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長時間労働が当たり前?SaaSスタートアップの勤怠データ公開し真実を探る

「残業が多く長時間労働」「朝早く夜遅い」「有給とは幻の存在」

スタートアップでの働き方や勤怠に対する世間のイメージを聞くとこのようなワードが出てきます。
私の場合スタートアップで働いていると人に伝えると心配されるのはこのためで、一般的に年中無休で働かされているイメージが強いようです。笑

では実際はどうなのか、実態を暴きましょう!
ということで今回は「勤怠」を切り口にして、VR領域のSaaSスタートアップのスペースリーに所属する社員の働き方を人事の養安(@ayoan_0121)が調査しました。

なんと、スペースリーで働く社員の実際の勤怠データ公開して紹介します!
(2020年9~11月の3か月間の集計)

※この記事は2020年12月に作成されたものをリメイクしwantedlyに転載しています

目次

  1. 「残業が多く長時間労働」の真実は?
  2. 「朝早く夜遅い」の真実は?
  3. 「有給とは幻の存在」の真実は?
  4. スペースリーでの正社員以外の働き方って?
  5. 「働き方」に会社のカルチャーが表れ、その良し悪しは人それぞれ

「残業が多く長時間労働」の真実は?

1番分かりやすく気になるところだと思いますので、まずは「月間の残業時間」からお見せします。
※契約社員は就業時間が各々で違うため今回は正社員のみのデータ

想像していたより多くないな?思われた方もいるかもしれませんね。ご覧の通り月の残業が~10h未満の割合も意外と高いんです。~20h未満も含めると半数以上です。濃く効率よく、ですね。

もちろん40h近く働いている人も多いですし、その方がスタートアップのイメージ通りでしょうか。笑 働くのが好きだという人も多いです。
また、スペースリーのような拡大期のスタートアップ企業はリソースが限られているので仕事が集中したときはどうしても時間で解決せざるを得ないこともありますね。なので同じ人でも月によってバラつく場合もあります。

ちなみに職種別で分けて見ると、ビジネスサイドの方が若干多めではありましたが、そこまで大きな差はないという結果でした。

「朝早く夜遅い」の真実は?

スペースリーはフレックスタイム制なので自分の生活ペースに合わせた時間に業務を始め、終えることができます。リモートワークだとプライベートと仕事の境界線が曖昧になりがちですがそれも良しとしており、業務中に用事があれば中抜けもOKです。(勿論多少のルールは設けています)

こちらについては業務開始時間のみをグラフにしました。なぜかというと夜は夕食を食べてからまた戻るなどのIN/OUTがあり計測が難しかったためですが、こういった働き方ができるのもリモートワークの良さですね。

こう見るとIT企業としては普通の始業時間、10時以降の業務開始の割合が多いのも見ると一般企業からするとちょっと遅いくらいかもしれませんね。
(11時台もいるのは内緒です。笑)

開発サイドの方が始業が遅い印象があるかもしれませんが、スペースリーはエンジニアやデザイナーにも意外と朝方の人が多かったりします。もちろん人それぞれですが、こう見ると面白いですね。

「有給とは幻の存在」の真実は?

もう1つ気になるのは「有給が取れるのかどうか?」です。有給申請しても休ませてもらえなかった…なんてことだと、ただの幻ですよね。

いつも一生懸命働いているメンバーが、たまにリフレッシュすることでまた仕事を頑張る糧になりますし、家庭がある人だと学校行事などで平日に休みたい人もいるので有給が使えるかどうかは大切だと思います。また、自分が不在でも仕事が回る状態が組織として作れている証でもありますね。

さて、有給消化率のグラフです。

厚生労働省によると日本での平均有給取得率は49.4%とのことなので、入社2年目以降の社員に関しては平均以上の取得率です。取得率が高いとまでは言えませんが、意外と普通に取れるんだという印象というところでしょうか。

また有給は入社半年後に付与される形式ですが、それでも1年目の社員が既に1/3の有給を使えていることがわかります。
※ちなみに有給付与前に使用できる有給前借制度もあったりします。

「キャンプ行ってきます!」「誕生日です^^」「家族の看病します;(」など、色んな理由で自由に申請していますよ!1時間単位での有給も取得できるので数時間だけ休みたいときにも便利です。
個々の働き方を尊重するスペースリーの社風が表れている点だと思います。

スペースリーでの正社員以外の働き方って?

スペースリーには正社員以外にも契約社員や業務委託など、様々な雇用形態で働いている人たちがいます。

ちなみに正社員はフレックスタイム制で1日8h×月の営業日数が所定労働時間となっていますが、契約社員は家庭の事情などに合わせて人それぞれ相談して決めています。
そこで、スペースリーでの大きな戦力である契約社員がどんな時間で働いているかもグラフで見てみましょう。

8時間のフルタイムで働いている人もいれば10-16時くらいで短めに働く人など、人それぞれですね。お子さんの関係などで働ける時間や曜日が変更になっても柔軟に対応しています!
ちなみにリモートワークで通勤時間が削減されたおかげで元々決めていた時間より少し長く働けるようになり、業務の幅が広がった人もいます。

ちなみに今いる契約社員はビジネスサイドのメンバーがメインで、コーポレートでも数名活躍してくれていますよ!

「働き方」に会社のカルチャーが表れ、その良し悪しは人それぞれ

働き方といっても意味は広いですが、今回は「勤怠」を切り口にしたスタートアップでの働き方を、実際の勤怠データを公開して紹介しました。
スタートアップにマイナスなイメージを抱いていた人がもしいたら、これを読んで印象が変わったら嬉しいです。

「働き方」の良し悪しの軸は人それぞれ違うと考えています。
初めは比較的考えの近い人が集まって会社のカルチャーを創り、その中でも多様性が生まれその会社らしい働き方の価値観が生まれるのではないかと思います。

よく聞くのが「何をブラック企業とするか」の論争ですね。
ある人には、残業が多く仕事がキツイのはブラック企業。でも別の人には、残業少なく仕事もラクなのが成長機会が少ないという捉え方でのブラック企業だったりも。

スペースリーは「働きたいときは思いっきり働き、休むべきときはしっかり休む」スタンスです。また、フレックスタイム制やリモートワークを導入して個々の働き方を尊重することを大切にしていますし、これからもそのつもりです。
ちなみに仕事はまっったくラクではないですが日々成長で楽しいですよ!笑

そんな『個』を尊重する働き方ができるスペースリーでは新しい仲間も大募集なので気になったらご連絡ください!

以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!



≪追記≫

ちなみに勤怠管理システムは「HRMOS(旧IEYASU)」を使わせてもらってます。勤怠だけでなく有給管理もでき、会社の制度に合ったカスタマイズもしやすく、有料プランならワークフロー申請などもできて労務担当としても便利ですよ!今回もレポートが出せて有難かったです。
この夏に導入したばかりですがスペースリーメンバーはバッチリ使いこなしてくれています。

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