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【社員インタビュー】開発部長が語る、お客様の課題に正面から向き合うソニックムーブの開発における強み・組織の特徴について。

人物紹介

開発部 部長 安立一暁さん

新卒で大手Web制作会社に入社しコーダーとしてキャリアをスタート。大手企業のホームページ制作業務に従事。プロジェクトマネージャーとしてのキャリアも視野に入れつつ、制作業務に携わる。コーディング業務のほか、企画・要件定義・見積等、ものづくりにおける上流工程を経験。2009年9月、株式会社ソニックムーブに入社。コーダーとして、ガラパゴス携帯のサイト運用やコーディング業務を担当。その後、時代の流れに合わせ、Webアプリケーション開発におけるフロントエンドエンジニアとして、BtoBtoC向けのシステム開発業務に従事。TypeScript、React、Vue.jsなどを使用したモダンフロントエンド開発を担当。2020年10月より、開発部 部長に就任。現在は約40名のクリエイター組織の活性化のため、環境構築や成果を向上させていく任務を担う。

今回のインタビューでは、安立さんからソニックムーブの開発体制の課題や、メンバーの強みについて紹介いただきながら、今後の展望について話を聞きました。



開発者同士のコミュニケーションを活発化し、切磋琢磨できる環境をつくりたい。まずは情報やノウハウの共有がよりしやすい組織づくりから。

開発部 部長に就任され約3年がたちましたね。開発部発足当初、安立さんが取り組まれた「課題」について教えてください。

2020年10月に開発部が発足しましたが、当時はコロナ禍で世の中の常識が大きく変化していく時期でした。そのため、組織としての立ち上げに加えてリモートワークへの適応も進めなければならず、課題が山積みの状態からのスタートでした。

元々組織の形としては下記のような図のbeforeのように、エンジニアもディレクターもデザイナーも事業部門に在籍しており、受託開発チームと自社サービスチームで完全に分かれていたんですよね。

before体制だと、案件以外での情報交換等接点の機会や横のつながりに課題がありました。そのため、より良い組織を目指すべくクリエイターが所属する「開発部」を作りました。エンジニア同士、デザイナー同士の横のつながり・同じ職能間でのコミュニケーションの機会を積極的に設けられるような体制を目指しました。

まず取り組んだのは「開発部として1つの組織にしていくこと」だったと思います。特にbefore体制の頃からのマネージャー・家永と2人で組織としての在り方やその目的、今後どうしていくかなど「どうしよう」と悩みながら作っていたのを覚えています(笑)。

相談を重ねた末、現状上記の図(after)の組織体制「ユニット制」を採用し、ソリューションユニット(受託開発)、フロントエンドユニット、アプリユニット、プラットフォームユニット(自社サービス)、UI/UXデザイナーが所属するクリエイティブユニット、に分けて、それぞれがそれぞれの専門性や得意領域を延ばしていけるような配置にしました。

現場の意見も取り入れながら開発部の方針を決めていきたいと思っていますので、現在は5つのユニットにマネージャーを据え、情報やノウハウの共有がよりしやすい組織づくり・活性化を目指し日々活動しております。

この体制にしたことで、開発部としての方針や目標をマネージャーからユニットメンバーにブレイクダウンし、共通認識を浸透していけるようになりました。反対に、メンバーから出てきた意見や挑戦したいことなどもエスカレーションできるような体制にしているので、新しい意見や現場の悩みにも気づけるようになったと思います。

開発部が発足して3年。働く環境にどんな変化がありましたか?

ユニット内外での情報やノウハウの共有がよりしやすくなったと思います。

たとえば、各ユニット内での定例mtgやユニットでのチャンネル(Slack)で気軽に発言できるような環境を作っているのですが、弊社のエンジニアは向上心が高く新しい技術や流行の技術等を「案件に取り入れたい!」と積極的に働きかけているメンバーがやはり多いんですよね。

この体制にしてから、同志となる横のつながりが増えたということで、情報交換が活発に行われているため、新しい技術や流行の技術等取り入れていくためのインプットやアウトプットが早くなったんじゃないかなと思っています。

安立さんが思う「現在の開発組織の強み」とは何だと思いますか?

