スペースマーケットのプロダクトマネジメント部とは
初めまして、スペースマーケット プロダクトマネジメント部所属の小泉 当です。
私は今年の6月に入社したばかりで、スペースマーケットというプロダクトをよりよくしていくために日々勉強と実践を繰り返しています。
私が所属するプロダクトマネジメント部(以下、PM部)は入社時の印象は、圧倒的に「難しいことをしている人達」でした。
分析ツールLookerの導入〜分析、スペースシェアプラットフォームという事例の少ないプロダクトの改善、他部署を巻き込んだ大型プロジェクト、これらを並行して進めてながら、目の前の業務だけに追われることなく至極本質的な会話が飛び交い、「む、難しいことしてる・・・」と圧倒されました。
入社して3ヶ月が経った今、彼らはただ難しいことをしてる人ではなく、「難しいことができる人達」であることを改めて感じています。頭の中で思い描いたことを机上の空論で終わらせずに、実現するためのプロセスを考え、実現できる人達、というのが今の印象です。
どんなに難しいことであっても、「それでプロダクトがよくなるならやってみよう」という精神があり、スペースマーケットのコアバリューでもある「CHALLENGE」をまさに体現してるチームだと思います。
アイデアを具現化するため…合宿開催!
そんなPM部のメンバーはアイデアの引き出しがとても多く、議論をすると様々な意見が飛び交います。
現状の仕様やサービスを前提に考えるのではなく、スペースマーケットが目指しているものは何かを前提に「本来こうあるべきなのでは」「ユーザーが求めてるものは何か」といった本質を元にしたアイデアが出せる環境であると感じます。
しかし、普段は目の前の業務が詰まっておりまとまった時間が取れず、またコロナ禍によるリモートワーク中心ということもあり、このアイデアを自由に話せる環境をうまく活用できていないシーンが多々あります。
そこで丸一日、チームビルディングも含め、リモートでPM部合宿(という名のフルディスカッション大会)を開き、全員が一日フルでアイデアを発散する場を設けることになりました。
大テーマは、以下の2つ。
- 7、8月で新メンバーが2名入り4名チームとなったので、改めてお互いを深く知ろうという思いの元、チームビルディルング。
- 普段の業務からは一度離れ、プロダクトを伸ばすために本当に必要なことを改めて考える、プロダクト戦略。
16 Personalities で互いのことを再確認
まず最初にアイスブレイクも兼ねて、16 Personalitiesという、性格診断ツールを実施し各自発表しました。
普段も毎朝、チェックインという意図的な雑談を実施してますが、雑談を少し超えて、お互いのことをより深く知ろうという想いで実施しました。
診断結果を元に、「確かに〇〇さんはこうだね」「意外とこういう一面もありますね」といった会話をしながら、お互いの性格・特徴を改めて知る時間になりました。
結果としては、チーム全体の共通点というより、個性が強めなチームであることが分かりました。
仲介者1名、建築家2名、広報運動家1名、それぞれの役割やキャラクターが活きるバランスの良いチームだなと感じました。
ちなみに自分の診断結果は建築家タイプだったのですが、「ここ数年で丸くなってきたが、本当は意外と尖ってます」という謎の主張を残し、メンバーに素の自分を顕に出来たかと思います(笑)
アイデアの宝庫、プロダクト戦略を考えよう
チームビルディルングが終わると、本題であるプロダクト戦略について考える時間です。
事業の屋台骨であるプロダクト開発をよりパワフルにするために、チーム全員で議論しました。
ここでいうプロダクト戦略とは、事業戦略に対して、プロダクトでどのように競合と違いを作るか/どのように選んでもらうか、を言語化し落とし込んだものとして、定義しました。
今回の合宿では、下記の各パートごとにメンバーそれぞれが考えたもの、思っていることを発表し合い、最終的にプロダクト戦略について意見や考えをまとめて、今後の戦略として活かすことにしました。
- 競争優位性
- 現在のマーケットでのポジション
- 競争優位性を実現するための構成要素
まず、プロダクト戦略における競争優位性=プロダクトを選んでもらう理由は何かを考え、「スペースマーケットは〜なサービス、だから多くの人に使ってもらえる」を定義づけました。
その後、市場における現在のスペースマーケットのポジションを確認し、それを前提に競争優位性を実現するために必要な構成要素を考えました。
ここを考える際に、私の場合は、競争優位性をゴールとした時にそこに到達するまでに必要な要素=状態や施策を芋づる式に考えて図式化しました。
実際作業に入ってみると、頭の中で思っていたことがだんだん明確になり、発表後のメンバーのフォローでさらにブラッシュアップされる、ワクワク楽しい時間でした。
このPM部合宿では、今のプロダクトの状況や現状やらなきゃいけないこと等は一旦置いておき、「プロダクトの本質は何か」を考える場であることを念頭に置いてスタートしました。
私を含めメンバー2人が入社して2〜3ヶ月であるにもかかわらず、このような場を設けてプロダクト戦略やプロダクトの本質を考えることは中々できない経験だと思います。
さらに考えるだけでは終わらず、PM部合宿後も、実際にプロダクト戦略を実現するためのロードマップやアクション等のアウトプットを続けており、冒頭に述べたスペースマーケットのコアバリュー「CHALLENGE」をまさに感じています。
感想
まず、このように発散する場があるということに感謝してます。
最初はあまり自信がなかったのですが、メンバーの皆さんの的確なフォローもあり、思っていたことを形にできました。
PM部のメンバーのアウトプット力は本当に高く、短時間で非常に端的な説明をしてくれます。
冒頭の「実現するためのプロセスを考えることができる」のはPM部の皆さんのこの言語化能力の高さから来ているのではないかな、と思います。
自分も皆さんを見習い、言語化能力をもっと伸ばしていきたいと思いました。
そして、今後もプロダクトの本質は何かを常に頭に置いて、サービスをよりよくしていきたいと感じた、そんな一日でした。