藤沼 渉のプロフィール - Wantedly
sincereed株式会社, エージェント本部 茨城大学農学部を卒業。新卒で教育業界を経験した後、2007年から大手人材総合会社マイナビに入社。 人材派遣の営業マネージャーを経て、Web・IT・クリエイティブ領域の人材紹介キャリアアドバイザー/マネージメントを担当。2022年にsincereed株式会社に参画。
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教育業界から人材業界に飛び込み、大手人材総合会社で15年のキャリアを積んだ後、2022年sincereed株式会社に参画。転職者の立場に徹底的に立った支援を大事にする藤沼がsincereedに挑戦することを選んだ理由や、コンサルタントとしての在り方、sincereedで目指す未来についてインタビューしました。
ーはじめにご経歴を教えてください。
茨城大学の農学部を卒業後、新卒では学習塾の運営会社に入社しました。大学時代にやっていた家庭教師のアルバイトが楽しかったという思いから教育業界を受け、入社に至りました。
そこでは予備校部門に配属され、高校3年生と浪人生の大学受験を支援する教室の運営責任者をしていました。講座の販売、教室の運用に責任を持ちつつ、進路相談もしており、高校3年生からは、どの大学のどの学部に進んだらどんな人生が送れるのかといった漠然とした質問をよく受けていました。
その当時は自分なりに調べながら回答をしていたものの、自分が農学部というニッチな学部卒であったこともあり(大学の友人は研究職や公務員・教員になる同級生が多かった)、世間の人々がどんな進学・就職をし、人生を歩んでいくのか、世の中やビジネス、人のキャリアについて全く分かっていないことを痛感し、もっと人のキャリアに関わりたいという思いと、自分のビジネス知識を深めたいという思いから転職を決意しました。
当時、人材ビジネスが勢いのある時期で、リクルートエージェントに登録する会に参加しました。その際、担当者から「うちを受けてみないか」と言っていただき、選考を受けることにしました。結果としてリクルートの最終選考でご縁をいただけなかったのですが、その後マイナビ社からオファーをいただき、カルチャーが自分に合っていると感じたマイナビにジョインしました。
マイナビ入社後、はじめの9年間は人材派遣部門の配属となり、その後人材紹介部門に移りました。人材紹介を6年ほど経験し、40歳を迎える前にもっと人材紹介コンサルタントの仕事を極めたいと思い転職を決意し、2022年5月にsincereedにジョインしました。
ーマイナビはなぜ退職することにしたのですか?
理由はいくつかあります。私はマイナビクリエイターというサービスに所属しておりましたが、当時チームを牽引していた責任が異動してしまったことで、改めて自分も40歳という節目もあり、キャリアを見直したいという思いが芽生えました。
また、片面エージェントの体制であることや、マーケティングも別のチーム体制だったことから、業務が流れ作業になっている感覚があり、両面型の一気通貫した本質的なコンサルティングにチャレンジしたいという気持ちもありました。
それらの理由から、人の人生に関わる転職支援をもっと真摯かつ深く行いたいという気持ちから、転職を決意しました。
ーsincereedに入社を決めた理由は何でしたか?
