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【スマイルズのヒト図鑑Vol.3】売上や規模は目指さない?ブランドづくりこそ、仕事です。(レストラン事業部 山﨑竜馬)

こんにちは!スマイルズ広報の中神です。

【スマイルズのヒト図鑑シリーズ Vol.3】でご紹介するのは、レストラン事業部 事業部長の山崎 竜馬(やまざき りょうま)。飲食店経営や飲食コンサルティングの経験を経て、スマイルズに入社し、現在はファミリーレストラン「100本のスプーン」や中目黒高架下にあるLOVEとARTをテーマにしたレストラン「PAVILION」を統括しています。食の業界で長らくキャリアを積んできた山﨑に、スマイルズで食の仕事に携わることの面白さについてざっくばらんに聞いてみました!


【 プロフィール 】

1982年生まれ。飲食コンサル企業にて店舗開発・運営を経験したのち、2013年、(株)スマイルズ入社。Soup Stock Tokyo事業部を経て、「100本のスプーンFUTAKOTAMAGAWA」や中目黒高架下にオープンした「PAVILION」の立ち上げを担当。現在、レストラン事業部 事業部長として「100本のスプーン」および「PAVILION」の事業を統括する。

無駄なコト、遠回りなコトこそ、価値になる。

― 山﨑さんは飲食業界での仕事の経験が長いですよね。転職しようと思ったときに、数ある飲食業界の中でどうしてスマイルズを選んだのですか?

山﨑:きっかけは、東日本大震災で岩手県にある実家が被災したことでした。両親が仮設住宅暮らしをしていることがわかり、被災地を訪れたんですね。すると、自宅があったはずのところには何もなくて、写真や小さい頃の思い出の品がさみしくそこに落ちていたのですが、それを見てなんだかハッとしてしまって。最速で売上をあげればいい。とにかく稼げばいい。そんな数字優先の事業の仕方に没頭している自分に虚しさを感じて、転職を決めました。

山﨑:Soup Stock Tokyoのことは、なんとなく頭の片すみにありました。そこで、遠山さんのブログを検索したらそこに書かれていることに胸を打たれてしまって…6時間くらいかけて朝4時まで一気読みしてしました。でも、このブランドはちゃんと儲かっているのかな?と疑問に思ってお店に足を運んだのですが、商品を一口食べて、手間暇かけて作っていることが伝わりましたし、単純にこのブランドはこれから伸びる!と思いました。

― さすが飲食業界のプロですね…。

山﨑:私が業態をつくるときは、とにかく無駄なことをどんどん削って、利益を出せるモデルにしていくんです。一方、Soup Stock Tokyoは無駄なことだらけ。でも、それが価値になっている。面倒なことを、遠回りでもやるという姿勢が衝撃的でした。売れる、儲かるといったことは後回し。ひとりの生活者としての自分が納得できるかどうかを真摯に考えている。本質的な会社だなと思ったんです。ここなら同じ飲食の業界でも、これまでとは違ったやり方が身につくかもしれない、自分が心から良いと思ったものを価値として提供できると思い、スマイルズに転職を決めました。



単なる飲食店にあらず。目指すは、家族の時間に寄り添うブランドです。

― 山﨑さんが事業部長として目指していることを教えてください。

山﨑:スマイルズでは売上や何店舗展開など規模は目指しません。飲食店の経営をしてはいますが、やりたいのはブランドづくり。例えば、100本のスプーンであれば、記憶に残る家族の時間を作りたいと思って日々お店をやっています。同店では月齢に合わせた3種類の離乳食を無料で提供しています。赤ちゃんとのはじめての外食で離乳食のサービスがあれば、お父さんもお母さんもより安心して家族の食事の時間を愉しんでいただけるのではないかと思ってはじめました。

