1
/
5

なにをやっているのか

和気藹々としたスタッフたち
羊SUNRISE 神楽坂店の雰囲気
▼日本人の羊肉国内消費量は一人当たり年間200g。 皆様は「羊肉」と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか? 「臭くて、硬い」「マイナーなお肉」「修学旅行で食べたのが最後」など、少しネガティブで変わった食肉のイメージを持っていませんか? しかし、羊には過去と未来が詰まっています。 人類最古の家畜と呼ばれ、宗教上の禁忌も無く、世界中の多くの人種、民族の方々の営みに一番長く寄り添ったのが羊です。 それが表すものは「持続可能な家畜」であるという事実です。 SHEEP SUNRISEでは、ヒトにとっても最も大切な「衣・食・住」全てを支えてくれる生き物としての羊を事業化することで、現在進行形の「羊産業」を創造します。 日本に羊が定着してから約100年。 私たちと一緒に、数少ない先駆者たちが歩いてきた道を、より大きく、そして長くいつまでも続く羊道にしませんか? 主な事業展開は以下の通りです。 ◆飲食事業 国産羊肉を中心に産地、月齢の異なる様々な羊肉を取り揃え、お客様のお好みの羊肉と羊飼いを見つけていただく、新しいスタイルの飲食業態を確立。 【直営店】 羊SUNRISE 麻布十番店 羊SUNRISE 神楽坂店 ◆食品事業 稀少性の高い国産羊肉や、高品質な外国産羊肉を「羊のプロ」が直接目利きし加工・販売を実施。 ・インターネット販売事業(消費者向け商品) ・卸売販売事業(業者様向け商品) ・発送販売事業(消費者様向け商品) ・大手百貨店催事出店(消費者様向け商品) ◆イベント・PR事業 有名シェフとのコラボや、店外イベントで羊に興味の無い人や地域で羊普及イベントを開催。

なぜやるのか

株式会社SHEEP SUNRISE 代表取締役 関澤 波留人
羊をプレゼンし、お客様に楽しんでいただくがコンセプト
▼人との出逢い 僕はサラリーマン時代、「このままでいいのか。」という漠然とした不安や不満を抱えながら生活をしていました。 飲食業界は未経験ながら、32歳でこの業界に飛び込みましたが、僕自身この羊SUNRISEでたくさんの成長をさせてもらいました。 そして、人の成長は「人との関わりの中で生まれる」ということを身をもって感じました。 ”何かにくすぶっている人=自分が足りていないことを自覚している人”だと僕は思っていて、目の前の人に対して憧れや悔しさを持ち続けられる限り、いくらでも成長し続けられるはずです。

どうやっているのか

羊は鮮度が命 冷凍しない羊肉を直輸入
国産の羊肉を取引量は日本一
▼牧場で日本一の飼育数を目指す 現在、協業という形で北海道・厚真町の牧場に携わらせてもらっています。 今、日本で一番羊を飼われている牧場でも1000頭ほどの規模ですが、厚真町の牧場では2000頭までの増産を試みています。 一部の羊飼いや畜産関係の方からは「無理だ」と思われるかもしれませんが、僕はオーストラリアや中国などで、日本全体の2万頭という数を、たった一軒で飼育している牧場などを実際に見てきました。 戦時中の日本には羊は100万頭近くいましたし、現代で2000頭の羊を飼うということは、僕からすると、むしろ少ない数だと思っています。 今は2000頭の飼育を目指し、人工授精のための取り組みや、アジア圏からの流通に向けて動いているところです。 未利用資源の活用を目指し、皮なめし工場を作る 北海道では現在、約1万2000頭の羊が飼われていますが、羊の皮はほとんど活用されずにいます。 皮なめし工場(皮を柔らかくする工場)を作ることで、羊だけでなく、北海道の鹿や熊の皮もなめすことができ、未利用資源となっている皮が「革」として活用されていくことを目指しています。 どちらも、羊飼いや皮革産業の方からは無理だと思われ、これまで行われてこなかった取り組みですが、動き出してみると、周りの協力もあって円滑に進んでおり、まさに「誰かが無理っていうからチャンスがある」のだと、実感しています。