転職活動の結果、ありがたいことに5社からオファーをいただきました。そのすべてで両面型のコンサルタントは経験できるため、もう一段、自分がどんな環境で働きたいのかを掘り下げて考える必要がありました。
差別化ポイントは主に3つあったと思います。
一つが経営層の方がエージェントの経験を持っている会社であること、そして二つ目がインセンティブ制が強くないエージェント会社がいいなと思ったこと、三つ目はsincereed社だけの特異性です。
経営者がエージェント経験をもっていてほしいと思った理由としては、キャリアコンサルをという仕事は、KPIマネジメント(定量管理)だけでは、質のよいサービスはできないと考えていたため、その同じ感覚を持っている経営者の下で働きたいと感じたこと。
インセンティブの還元率が高いとご支援成立時に自分にも報酬が入るため、業務モチベーションをあげてくれるわかりやすい効果はあると思う反面、自分の場合は誠実に候補者・企業に向き合うことができないのではないか、よい転職体験を提供できなくなってしまうのではないかと思いました。
正直上記に2つで既にsincereed社しか残っていなかったのですが、加えて魅力に感じていた点としてsincereed社の特異性です。自社プロダクトを開発する稀有なエージェントであること、また選考の過程で全社員(当時まだ5人)とお会いしたのですが、全員のビジネス戦闘力の高さに圧倒されて、この人達とだったら強いエージェント会社をつくれそうだ!と感じたことが最後の意思決定につながったと記憶しています。
ー入社してからこれまでについて教えてください。
まずIT領域の方のご支援に従事しました。主な職種はプロジェクトリーダー(PL)、プロジェクトマネージャー(PM)、ITコンサルタントなどの方々がメインとなり、主にハイクラスの方たちを担当していました。
前職では対応していなかった求職者の方を対応することとなり、1年間は新しい領域への知見を身に着けることに必死でした。また当時は社員6人と超ベンチャーでなんでも自分でやりきらないといけない環境に苦戦し、正直なかなか結果が出せない時期もありました。
そんな中、徐々にご支援できる企業群も増えていったことで、他のコンサルタントが支援しているIT/ハイクラス層に限定しなくてもよいのではないかと考え、前職で経験したデザイナー・マーケターの方やミドル~ハイクラスの方々の支援へと方向転換したところ、良い循環が生まれるようになりました。
そこからは、ITやweb業界への支援を強化しつつ、自分の得意領域を伸ばそうという方向にシフトしました。今はマネージャーとしてチームを持たせていただき、web業界の支援の経験がないメンバーにもナレッジ共有しながらここまで来ています。
ー現在の役割について教えてください。
現在は、プロダクトマネージャー(PdM)やWebディレクター、UXデザイナーなどの「作る」職種と、マーケティングなどの「広める」職種、IT領域の方々も引き続きご支援しながら業務を進めています。
2023年の11月からはマネージャーも任せていただいてます。マネージャーとしては、メンバーがいかに働きやすい環境を作るかを特に大事にしています。
ナレッジ共有は非常に重要ですが、正直勉強会だけでは充分ではないと思っているので、常にメンバーが必要な瞬間にアドバイスができるように、「いつでも質問して来て」というカルチャーを醸成してきました。メンバーが成功すれば私も評価される、だから遠慮する必要はない!と、こうしたメッセージも伝えた方が偽善みたいにならないと思ってるので伝えています。その結果、この半期で目標達成もすることができました。
ー今後、コンサルタントとしてどうありたいと考えていますか?
コンサルタントとしては誠実かつ質の高いサービスを提供しつづけられるコンサルタントでいたいと思っています。
また質問の回答とズレるのですが、私はエージェントの仕事はとても素晴らしい仕事だと思っています。本当に好きな仕事です。それはエージェントの仕事は収益化を目的とした営業職でありながらも、企業と候補者、そしてエージェント自身がwin-win-win(三者が共に喜びあえる瞬間)を演出する世にも珍しい仕事だと感じているからです。
残念なことに押し売りをするエージェントもまだ世の中にはありますが、良いエージェントとして誠実に向き合えば、こんなに利益も出るということを証明したいと考えていて、sincereedではそれが実現できると感じています。
エージェントとしてのサービス品質の高さを追求するsincereedが事業拡大することはエージェント業界全体にも良い影響を与えられると思っているので、会社の成長に貢献できることならなんでも構わず挑戦していきたいと考えています。
ー最後に、sincereedに入社を考えている方へのメッセージをお願いします。
今のsincereedは、近いタイプを持った人が集まっていると感じてます。いろんなバックグラウンドの方々が集まってきていますが、仲間になってくれた社員はいずれも、エージェントの仕事が好きな方、誠実な方、プロフェッショナル志向の高い方ばかりです。
そういった方にsincereedに来てもらえたら、win-winなのではないかと思います。
今後sincereedが事業拡大をしていけば、「転職するならまずはsincereedに登録しておこう」と言われるような業界スタンダードな存在になれると信じています。それを一緒に作り上げていきたいですね。
■PROFILE
藤沼 渉 エージェント事業本部 マネージャー
1981年生まれ、茨城大学農学部を卒業。
新卒で教育業界を経験した後、2007年から大手人材総合会社マイナビに入社。
人材派遣の営業マネージャーを経て、Web・IT・クリエイティブ領域の人材紹介キャリアアドバイザー/マネジメントを担当。
2022年にsincereed株式会社に参画。