1
/
5

わからなくても、とにかくやる!やるからこそ、点と点は線でつながる

学生時代のアルバイトで感じた課題を解決できる企業との出会い

──まずは中越さんの学生時代のお話からお伺いさせてください
大学での専攻は電子物理工学で、高校生の頃、たまたま手にとった量子力学の本を読んだことがきっかけでした。量子力学はミクロな系を扱う物理学で、マクロな系では起こり得ないような興味深い現象が起こります。たとえば「トンネル効果」というものがあり、人は通常では壁にぶつかっても通り抜けられないのですが、量子力学に基づいて計算すると、とても低い確率で壁を通り抜けられる可能性が存在するという、とても興味深い学問です。このトンネル効果と出会ったことがキッカケで、⼤学では⼯学部で量⼦⼒学を専攻していました。

──学生時代はどんなアルバイトをされていたのですか?
一番長かったのは、ドラックストアのアルバイトで2年ほど勤務していました。主に接客、レジ打ち、品出し、賞味期限チェックをやっていたので、シノプスの事業との親和性がとてもあります。今サポートしているお客様もドラッグストアやスーパーマーケットが多いので、品出し作業やレジ対応など、お客様の業務内容をイメージしやすいです。

──シノプスとの出会いについて教えてください
当初は大学院に進む予定でしたが、予定とは一転して就職活動をすることになりました。ただ、4回生の秋ごろという時期でもあったため、来年に体制を整えて就職活動をやり直そうと考えていました。そんなときに練習のつもりで参加した就活セミナーで、たまたまシノプスと出会いました。実は株を勉強していたこともあって、シノプスはすでに株式上場していたため、社名だけは知っていました。早速、事業の内容を調べて、一度話を聞いてみようと思ってシノプスのブースを訪ねました。

──どんなところに惹かれましたか?
スーパーマーケットやドラッグストアなど小売業向けのソフトウェア開発を行っているということで、アルバイト経験で感じていた課題を解決できる事業ではないかと思いました。アルバイト時代の印象深いエピソードとして、本当はお休みのはずの社員さんが、私服姿で発注業務をしているときがありました。不思議に思い社員さんに尋ねると、「他の人には売場を任せられない。自分が発注しないと棚がスカスカ状態になったりするからね」と言われました。休みの日なのに休めていないという現実を知り、デジタルで管理すれば、誰でも同じような発注作業ができるのではないかと考えていました。そのような発注作業をデジタル化するシステムを開発しているのがシノプスでした。

入社翌日から突然のリモートワーク

──入社してからのお話も教えてください
まず、入社式の翌日からリモートワークになってしまいました。出社をして会社で仕事をするのが当たり前だと思っていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、いきなりリモートワーク体制になってしまったので、初めはとまどいました。

──リモートワークの状況で、どうやって仕事を覚えていましたか?
わからなくても「とりあえず動いてみる、やってみる」ことが大切だと感じました。私の仕事は、すでに「sinops」を導入いただいているお客様からのお問い合わせに対応することです。ですが、最初はお問い合わせの内容が全く理解できませんでした。しかし、しっかりとヒアリングをして、色々と調べてとにかくやってみると、何回か繰り返しているうちに、同じようなお問い合わせ内容が徐々に対応できるようになっていきました。さらに、できるようになったことを自分の中で言語化して理解するというところまで落とし込むことを意識しています。

──実際にシノプスに入社してみてギャップを感じたことはありますか?
入社前には、IT企業で自動発注と聞いて、洗練された印象で、効率優先でスマートな印象がありました。しかし、実際は泥臭いこともあるんだなぁと思いました。よく考えれば当然です。人が経験値や勘で行ってきた複雑で細かい作業をデジタル化するには、そういった細かいところを把握するところから始まります。

──サポート課は関わるお客様や製品の数が多い印象です。どうやって知識を身につけましたか?
そうですね。新入社員研修の中で、メイン製品についての研修がありました。しかし、サポート課は全ての製品のお問い合わせに対応できなければならないため、新入社員研修が一通り終わり、サポート課へ配属されてからも追加で製品についての研修がありました。

システムの安定稼働がミッション!メンバー全員でお客様をサポート

──具体的なサポート課の業務について教えてください
sinopsを導入いただいているお客様に、安心してsinopsをご利用いただくことが、サポート課のミッションです。システムの運用や保守が約3割、お問い合わせ対応が約3割、その他の作業が3割~4割といった感じです。システム運用保守は、異常が検知された時にアラートが出るので、そのアラートの影響や原因を確認しています。

