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大手企業からスタートアップへ。 今の自分に1ミリの後悔もない –プロダクトマネージャー・真嶋 博巳

今回ご紹介するのは、キーワードを設定するだけで、AIが最適なWEBニュースを配信するサービス『Anews』のプロダクトマネージャー・真嶋 博巳。

「転職を決断しストックマークで働くことを選んだ自分に1ミリの後悔もない」と言い切った彼の姿は清々しいものでした。

キャリアにおいて転機になったできごとや、ストックマークでセールスとして働く醍醐味などを聞きました。


真嶋 博巳(まじま ひろみ):早稲田大学卒業後、新日鉄住金ソリューションズに入社。官公庁向けにITインフラの提案営業を行うなど、数十億円規模の案件を担当する。2017年よりストックマークにジョイン。『Anews』のセールスを経験したのち、プロダクトマネージャーに就任。現在は『Anews』に搭載する新機能の策定等に携わっている。

同年代の創業者2人から刺激を受けたのが、転職のきっかけだった


ーー前職の新日鉄住金ソリューションズではどのようなお仕事をしていたのですか?

官公庁向けのセールス担当として、ITインフラの総合的な提案をしていました。

皆さんの会社でも、当たり前のようにWi-Fiが飛んでいて業務でパソコンが使われていると思いますが、そういったITまわりの仕組みを整備する仕事です。

案件ひとつあたりで扱う金額の規模が大きく、システムを導入してからそのシステムを使い続ける期間が長いので、プレッシャーを感じつつもやりがいのある仕事でした。

ーー転職しようと思ったきっかけや、ストックマークへ入社した経緯を教えてください

転職を考えたのは、自分が同じ仕事を7年間担当している一方で、外の世界がすごい勢いで変化していくのが横目で見えていたからです。

例えば官公庁向けのシステムでは絶対に不具合が起きないように、トラブルが起きないことが実証されているモデル(最新版から数えて2つ前くらいのモデル)を導入するんです。でもそれがどうにも物足りなくなってきてしまって。「トレンドや最新技術をキャッチアップして仕事に活かせたらな......」という思いが芽生え始めました。

いろんな会社が新しい価値をつくるためにしのぎを削っている。自分もそちら側に行きたいと思ったんです。

そんな思いを抱えている時に、前職の同期でありストックマークCTOの有馬 幸介から連絡がありました。「ストックマークに入らないか?」と......!

誘われた直後に、顧客との商談に同席。CEOの林と有馬が後に『Anews』となるプロダクトの提案を行ったのですが、その提案内容やスピード感に圧倒され、目が醒める思いがしました。 彼らは僕と同年代にも関わらず、最先端の技術を活用して新しい価値をつくろうとしていると。商談は大成功。その顧客は後に『Anews』のファーストユーザーになり、現在もお付き合いがあります。『Anews』というプロダクトに共感したことはもちろんですが、彼らのダイナミックさに惹かれたと同時に、ストックマークならば新しい価値を生み出していけると確信し、転職を決意しました。

リスクを承知で成長の機会を掴みに。その勇気が日常を一変させた

ーー大手企業からスタートアップに転職するにあたり、周囲からはどういった反応がありましたか?

転職を打ち明けた当初は家族から反対されました。私が入社した当時は、創業者2人とエンジニアが1人の3人体制でまだ会社の体を成してなかったですから、不安になる気持ちもまあわかります(笑)。

それでも決意は揺るぎませんでした。もしかしたら収入は今より下がるかもしれないし、事業が思ったように成長するかはわからない。でも新しい学びの機会がなく、ただ時間が過ぎていく方が「絶対にヤバイ」っていう確信があったんです。

スタートアップというと、自分の持っている知識を組織に流し込むアウトプットの場だと思われがちです。確かにその側面もありますが、新しいカルチャーや働き方に触れられる点ではインプットの場であるともいえます。

大変なこともありますが、すべて必要不可欠な経験だと思っていますし毎日が刺激的で楽しいです。

だから僕は転職を決断し、ストックマークを選んだことに対して、1ミリも後悔していません。

ーーストックマークでの仕事内容を教えてください!

