【私がシナマケに入社した理由】商品やサービスに込められた正しい想いを生活者にちゃんと届ける。その橋渡しをしたい。
中途入社の社員に転職理由や入社の決め手を聞き、シナジーマーケティングの魅力を伝えていく企画「私がシナマケに入社した理由」の第5回目。登場していただくのは、クラウド事業部の東雲(しののめ)さんです。
新卒でサッカークラブに入社した東雲さん。なぜ、マーケティングやCRMに興味を持つようになったのか。そして、シナジーマーケティングでどんな価値を提供していきたいと考えているのか。また、東雲さんの思考が進化・深化していく様子も、ぜひ、注目してご覧ください。
*聞き手:木戸口(経営推進部 ブランドマネジメントチーム)
▲東雲さん(2021年8月入社)
( クラウド事業部 第1アカウントソリューションG )※写真撮影時のみ、マスクを外しております。
情熱だけじゃ、想いは届かない
木戸口:
まずは定番の質問から。転職理由をお聞きしたいのですが、たしか新卒でサッカークラブにスタッフとして入社されたんですよね?
東雲さん(以下、東雲):
はい、そのとおりです。ちなみに、これ、鉄板ネタでして…実は、サッカーをプレーした経験がないという。さらに言えば、野球のほうが好きだったりします(笑)。
木戸口:
最初から飛ばしますね(笑)。では、なぜサッカークラブに入ろうと思ったんですか?
東雲:
仕事を通して、誰かにとって「これがあるから明日もがんばれる」と感じられるものを提供したいなと思っていまして。その上で、つながりが持てたり、喜怒哀楽など感情が掻き立てるものという軸で考えると、スポーツだなと。スタジアムで人と人とがつながってコミュニティが生まれるというのも素敵ですよね。サードプレイスみたいな場所があるっていいなって。
その中でもサッカーを選んだのは、試合以外にも地域でイベントをやっていたりすることから、広がりがあると感じたからなんです。たとえば、サッカーチームに興味を持ってくれた人に地元の食べ物屋さんを回るイベントに参加してもらったり、逆に、教育のイベントを通してサッカーチームを知ってもらったり。サッカーを通して地域に価値を提供できるっておもしろいなと思って。
木戸口:
なるほど。話を聞いていて、すごくやりがいを持って仕事に取り組んでいたのではと思ったのですが、なぜ転職を考えたのですか?
東雲:
知識もノウハウもない状態で飛び込んでみたものの、もっと自分の可能性を広げるには外の世界を見ないと、と思いまして。あともうひとつ、「仕組み化」したほうがいいんじゃないかと感じたことです。
サッカーチームのファンを増やしたり、もっと好きになってもらうにはどうしたらいいんだろう? と考えて、いろんなことをやってみたものの、なかなか上手くいかなくて。人やお金といったリソースも限られてるし、ファンづくりのノウハウもない。来場データや購買データを分析した上で施策を考える、といったこともできていない。集客にせよ、ブランディングにせよ、その場その場の取り組みになってしまっていたんです。
さらに、コロナ禍でデジタル化が急速に進むのを目の当たりにして、「このままだと競争に乗り遅れてしまうのでは」という危機感を覚えて。それって、もったいないじゃないですか。とても正しい想いを持って商品やサービスを作っているのに、知識やノウハウがないだけでそれが正しく届けられないんですから。その正しい想いをちゃんと橋渡しできるようになりたい、そのためにはもっと広い世界を見て力をつけなくちゃと思ったのが、転職の理由です。
目指す姿が、ぴったり重なった
木戸口:
集客などマーケティングをしている会社はたくさんありますが、なぜ、シナジーマーケティングに転職を決めたんですか?
東雲:
まずは、事業内容ですね。さきほどお話した転職理由とつながっているのですが、正しい想いを持った企業と生活者を結びつけたいと考えたときに、CRMはすごくマッチすると思いました。
そこからさらに「なぜシナジーマーケティングなのか」というところだと2つあって。ひとつは、ビジョン「人と企業が、惹かれ合う世の中へ。」とミッション「Create Synergy with FAN」に共感したこと。「惹かれ合う」、「with FAN」といった形で、一方通行ではなく双方向になってるじゃないですか。企業と生活者、両方の想いを大切にして向き合っていくというメッセージが素敵だなと思いました。また、コロナ禍でコミュニケーションを手探りでしている企業が多い中、ビジョン・ミッションをリニューアルして(※2021年1月にリニューアル)会社としてしっかり方向性を示すというスタンスにも力強さを感じました。
2点目は、田代さん(社長)が目指す世界観に惹かれたこと。これからは個の時代で、ひとり一人が持っている想いを定量的に可視化できるようになれば、本当にいいサービスを提供している会社のプロダクトがきちんと個人に届くし、良いコミュニケーションができるよね。というお話をされていて。
僕自身がスポーツという領域に関わる中で大切にしていた価値観と同じで、田代さんと想いがシンクロしている感じがしてすごく嬉しかったんです。それと何より、こういう話をしているときの田代さんの表情がとてもイキイキしていて、ここでなら熱量を持って楽しく働けそうだなと感じて。これがたぶん、一番大きな理由です。
※写真撮影時のみ、マスクを外しております。
僕たちが提供できる価値は、きっかけを増やすこと
木戸口:
次は、入社後の仕事についても聞かせてください。仕事を通して気づいたこと、課題を感じたことってありますか?