弊社は元々「つくること」が好きなメンバーが集まって、大きくなってきた会社なので、プログラミングだけやりたい! とか、デザインだけやりたい! とか、そういう志向の方ではなく「ものづくり(全体)が好き」という人が多いのが一番の強みだと思っています。

弊社では受託事業も自社サービス事業も結局はエンドユーザーが使うものを作っているわけなのですが、「何のために、どんな意図で、何を作るか」とクライアントのサービス背景からものを作るまでの一連を理解したうえで、開発を進めることが多いです。

この”理解”があるかによって、エンジニアやデザイナーの価値が変わってくるのではないかなと思います。弊社の開発組織においては「自分が持つ技術+α」の価値を伸ばしていける組織なので、ものづくり全体を俯瞰して行動できるような人になっていきたいという志向のメンバーが多いですね。

toCサービスの設計・開発を得意とする「ソニックムーブ」。エンジニアが大切にしている「ユーザー視点」について。

安立さんがエンジニアとして仕事をしていくうえで大切にしていることは何ですか。

私が現在案件に入る際は、開発サイドのマネジメントをするリードエンジニアのポジションで入ることが非常に多いので、クライアントとの折衝に同席することも多いです。

特に大切にしているのは、クライアントの満足度やその先のユーザーの満足度を一番に考えていることですかね。

どの仕事でも言えることですが、まず第一にクライアント有りきで仕事を得れている環境があると思うんですよね。まずそこへの感謝を行動で示すべく、クライアントやその先のユーザーのニーズには丁寧に応えたいと思っています。

まず、お客様がエンジニアにやってほしいこととしては、

・技術的側面での正しい判断
・クライアントの表現したいものを具現化する提案

↑この2つだと思うんです。エンジニアである以上、お客様の意図を汲み上げつつ、要求に寄り添って技術的側面から考え解を導き出せるようにしています。

そのほか、プロジェクトには社内のエンジニアメンバーも数人いますので、案件に入った他のエンジニアがどうすればやりやすいか考えて行動するようにしていますかね。大規模な開発を行う際は要件から課題を切り出して、「この機能を作る!」というまで分解するなど、開発メンバーがそれぞれ最大限のパフォーマンスが出せるように工夫をしています。

開発部のメンバーとの交流の際、心がけていることはありますか?

相手を尊重する気持ちを忘れないことですかね。先ほど話した中にもありますが、弊社のエンジニアは知的好奇心が多いメンバーが多く、意図や目的を持って「これがやりたい」と相談してくれる事が多いんですよね。自分発信で私やマネージャーへ相談や提案してくれること自体が素晴らしいので、その人の意思を尊重しつつ、陰ながら伴走・応援していきたいなと自然と思いますね。普段は照れくさくて言えないですが(笑)。

最近はマネージャーとのやり取りが多いので、メンバー1人1人としょっちゅうやり取りすることは少ないのですが、対面でのイベント(社内懇親会等)で会った時はできる限り自分から色んなメンバーに話しかけるようにしています。仕事でもそれ以外でも話しかけやすい雰囲気を作っていきたいなと思っています。

バランス感覚を持ったクリエイターとしてキャリアアップできる組織を目指して。

安立さんがエンジニアとしてキャリアを積む中で意識していたことは何でしょうか。

私は特に「バランス感覚」を意識していたと思います。
ものづくり全体への理解を深めようと思っていたということもあり、エンジニアではありますが、エンジニアに寄りすぎず、プロジェクトを進めていく際は他の職能(ディレクターやデザイナーなど)の視点に立って考えるようにしていました。

私が20代の頃は「エンジニア35歳定年説」というのがまことしやかに囁かれていたからか、エンジニアは途中でディレクターやプロジェクトマネージャーに転身するキャリアが一般的だったこともありました。なので私も、技術だけに振り切るのではなく、技術を使ってどう進めるのか? クライアントのニーズを理解できるよう、ディレクターのように立ち回るようにしていましたね。

結局現在にいたるまで、エンジニアとして活動しているわけなのですが、若手の頃から幅広い視野で仕事をしてきたおかげで、キャリアの選択肢も広がったなと思っております。

ソニックムーブに入社した際、どんなキャリアプランがありますか? 実際にどんなキャリアを志す方が多いのでしょうか? 

