SmartHR宮田社長の記事に触発されて、Silbirdでもやってみました。
純粋にこの行動自体が凄いなと感じたこと、宮田社長も書かれている目的とメリットも完璧に納得できたので、コピーキャットです。
これはあくまでも社長をより良い経営者にするためのフィードバックが目的であり、役員報酬等その他の決議に使われるものではありません。
公開し続けることで、自分へのプレッシャーになるし、今後入社する人にどんな社長か理解してもらう効果を期待しています。あとは風通しの良い会社アピール。
ちなみに社内メンバーにはQiita:Team上で公開済みです。
なおSilbirdでも社内Crowiで生データを公開しています。
ただ、これをお願いできるファシリテーター(例えば株主など、適切な社外のステークホルダー)がいなかったので、今回はGoogle Formsの匿名モードでやってみました。
Silbird(というよりも自分)のカラーとして、「匿名なら言えるけど実名だと言えない」みたいなのは大嫌いだし、Silbird-Wayにも掲げている「Open&Share」に反するようなことは一度もしたことが無かった気がします。匿名の目安箱みたいなのを設置したらどうか?といった声も過去に挙がったことがありましたが、徹底排除してきました。
そういった価値観の固定化は、自分が忌み嫌う「CEOがボトルネック」「CEOがスケーラビリティの上限」を招くとわかりつつ、頑固なもので突破できずにいました。
金子が匿名アンケートだなんて、みんなも新鮮だったことと想像します。
前置きが長くなりました、データ公開します。
繰り返しになりますが、ファシリテーターなしの匿名Formで実施したため、文章など加工していない生データです。
各項目1(とても悪い)〜5(とても良い)の5段階で回答してもらっています。
ポジティブな点を自由記述してください
楽しもうという気概が強い。その為に労力を惜しまない。
強いリーダーシップ、思考の共有がされていて自分としては尊敬できる存在。1つ1つのコメントに考えさせられる事が多々あります。よりロジカルに思考し、考えた内容を戦わせられなければと感じさせられます。
有言実行、文化作りに積極的に新しいものを取り入れている点はすごく尊敬する。また、総会などで金子さんのビジョンや考えてることを伺える時は勉強にもなるし、同時に自分も色々考える機会を貰えている。
戦略は自分の立場ではあまり意識しないが、明快なものがあると思うのでもっと語って貰ってもよい
常に本質的であろうとするところ、具体的な指示をだすのではなく各メンバーに考えさせるところ
強い組織を作ろうと色々やってみるところ
CEOではあるが、社員/派遣メンバーを含めて距離感やコミュニケーションが丁寧である。
面白いものを見つける力がすごい
実務以外でも社内の雰囲気を明るくしようとしたり、定期的に総会を開いたり、福利厚生を一生懸命考えていらっしゃると思います。
Silbird-Wayを体現するような、新しいことへのチャレンジと失敗しても諦めず、次に活かす姿勢。状況に応じて自分の考えを適切な言葉を選んで、伝える技術。クリティカル・シンキングの精度とスプリントレトロスペクティブの速さ。
偉そうにせずフレンドリーな社長なところが非常に良いです。良いとこも良くないとこもばっちり言うのを体現してますね。
ネガティブな点を自由記述してください
ポジティブで書いた部分の影響で、萎縮している人も居るのかなと感じます。ここがネガティブなのかと言われると難しいです。
第三者目線でみたとき、一人への名指しの追い込みや期待が高すぎるように感じた。
期待が高い分、金子さんの意思の共有がしっかりできているのかと思えば、そうでないような時が見受けられる。
なし
我慢しているところが周りに伝わりづらいところ
室内でIQOSによる喫煙をしている
時折、説明の中で言いたいことが分かりにくい時がある。その際に、聞きにくい点はある。
とくになし
普段、関わることがないので、評価がしづらかったです。
ポジティブな点で「社内の雰囲気を~」と書きましたが、残念ながらあまり伝わってないと感じます。
ネガティブを記述するのは、言えた立場でもないので、尻込みしてしまうのですが...。一つ思うことがあるとすれば、金子さんが、少し批判的で否定的に聞こえるような言葉を個人に向けた際、その人がどのような考えで向けられたのか、理解していないと受け止めきれないかもしれません。時と場合によるのかもしれませんが、その人へのカイゼンは1on1で(褒めるのは全員の前で)、行った方が良い場合もあるのかもしれません。
ちょっと頑固なのとネガティブなところ。
やる前は文面とかで誰かわかっちゃうかもな、と思ってましたが、意外と全くわからないものです。
GoogleForms匿名モードでもやる価値はあったと言えるでしょう。
結果を受けて
総合点が真ん中ちょい+くらいということで、うなだれそうにもなりつつ、因果応報でやってきたことの結果をしみじみ感じます。
マネジメントが苦手なのは自分でもよくわかっているので、得意なメンバーに任せていきます。
いまは企画メンバーのマネージャも兼任していますが、ここも自分ひとりでは解決できそうにないことは、経過した時間と実績が物語っています。
一方でSilbird-Way、いわゆるクレド的なものについては成果が挙げられていると改めて感じました。
引き続きやっていこうと思います。
ビジョンや戦略については確かに共有する機会が少なく、1年後2年後3年後といったスケールでみんなが不安だったり、何も考えないようになってしまっているとしたら、改善すべきです。
なんらか社内にも発信して、中長期スパンでの戦略について浸透させていきます。
風通しのいい会社アピールになったかなー。
最近ありがたいことに採用で応募してくださる方が増えていて、毎回熱量込めてお話ししているのですが、「(良くも悪くも)お会いできてよかった」と言ってもらえること多いです。
得意と不得意がはっきりしていて自覚も他覚もあるので、興味もってもらえたら、ぜひお会いして話す機会をもらえたら嬉しく思います。