お問い合わせ対応では、データを確認したあと、sinopsが出した発注数の調査の実施や、他にも、店舗追加や削除作業、その他機能のリリースや検証などを行っています。また、システム導入を行っている他部署のメンバーからお客様のご要望の対応や、製品リリース時の監視依頼など社内からの依頼もあります。

──サポート課の1日のスケジュールはどのようになっていますか?
サポート課は、早番・遅番・夜勤の3パターンの交代制です。早番(7:45~16:45)は、夜勤(21:00~翌8:00)メンバーの方から引継ぎを受けます。引継ぎ内容の中に急ぎの対応が必要なものは早番メンバーの朝会で作業を割り振ります。急ぎで対応する作業がない日は、自身のタスクを進めていきます。

お昼頃には遅番(12:15~21:15)のメンバーも出勤するので、情報共有や作業内容の確認などをするために昼会を行っています。そして夜勤のメンバーが出勤する時間帯には、遅番メンバーが夜勤メンバーの方へ引継ぎを行うというような体制です。

プロジェクトを通じて成長を実感。さらなる業務改善へ!

──印象に残っているプロジェクトがあれば教えてください
入社して2年目のときに、大手スーパーの基幹システム切り替えプロジェクトは特に印象に残っています。sinopsは基幹システムとデータ連携し、需要予測・自動発注を行うシステムです。そのため、「基幹システムの切り替え=データ連携からやり直す」ということになります。私は、システム側のスケジュール作成・作業段取り・タスク構築をメイン担当として任せられました。これまでは作業ベースの業務が中心だったので、初めて任せてもらったプロジェクトです。

──プロジェクトを通じて成長を実感できたことは?
「点と点が線でつながる感覚」をもてたことは実感しています。これまで一つひとつの作業をミスなく確実に進めることを最優先にしていたのですが、この作業の背景やどんな影響があるかといった全体像が一気に見えた感覚がもてました。いま思うと、このプロジェクトを担当する前まではデータの流れが分かっていなかったので、「なぜこの順番でタスクを構築するのか」ということも理解できていなかったと思います。

──他に学びが多かったプロジェクトがあれば教えてください
あるお客様の大規模プロジェクトで先輩社員のフォローに入ったことがあり、とても学びが多いプロジェクトでした。先輩社員3名でシステム側のプロジェクト管理を進めていたのですが、「お客様が本当にしたいことは?」「導入メンバーからの依頼内容は、こうだけど、本当に大丈夫?リスクは考慮できている?」といった前提から考えていく力に圧倒されました。このプロジェクトを経験して以降は、他部署からの依頼やお客様と会話した際に、依頼された背景や本当に実現したいことを確認するようになりました。

──今後、取り組んでいきたいことはありますか?
業務改善に関心があります。たとえば、シノプスではチケット管理ツールにRedmineを利用しています。もともとシステムからアラートが出ると、このRedmineにチケットが登録される仕組みがありました。ただ、ある特定条件ではチケットが登録されない場合があり、その漏れたアラートは手動で登録している状況でした。この作業がムダだなと思い、自分なりにGAS(Google Apps Script)を勉強して、全てのアラートをRedmineに自動登録するツールをつくりました。

このように「小さな労力で、成果を得る」ことに関心があり、これは、シノプスに入社する前から成し遂げたいと考えていることでした。現在の仕事のなかでも、これまで手作業で膨大な労力や工数を掛けてきたような業務を効率化していくことにやりがいを感じています。組織・製品がスケールするためにはどうすれば良いかという部分にも興味があり、今後は技術的なスキルや知識をさらに磨いていきたいと思っています。

──シノプスへの入社を検討されている方へメッセージをお願いします
sinopsは、人の熟練されたスキルや人の勘で行っている作業をデジタルで解決できる製品で、とてもやりがいがある仕事です。実際にお客様の課題を解決できていると実感することも多いです。そういったことにご興味がある方のご応募をぜひお待ちしています!

株式会社シノプスでは一緒に働く仲間を募集しています
4 いいね!
4 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

根木 嵩之さんにいいねを伝えよう
根木 嵩之さんや会社があなたに興味を持つかも