弊社で目指せるキャリアプランとしては3軸あって、

①スペシャリスト志向:
 手を動かすのが好きで、ずっと手を動かしながら仕事していきたい。

②PL・PM志向:
 案件全体の実装だけでなく、メンバーの実装の面倒見たり、顧客と使用を決めていったりと、
 テックリードやPM・PL、アートディレクター等、プロジェクトの上流工程の経験を積みたい。

③メンバーマネジメント志向:
 組織運営サイドに立ち、より良い組織を作っていきたい。

大体上記の3つかなと思います。どんな志向の方も素敵ですし大事だなあと感じていますが、弊社メンバーはとどのつまりみんな「ものづくりが好き」なので、一貫してものづくりに携わりたいという人が多いんですよね。そのため②のプロジェクトマネージャーやテックリード、アートディレクターを目指すメンバーが必然と多くなっていると思います。

あくまでも主役は自分ではなく、開発部のメンバー。自分の役目は組織が円滑に機能するための仕組みを整えること。

安立さんの今後の展望を教えてください。 また、メンバーに対して期待しているところは何でしょうか?

ある程度自律的に動いていける組織にしたいなと思っています。

社内の権力をマネジメント層に集約するのではなく、ボトムアップで変えていく!というものをもっと多くしていきたいですね。案件内での技術的な部分の選定であったり、組織課題であったりと、日々働いている中で「もっとこうしたいな!」というのがあると思うんですよね。すべてを解消するというよりは、課題をいち早く発見し、じゃあ改善のために何ができるのか? を考え、部のみんなで解決に向けて動き出す。そうやって課題解決のためのサイクルを動かしていけるのが理想の「自律的な組織」なのかなと思います。

今後も引き続き、メンバーからの相談や提案など部内でのコミュニケーションを活性化していくために施策を行っていきます。

現在開発部のメンバーを募集していますが、具体的にどんな人と一緒に働きたいですか?

開発の現場はデザインにせよ、エンジニアリングにせよ進化が著しく早い環境です。

時代の流れに順応しつつ、自己成長していきたいというご志向を持っている方は素敵だなと思います。成長のベクトルは人それぞれではありますが、私が思うに「自分の価値を認識して掘り下げて成長につなげられる事」これが大事だと思いますね。

そのうえで、弊社「ソニックムーブ」は組織なので、組織として考えるとホスピタリティがある人と一緒に働きたいなと思います。仕事であれ、プライベートであれ、自分と関わりを持つ”周りの人”の気持ちを考えたうえで、行動できるような人が今の弊社に合っているのではないかと思います。

最後に読者へ一言お願いします!

2009年から今日に至るまで、エンジニア・PM・部長と様々な立場で開発や組織づくりに携わってきました。私が入社した当時と比べ、組織の人数も大幅に増えており、キャラクターのバリエーションも豊富になってきました。様々な年齢や役職、職能の人と関わる機会も多くありますが、フラットに意見交換ができる会社なので、コミュニケーションをとっていく中で日々学ぶことも多いなと思っています。

弊社はものづくりが好きなメンバーが揃っていますので、開発だけでなく「ものづくり」を一貫して経験していきたいという人には、弊社で働くことをおすすめしたいなと思います。

少しでも気になるという方は、ご連絡お待ちしております。面談で今後のキャリアやものづくりをするうえで挑戦していきたいことなど、ぜひ教えてください。

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