうございます!
Welcome Boxをもらって、ぶっちゃけどうでしたか?

東出:
リハーサルの際に、何かもらう流れがあるのは知っていて、ただモノなのか何なのかっていうのまでは想像もつかなかったので、こんな良いものもらっていいのか・・っていうのが率直な感想です。

中村:
入社証書など形式的なものだと思っていたので、Boxの中身を見てほんとにびっくりしました。豪華だ~~~!!!って。

山本:
制作側からするとまさに101点なリアクション!ありがとうございます。特に嬉しかったモノはありますか?

中村:
僕はイヤホンですね。良いものがないか丁度探してた所だったので、まさか入社式で手に入るとは!
新入社員の1人がイヤホンの値段を実際に調べたんですけど(笑)それでこんなに良いものなのかってびっくりしました。

東出:
私はタンブラーが気に入っています。仕事でも仕事以外でも、保冷も保温もできるので重宝しています。

棚原:
二人とも愛用してくれていて嬉しい限りです!これからノートやその他のグッズも沢山使ってくださいね。


※今回の取り組みについてはnoteでも発信しています!ぜひこちらもチェックしてください!

https://note.com/design101_sym/n/n58cff4d04e04

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