去年の秋までは『Anews』のセールスを担当していました。現在はプロダクトマネージャーとして『Anews』チームの統括をしています。マーケティングからプロダクトに取り入れる新機能の決定まで幅広く携わっています。

僕がセールスを担当した案件で特に印象に残っているのは、積極的に店舗のオペレーション自動化に取り組んでいた、ある大手外食チェーンのお客さまです。これまで、海外企業から協業先を探す必要がある時は、すべて手作業で英語や中国語を入力していたとのことでした。これはかなり労力のかかる作業ですよね。

しかし『Anews』を利用し始めてからは、海外スタートアップの情報を従来とは比べられないほど効率よく集められるようになったと、とても喜ばれました。『Anews』を使って見つけたスタートアップに、早速アポイントを取ったところ、商談に繋がったそうです。

ーー海外メディアにも対応しているのですね!『Anews』の魅力はなんですか?

はい。『Anews』は、キーワードを設定するだけで国内外、約3万のメディアから最適なWEBニュースを配信するサービスです。AIがユーザーの利用行動を学習するので、使えば使うほどノイズが排除された、関連度の高い記事だけが配信されるようになっていきます。

『Anews』の最大の特長はパーソナライズ。業界や職種によって、それぞれが読むべき記事や重要な情報は異なります。例えば、営業とエンジニアでは知りたい情報が全然違いますよね。しかし今まで、業種や職種に最適化された情報を配信するビジネス向けのサービスはなかったので、それを実現した『Anews』は画期的だと思っています。

「これまでになかったもの」の可能性を伝えられるのがストックマークで働く醍醐味

ーーストックマークでセールスとして働く面白さはどこにあるのでしょうか

なんといっても醍醐味は、完成したプロダクトをただ売りにいくのではなく、セールス自身がプロダクトづくりに参画できるところです。『Anews』のようなSaaSの提供では、お客さまの声を開発に活かしていきます。

つまり、お客さまと接点を持っているセールスが、些細な指摘も含めて拾いあげていく必要があるのです。開発現場では、お客さまの課題やニーズを把握したセールスが発する「こういうプロダクトであれば売れる」という意見が大事にされます。こうして自然と「売る」こと以外の職能が身につきます。

ストックマークには、つくりたいものや価値を思い描き、顧客ニーズをしっかりと分析すれば、新しいプロダクトづくりにチャレンジできる環境があります。まだ20人程度しかいない会社なのに3つも主力のプロダクトがあるくらいですから。多くのビジネスパーソンを幸せにするものであれば、喜んでやらせてくれる会社です!

もうひとつは、AIを扱っている点です。AIについて詳しく知らない人がまだまだ多い中で、どのように説明すればAIの可能性が伝わるかを常に考えています。

『Anews』は情報収集の効率化に貢献するサービスではありますが、「これまでになかったもの」だからこそ提案するのがなかなか難しくて。なにかの改良を提案する場合、その価値を疑う人っていないんですよ。

でも『Anews』の場合は、今まで存在していなかったものに対して価値を感じてもらわないといけない。価値を伝えられるようにプレゼンをするのはめちゃくちゃ大変ですが、試行錯誤しながら取り組むのは面白いですね。

ーー最後に、真嶋さんご自身の夢を教えてください

まだ具体的ではないのですが、「ビジネスをゲームにしたい」んです。大半の人が生きるための手段として仕事を捉えていると思うのですが、ビジネスの場でもゲームをしているかのように、集中して時間を忘れる感覚を味わえるようにしたいですね。これが実現できたら、ものすごく人生の幸福度が上がる気がしませんか?

ーーありがとうございました!

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