日本人の常識を覆す美味しいジンギスカンを提供する羊SUNRISE。今回は麻布十番の店長、石川さんに入社の経緯と羊SUNRISEがどういうお店か、さらに今後のビジョンを語っていただきました。
-羊にはもともと興味があったんですか-
いや、全くなかったですね。代表の関澤とは地元が一緒で一つ年下の後輩だったんです。久々に会って飲んだ際に関澤が「ジンギスカンの修行に北海道に行ってくる」というのを聞いて、「頭おかしくなったんじゃないか」って思いました。
-なるほど。そこから入社への経緯を教えてください-
当時、自分は個人事業主でインターネット回線販売の代理店をやっていました。ちょうど今後どうしようと悩んでいたタイミングで、個人代理店を大きくするのにもなかなか踏み切れずにいたんです。そのタイミングで北海道から帰ってきた関澤が、「一緒に会社をやらないか」と誘ってくれて決断しました。
羊にはその時点では興味がなかったんですが「生き物としての羊の魅力を最大限に伝えたい」というコンセプトと、羊を丸ごと活用するというビジネスモデルが面白そうだなと感じたんです。
あとは、関澤がとにかく突っ走るタイプでそのエネルギーが魅力的でした。個人代理店での経験から自分は表に立つより補佐が向いていると感じていたので、関澤を支えるというポジションもぴったりはまりました。
-入社後に羊に対する思いは変わりましたか-
羊SUNRISEを開店するにあたって、関澤が北海道中を3000km移動して、羊飼いさんと会ってきました。自分はその時書いた羊に関するレポートを入社前に読んで、知識だけはつけた状態でした。あとは家の近くにあるジンギスカン屋さんに行ってみたり。ただその時も「別に普通だな」と思う程度でした。
ですので、入社後に羊SUNRISEの羊肉を食べて衝撃を受けましたね。これまで食べた羊肉と全く違う。臭みもないし、他の家畜の肉と比べても本当に美味しいんです。入社後に北海道にも行きましたし、実際に生産現場を見ることで羊という動物への思い入れは強くなりました。羊は全身全く無駄になる部分がなく、そういった意味でも愛情と可能性を感じます。
-石川さんが現在お店で担当している業務を教えてください-
麻布十番店の店長をしています。具体的には店舗周りの雑用全てという感じです(笑)
僕以外の社員は全員肉や飲食に関するプロなので、現場の仕事という意味では自分だけもともとのプロフェッショナルではない。ですので僕がやるのは他のスタッフができないところ、例えばPCでの業務だったり経理関係だったりをやりつつ、他のスタッフのサポート。あとは接客が大事な仕事ですね。
-羊SUNRISEではどのような接客を行うのでしょうか-
羊SUNRISEではスタッフがお客様の目の前で肉を焼いて提供します。これは肉を知るスタッフが焼くことにより、お客様に最高の状態で食べてもらうことが目的です。ですので、基本的にはお客様にはつきっきりで接客を行うことになりますし、会話も必要です。
羊SUNRISEでは開店前にスタッフが必ずその日提供する肉を試食します。ですので、お客様に対して実感のこもった説明ができるんです。さらに、肉の焼き方も「スタッフが一番美味しいと思う焼き方で提供する」というスタイルで特にマニュアルはない。ちなみに僕は肉の焼き方は店で一番上手だと思っています(笑)開店時から焼き続けているので。
メニューの勧め方も自由です。例えばここで私はスープを挟むとか、いやいや自分はご飯ものを勧めるとか。「スタッフが自由な発想でお客様のお食事をプロデュースする」それが羊SUNRISEの接客です。
-羊SUNRISEで活躍できるタイプはどんな人でしょう-
元気がよくて明るくて声が大きい人ですね。お店の場所は麻布十番で高級なイメージがあると思うんですが、働いている僕たちは茨城出身ですし気取ってもしょうがない。とにかく元気な楽しいお店にしようということでやっています。
入店してから担当してもらう業務は実は決まっていません。「得意なことをひたすらやっていい」というのがコンセプトです。もちろん、接客というのはメインになってくるんですが、それ以外の部分ではそれぞれの個性を存分に生かして欲しいですね。
-石川さんは今後どのようなキャリアを考えていますか-
会社としては今後バッグや衣類などの、羊毛や羊革を活用したアパレル事業を展開します。自分はそちらの責任者でもあるので、事業を成功させるミッションがあります。
「生き物としての羊の魅力を最大限に伝えたい」というコンセプトで始まった会社なので、そこを実現できるように会社を裏方から支えていきたいと思います。営業活動は関澤、飲食に関しては現場のプロフェッショナルなスタッフに腕をふるってもらい、自分は会社が成長するために頑張ります。