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【対談インタビュー:開発部門】「技術だけのエンジニアになるな、でも技術のないエンジニアにもなるな。」経験を積んだエンジニアも輝き続けられる場所を目指すスタイル・エッジの開発チーム

スタイル・エッジでは、士業・医業等のプロフェッショナルの総合支援を行なっています。業界が持つ課題と向き合いながら、スタイル・エッジとしても成長の過程をたどっています。

今回は、開発部門をまとめる長田さん、岩村さんにインタビュー。おふたりは現在、スタイル・エッジの開発部門をさらに飛躍させるべく業務・メンバーと向き合っています。長年エンジニアとしてさまざまな環境を見てきた彼らが語る、スタイル・エッジの面白さ、課題、そして見据える未来とはーー。


長田さん / 取締役 CIO

複数の会社でPMを務めた後、2015年にスタイル・エッジに入社。2018年からは事業責任者として、士業向け顧客管理システムの構築・運用、各クライアントへのIT支援全般を推進。

岩村さん / システム事業部 プロダクトチームマネージャー

エンジニアとしての経験を積み、2020年2月にスタイル・エッジに入社。エンジニアからテックリードを経て、現在はプロダクトチームのマネジメントを行なう。

大切なのは「現場の声を聞きながら、課題の本質を見抜くこと」

ーーまずはおふたりの自己紹介をお願いいたします。

長田さん(以下、長田):スタイル・エッジでCIOをしている長田です。私はITとは無縁の業界からキャリアをスタートさせました。IT業界に転職してからはプロジェクトマネージャーとしてさまざまな会社を渡り歩いてきました。岩村のように常駐型のエンジニアをしていたときもあったり、プロダクトを売る会社でシステム営業のようなことをしていたこともあったり。

いろんなことをしてきましたが、スタイル・エッジに入社してからは新鮮なことばかりです。今までと違い、エンジニア以外の人とのコミュニケーションが多い環境なので、コミュニケーションの取り方も、見ている角度も今までにはない感覚なんです。ITと現場をつなげていく仕事の楽しさを感じている日々ですね。

岩村さん(以下、岩村):システム事業部プロダクトチームでマネージャーをしている岩村です。前職でもエンジニアをしていて、以前の会社では顧客との折衝、要件定義、設計など上流工程から携わっていました。また、マネジメント、社内向けのプログラミング講師など、一つの業務に特化するというよりさまざまな業務をやってきた経歴があります。また、前職では常駐型のエンジニアとしても従事していたので、複数の会社での内情を見てきました。

スタイル・エッジには2020年にエンジニアとして入社し、1年目の途中からセクションリーダーかつプロジェクトマネージャーに、その後はテックリードになり、現在はエンジニアチームのマネジメントや組織の制度設計を中心に行なっています。

ーーそんなエンジニアのキャリア経験が豊富なおふたりは「士業業界の課題」を感じることはありますか?

長田:士業業界はIT化・デジタル化が遅れています。新しいテクノロジーを入れることに慣れていないことが多いので、自ずとコンサルティングのハードルも高くなります。

また、業界特有のさまざまな法令や規則があるので、他業界ではできることも士業の世界ではNGだったりもするんです。例えば、今では当たり前の弁護士事務所の広告も元々は出せなかったり。2000年代になってやっと、広告を出せるようになったんです。このように、変えたくても変えられない部分が多くて。ここが士業業界の難しいところだと感じます。

ーーそのような壁があったとは。そこを解決するために、どのようなアプローチをしているのでしょう?

長田:現場の士業事務所の方々の意見を聞きながらシステムを作るスタンスを大事にしています。いただいた要望に対しても「なぜそれがしたいのか」「それによって何が変わるのか」という本質的な部分までを突き詰めて向き合うようにしています。

もちろん、要望のままに開発することもできます。でも、私たちの目的はそこではないんです。弁護士がシステムを使うことで、その先にいるひとりでも多くの人を救うことに役立ててほしい。本質的な課題を汲み取って、それらが解消されるような提案をシステムに盛り込んでアプローチすることが大切だと思っています。

岩村:進んでいない部分が多い業界とはいえ、情報感度の高い弁護士やユーザーもいます。なかには、AIやChatGPTなどの最新のサービスを踏まえて要望を出してくださる方もいて。我々が情報や時代の流れを把握できていなければ意味がないので、常にスキルの底上げを意識すること、世の中へのアンテナを張ることも大切ですね。

ーーでは、スタイル・エッジのなかではどういった形で新しいプロダクトが立ち上がっていくのでしょうか?

長田:新しいサービスを形にしていくときは、社長からダイレクトに話がおりることも多々あります。そこがスピードが速い理由の一つでもあるかもしれません。降りてきた新しいアイディアを、私たちの手でさらに具体的に、そして大きくしていくイメージです。今まではBtoBのプロダクトとして、クライアントの事業に対して全方位でサポートできるシステムを作ることが多かったです。

しかし、これから先は作るものもどんどん変わっていきます。今後はクライアントの先にいるユーザーに対してのアプローチにも力を入れていこうと、「BtoBtoC」を意識したプロダクト開発をしていきたいという話をしているんです。クライアントの売り上げ・事業を支え、結果的に世の中の課題解決につなげていくスタンスは変わらないまでも、私たちが打つアプローチとしてはBtoC寄りの意識を持った製品を増やしていきたいと考えています。

それにともない、業務システムだけではなく一般のユーザーに触れるようなスマホアプリなどを扱うスキルセットも必要なので、そのような仲間も今後増えればうれしいですね。

0→1と向き合うことの大変さ。答えがないからこそ、自分たちの手で試行錯誤できる面白さ

ーー現在の開発組織はどのような構成になっているのでしょうか?

