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Apotool&BoxとMoney Forwardの連携は衝撃でした。

前回に引き続き吉野敏明先生のインタビューをお届します。今年5月に発表されたMoney Forwardとの連携、今後の歯科業界の展望などを伺いました。



医療法人社団誠敬会

誠敬会クリニック内科・歯科

会長 吉野敏明
<主な経歴>

1967年生まれ。93 年岡山大学歯学部卒業後、様々な歯科の資格・賞を最年少最速最短で取得する一方、
新しい検査法や治療法を開発。歯周病など歯科と医科を連携する必要の強い治療での実績を基に、
経営者としても内科・精神科・形成外科などを歯科と融合包括し、全く新しい 経営のスタイルを提案・
実行。現在、医療法人社団誠敬会 誠敬会クリニック内科・歯科 理事長、医療法人社団十字会(精神科)
松見病院 理事長、衆議院議員 堀井学 神奈川後援会 会 長、国際包括医療研究会(I3M)理事長などを
務め、歯学博士、歯周病専門医・指導医として、後進の育成にも務めている。

ーどこでApotool&Boxをお知りになりましたでしょうか?
3年前、知人から社長の西島さんを直接紹介してもらいました。Apotool&Boxを利用する前にもいくつかの予約システムを試していましたので、興味がありました。ただ、どのシステムも古くって、「本当にやる気あんのかな?」って不満だらけでした。でも、受付だけが使うシステムだからと妥協していたのですね。そこで、Apotool&Boxの提案をお聞きして、直感的に「面白い」と思いました。


ーサービスをリリースした頃で、今に比べるとシステムもまだまだの状態でした。にもかかわらずApotool&Boxを導入いただいたのは何が決めてでしたでしょうか。

これまで様々な法則や、治療法を何十以上開発してきて学んでいるのは、どんな新しいことでも、最初はトライ&エラーから始まるからです。3年間、様々な要望を出して来ました。数多くの回収にも応えていただきました。もちろん、我々の運用をシステムに合わせる事も模索しました。これらの相互努力によって、最初にお話したように、たくさんの課題が解決できました。ストランザのこだわりには、今でもこれからも期待しています。


ー今年の5月にMoney Forwardとの業務提携が発表されましたが、、、このトピックは衝撃的でした。本当に大きな音をたてて時代が変わる気がしました。歯科業界、慎重な人たちの集まりです。まだまだ浸透するには時間がかかるかもしれませんが、大きな扉を開いたことには間違いありません。今まさに、多くの歯科医師が少しづつ、会計の重要性や会計事務所の存在に目を向ける時代が、すぐそこまでやってきています。私が主催する吉野塾でも、会計・税務には多くの時間を割いて、こまやかに説明を行っています。歯科医院と会計ソフトを関連付けた今回のソリューション、は本当に素晴らしいと思います。Apotool&BoxとMoney Forwardが連携したことでより歯科医の会計情報のクラウド化が進んでいくと思います。そして、今は歯科医業界と会計業界の両方において、時代の転換点ではないかと感じています。インプラントもそうでしたが、以前は「入れ歯を装着しなくてもいい」ということが利点でした。市場に浸透する前は「インプラント治療ができる歯科医院」が少なかったので、それだけで価値がありましたが、市場が成熟した今では「質が良い?人気がある?」とより質を求められるようになります。しかしながら片方では皮肉なことに、質を求める声に対抗して「どこが安い?」と価格の安さを求める声も出てきています。
値段で決める業界は、成熟しきっている業界です。歯科業界の会計分野においても「どこの税理士なら安いか?」という話が出るので飽和している状態です。今は、まさにインプラント治療と同様に高い質を提供するということに注力するべきではないでしょうか?
ーこれからも、クラウドを活用している企業と様々な取り組み行っていきます。

クラウドという領域にとてもポテンシャルを感じています。まだ、クラウドの領域は完成形が見えていません。だからこそ面白いと思いますし、個人的にはワクワクドキドキして楽しい方向に向かって行くように感じています。新しいツールに対しての不安は、一昔前の「クレジットカードは怖いから嫌だ」という話と似ていますね。今ではみんな当たり前にクレジットカードを使っていますよね。今は時代は変わる転換点です。Apotool&Box、Money Forwardは先駆者、ドン・キホーテです。ドン・キホーテじゃないと面白くありません。
先駆者で患者様視点、ユーザー視点で一緒に進んでいけるパートナーと組みたいと思います。
今後、進化していく中で、患者様が帰る時にクラウド上でお金がチャリーンと引き落とされるようになればいいですよね。そうすればお客様の待ち時間もさらに減りますし、我々の工数も削減されるので、より多くの患者様と接する時間を確保することができます。
また、そういった仕組みをつくり、売れるようにできたら面白いですよね。
歯科業界は職人気質に人たちが多いので、新しいものを取り入れるのに時間がかかりますが、一旦良いものと分かれば一気にみんなが使うようになると思います。臨床家と経営者の2つの顔を持ち合わせる歯科医師を一人でも増やすために吉野塾では、目からウロコの学術とわかりやすい歯科医院の経営論を説いています。そのためにも、まだまだ、Apotool&Boxには進化してもらわないと困りますね。


ーありがとうございます。本日は貴重なお話をありがとうございました。吉野先生のご助言いただいたおかげでここまで歯科医院のことがよくわかっているシステムだと言っていただけるようになりました。まだまだご利用いただいている先生のご意見を元にApotool&Boxをさらに進化していければと考えていますのでどうぞよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました。

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