東雲:
業務としては、「Synergy!」を中心とした課題解決の提案をしています。たくさんのお客様がDXやCRMに関心を持たれているのを嬉しく感じる一方、言葉が独り歩きしてしまっているのも感じています。DXやCRMを「やりたい」、「やらなくちゃ」という部分が強くなりすぎてしまっていて、「なぜやらなくてはいけないのか」「それをやった先にどうなりたいのか」が置いてけぼりになってしまっている。それを上手く引き出してあげるのが、僕の役割だと思ってます。
木戸口:
表面的に見えているものだけにとらわれず、本当はなにをしたいのか、根っこの部分を見つけていくんですね。もうひとつ、仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?
東雲:
「CRMについてはよく知らないけれど、これをやりたい!」という想いを持っているお客様と関われるのが、一番おもしろいですね。
もちろん、どのお客様にも最大限の価値提供をしたいと考えて取り組んでいるのですが、CRMについてわからないことが多い=僕たちがサポートできる部分が多いということなので、頼っていただけるのが純粋に嬉しいんです。また、「やりたい!」という高い熱量を持っているお客様と一緒に、同じ目標を持って伴走できることにも、ワクワクします。
木戸口:
自分が介在する価値みたいなものも感じられますよね。
東雲:
そうですね。ちょうど今、やりとりしているお客様がこんな感じでして。
B to Cで30〜40代をメインターゲットにした事業をされているのですが、サービスを提供したらそれで終わりという状況で。購入後にコミュニケーションを取ったり、サービスの提案方法を工夫するといったことがうまくできておらず、社内でも「データを使って改善していきたい」という声が高まってきて、シナジーマーケティングに相談してくださったんです。
そこで最初に、「なりたい姿、最終どうなりたいかの目的の部分から一緒に考えませんか?」という提案をしました。「データを使う」というのは、あくまでも手段ですから。目的をきちんと明確にしておくことで、お客様が本当に成し遂げたい成果が出せるんじゃないかなと思っています。
少し話が逸れてしまうのですが、僕の考えるCRMで提供できる価値は、情報を整理して見えるようにするというだけじゃないんですよね。「Synergy!」というCRMシステムを使うことで、考えるきっかけや材料、視座、トライする機会を増やせる。つまり、「使う人の価値を最大化できる」ところが最大の価値なんじゃないかと。そして、その価値を発揮できるように伴走するのが営業、つまり、僕のミッションだと思うんです。
※写真撮影時のみ、マスクを外しております。
お客様にも、仲間にも、自分ならではの価値を提供し続けたい
木戸口:
「提供できる価値」というお話がありましたが、東雲さんご自身が仕事に取り組む上で大切にしている価値観はありますか?
東雲:
そうですね…。自分の変なプライドや固定観念に縛られずに、いろんなことを吸収したり、チャレンジするようにしてます。そこでひとつの基準としているのが、「101点の価値を提供できているかどうか」。シナジーマーケティングがバリューとして掲げている「101点のサービス」ですね。
たとえば、2021年4月入社の新卒メンバーと勉強会をすることがあって。これまでだと、執務室に戻るまでの間とか休憩時間に「あそこって、〇〇っていう意味?」「あ、それはね…」みたいな話ができていましたよね。でも、オンラインだとそういう時間がなくて、なんとなく聞いて「いい内容だったな」と感じるだけになってしまっている気がしていて。それはもったいないですよね。勉強会で得たものは、しっかりと実践したいじゃないですか。そこで「振り返り会」を提案したんです。
勉強会が終わったあと、改めてみんなで考えてみることで視点が増えるし、新卒のメンバーにとっては特に、成長の機会になるんじゃないかなと。組織全体にとって、いかにいい影響を与えられるかみたいなところを考えている感じです。
木戸口:
すごい行動力…!
東雲:
いやいや、まだまだですよ。もう一つ、今年特に意識しているところなのですが、「やり方」と「在り方」の両方を考えて行動しないとなと思っていて。
マーケティングの知識やノウハウを蓄積して、お客様に提供していくのが「やり方」。提供する上で自分はどうありたいのか、何を目的にやっているのかというのが「在り方」。この2つを考え続け、ブラッシュアップさせていくことで、より高い専門性を身につけ、提供できる価値を増やしていけるのではないかと思ってます。そして、その価値をさらに高めて還元したい、というのが僕の今の目標です。
木戸口:
どの仕事でも「在り方」を考えることは大事ですね。日々の業務に追われていたり、数字の目標だけを見ていると、どうしても見失いがちになってしまうものですから。
今日はありがとうございました! 1年後、いや、半年後の東雲さんがどのようになっているのか、とても楽しみです! ぜひまた、インタビューさせてくださいね。
東雲:
こちらこそありがとうございました。自分自身のことを振り返るいい機会になり、とても感謝しています。また機会があれば、よろしくお願いします!
※写真撮影時のみ、マスクを外しております。
(取材/編集:経営推進部 ブランドマネジメントチーム)