山﨑:あざみ野ガーデンズ店には、世界中の絵本が100冊以上並ぶ「コドモの社交場」というキッズスペースがあります。食事が終わって飽きてしまったお子様におもちゃを渡してしまっては、親子のコミュニケーションが生まれにくい。そこで、親子で一緒に絵本を読めるようにしてみました。ファミリーレストランではありますが、単なるレストランだとは思っていませんし、レストランの枠を超えて、家族の時間にそっと寄り添うブランドでありたいと考えています。





― 私も100本のスプーンを見ていると、ファミレスってこんなに可能性があるんだ!と驚きましたね。

山﨑:ブランドの考え方に共感していただける方を増やしていきたいと思いますね。PAVILIONだと、これまでアパレルブランドや化粧品メーカーさんとコラボレーションしたイベントなども企画してきましたが、最近そのような外部の企業さんから「何か一緒にできませんか?」というご相談をいただくようになり、少しずつですが我々の価値観や考え方への共感者が増えつつあるのかなと思っています。

PAVILIONではアートを鑑賞しながら食事を愉しむことができる)

(化粧品ブランドPOLA様とスマイルズが行う、トークショーを介して新たな出逢いと体験をお届けするイベント「POLA TALKER’S MUSEUM × MEET@TALK」。様々な分野で新たな試みを続けるアーティストを毎回ゲストに迎え、新感覚のトークショーを開催している。)

― 今後はどのような展開を考えていますか?

山﨑:例えば、100本のスプーンであれば、ホテルをやってみたいですね。日常にある一番身近なレジャーは外食だと思うのですが、その反対にある非日常のレジャーは旅行だと思っています。少し話は逸れるかもしれませんが、震災の時に実家の跡地に落ちていた家族の昔の写真を私はあえて持ち帰らなかったんです。それは写真がなくても、ちゃんと記憶に残っているから大丈夫だ、と思って持ち帰りませんでした。モノに価値があるのではなく、記憶に残っているかどうかの方がずっと大切です。そんな家族の記憶に残る時間を沢山作りたい。業態がホテルに変わっても、根底に流れる想いは変わらないと思っています。



意思があれば、どんどん挑戦できる。

― 働く場所としてのスマイルズって、どうでしょうか?

山﨑:どんどん視座を上げて挑戦できる環境がありますね。意思がある人。やりたいことが明確な人。そんな人にとってはとても良い環境ですが、一方で意思がないとかなりしんどい会社だとも思います。ここで勉強したい、ヒキダシを増やしたい、というようなぼんやりした動機だとキツイのかなとも思います。

― たしかに…。自分で仕事をつくる姿勢が求められますよね。

山﨑:自由なんだと思います。仕入れ先一つもそうだし、一緒に働く人、商品、価格、空間作り、何もかもに関わろうと思えば関わることができるし、裁量権が大きい。もちろん自由に責任は伴いますが、会社ですし、責任はみんなでとればいいじゃないかと思いますね。なので、もう思い切りやってください、と言いたい(笑)。

― 最後に、どんな方に仲間になってほしいですか?

山﨑:ブランドマネージャーになりたい人ですね。店長の枠を超えて、ブランドづくりを一緒にやってくれる人を求めています!


どれだけ売れる?どれだけ儲かる?スマイルズはそのような視点で事業を行うことはありません。(そういう話をすると場がシラケます。笑)事業を進めていく動力は、どうしてこうなっちゃうの?といった世の中への疑問や、もっとこうなったらいいなというトキメキ、これがやりたいという想い。飲食業界は好きだけど、数字中心の飲食店経営の考え方に疑問を持っている、もっと新しい視点を得たい・ブランドづくりもやってみたい、そんな方にはきっとぴったりの環境だと思います。



現在レストラン事業部では以下の職種を募集しています!

■PAVILION料理人

■100本のスプーン料理人

■100本のスプーン店長候補


スマイルズでは毎月ミニ会社説明会を開催しています!

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中途採用 | Smiles: 株式会社スマイルズ
食べるスープのスープ専門店「Soup Stock Tokyo」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、ネクタイブランド「giraffe」、ファミリーレストラン「100本のスプーン」を展開しております。
http://www.smiles.co.jp/recruit/midcareer.html
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