岩村:プロダクト開発、コーポレートIT、クリエイティブ制作の3つの組織に分かれていて、3部門合わせて60名ほどの組織です。システム開発は、債務整理のシステム、交通事故のシステムがメインで、10件弱のプロダクトを並行して開発しています。プロダクトごとに4〜8名くらいのチームを組み、開発に取り組んでいます。

長田:業務に関しても制約がないので、やりたいことに取り組みやすい環境なんじゃないかなと思います。

岩村:そうですね。例えばエンジニアをしていたとして、プロジェクトマネージャーをやりたいと言えばすぐに任せてもらえたり。また、社内留学制度というものがあり、例えばデザインに興味が湧いてきたのであれば半年間デザインチームに留学させてくださいと新しい経験ができる環境もあったり。新しいツールも、申請・審査が通れば使わせてもらえます。

私自身、さまざまな会社を見てきたからこそ感じるのですが、エンジニアとして働くにはとても恵まれた環境だと感じますね。

一方で、組織としての課題もあります。事業を引っ張っていける人が足りていないと感じています。先ほど伝えたように、既存サービスも成長中かつ新規サービスもどんどん立ち上がっていく中で、人・プロダクト・プロジェクトをリードする人材がまだまだ足りてないなと感じています。

ーーなるほど、事業を引っ張っていける方ですね。引っ張る側のお二方は普段、部下のみなさんとどのようにコミュニケーションを取られているのでしょう?

長田:私は社内を歩きながらメンバーと会話をすることが多いですね。「最近どう?元気?」みたいなことから始まり「今こんなところが大変です」など、日常的にやり取りをしています。リーダークラスの人とは毎週集まる機会があるので、組織課題などについて定期的に話し合っています。遅くまで話し込むこともありますね。

岩村:私はマネジメントしているメンバーとは毎月1on1を行なっています。話す内容は人によってさまざまで、上の考えを知りたい人もいれば、自身の相談をしたい人、プライベートの話をする人もいます。

最近だと「打ち出している施策について具体的な目的を知りたい」と聞いてくれたメンバーもいます。普段伝えきれないような深い話を丁寧にできる時間でもあるので、毎回緊張感を持ちながら臨んでいますね。「1on1をするだけで元気が出る」と言ってくれるメンバーもいるので、大切にしている時間です。

ーーおふたりの目線から見る、業務の大変なことややりがいは何でしょう?

岩村:今はマネジメントをする側の人が少なく、ひとり当たりのマネジメント数が多い状況なんです。私は現在20人を見ていて、加えてマネジメントの業務範囲は年々増えています。動いているプロジェクトや事業を見ることはもちろん、将来の計画を考えることも必要になります。ここは大変やりがいのあるところなので、他のメンバーも積極的にかかわっていけるようにしていきたいと思います。

長田:答えがないものと向き合うのには大変さを感じますし、反対にいえば自分たちで好きにやれる、色々試せることには面白さも感じますね。大変さと楽しさは紙一重で、大変なことの中に楽しさを見出せているからこそ向き合えているのだと思います。

岩村:他社の事例などを調べて、自社で取り入れられないかと試す作業をこの1年ほどは繰り返してきましたね。答えを見つけるのは難しいです。ただ、少しでも何かがハマればそれが正解だと思うんです。マネジメントする立場としてメンバーにできることを常に探しています。マネジメントの楽しさは、何よりもメンバーの目が輝く瞬間なので。

メンバーの成長と会社の成長が同時に実現する、強い組織を目指して

ーーチームをまとめるおふたりが考える、スタイル・エッジの理想の未来像を教えてください。

長田:テック組織を強化していくことが直近で目指している未来像です。プロダクト開発を推進できるテック人材がいて、その戦略を遂行できる中堅、その背中を見て育つ若手、と各層にバランスよく人がいて組織を強くしていけるのが理想ですね。

岩村:スタイル・エッジには、活躍できるフィールドやできることはたくさんあります。だからこそ、そこに対してメンバーがもっと当たり前にチャレンジできる環境を作っていきたいです。会社としてできることをやるなかで、自分も同じ速度で成長していく。自分が成長すると、会社でできることもさらに増える。その両輪がうまく回る組織になっていくとよいですね。そうして、「この会社なら自分のやりたいことを実現できる」と思ってもらえる組織にしていくことが理想です。

長田:せっかくエンジニアとして仕事をするなら、楽しんでほしいんですよね。人生の大事な時間を使って働いているのですから、「目の前の仕事を楽しむ」ことを当たり前にできる組織になっていくといいなと思います。

ーーでは最後に。スタイル・エッジには、ずばりどのような人が合っていそうでしょうか?

長田:スタイル・エッジは「やってみなはれ」風土が強くて、入社初日からいろんなことを任せられるほど自由度が高く・裁量権が大きい会社なんです。なので、そこを楽しめる人が合っていると思います。やってみてダメだったら軌道修正してまたやればいいじゃん!と考えられる人だと合っていると思いますし、一緒に働きたいなと思います。

エンジニアとしての成長は人としての成長にもつながると考えています。組織を引っ張る立場の人という意味でも、エンジニアの仕事をしっかり楽しんでいる人に上に立ってもらいたいなと思います。

岩村:長田さんは「技術だけのエンジニアになるな、でも技術のないエンジニアにもなるな」とよく言っていますよね。私はその話がとても好きで。まさにそのとおりだと思います。エンジニアとしてのスキルはもちろん、人としてメンバーやクライアントの奥深くと向き合うことに妥協がない人が、スタイル・エッジで頼れる存在になっていくと思います。

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