1
/
5

新卒第一期入社から一年。やってみて良かったこと。悪かったこと。(中野)


気づいたら社会人2年目になっていました。
私も、貴方も、世界も、本当に色々なことが起こった一年でしたね。
私の髪色も、社会情勢もめまぐるしく変わった一年でした。

みんながみんな、本当によく頑張った、よく踏ん張った1年だったのではないでしょうか。

まだ何にもできない微力な新卒社員も、日本の端っこでこっそり奮励していました。
今回の記事では、そんな社会人1年目を時系列に振り返ってみようかと思います。

4月 入社1日目にして全拠点休業が決定

新型コロナにより、インターンシップとして約3年従事してきたKIKKAの休業が決定。

「1年目のからKIKKAの拠点長を任せていただけることになり、なんて嬉しく誇らしい新卒スタート!」
なんて思っていたのは束の間、その約1週間後に一緒に働いてきた大好きな仲間へKIKKAの休業を知らせることの歯痒さ。

寂しいけれど、”ここを守り抜こう”と背筋が伸びた瞬間でした。
私にとってKIKKAは本当にかけがえのない「居場所」だったんだなと自分の中で再確認。

くよくよしている暇はないぞ〜!

またここに灯りをつけるぞ…待っててねKIKKA

5月~6月 入社2ヶ月目:社長からのミッション

北野社長「KIKKAの飲食をリブランディングして黒字化してください」

「コロナ禍に黒字?飲食の運営?何それ美味しいの?」状態のみどももコンビ。
私たちの強みは、こんな時でも迷わず行動できるところだよね、ももちゃん。

朝から晩まで、終業後だって、2人で「お店の名前は何にしようか」「ロゴってどうやって作るんだろう?」「どんな人がきてくれたら嬉しいかな」「可愛い制服でお揃いにしようよ」なんて話しながら、好きな音楽をかけて自分たちを奮い立たせていた日々。

ゴールの見えないコロナなんかより、大好きな場所がなくなってしまう方が私たちには怖かったから。
沢山の人の力を借りて5月18日(月)「喫茶 北風」をオープン。
またここに灯りをつけられたことが嬉しくて嬉しくて。


二人で話してるとワクワクが止まらないよね、スピード感もすごいよね…
迷走しすぎて、「毎晩インスタライブやったらファンがつくんじゃない?」なんて言って本当に毎晩お店の締め作業をしながらインスタライブしていました。笑
でも本当にこれ見てきてくださる方もいて、なんでも「やってみる精神」は大切なんだなって。

「喫茶 北風」のオープン準備と同時進行で、4月に開業予定だったホテル「TOMOS」の備品発注・納品・整理。ホステルだったKIKKAは「シェアハウス事業」に生まれ変わることに!
コミュニティシェアハウス運営会社のリバ邸とひだまりで運営するホテル&ホステルの形を残したまま3つの「 #暮らすホテル」スタート。

ももちゃんとあちこち駆け回った日々が懐かしいです。バリバリの運動部で良かったね私たち。

参考:【ウィズコロナへ舵切】都心一棟ホテルKIKKAをシェアハウスに! #暮らすホテルhttps://camp-fire.jp/projects/view/290821


初任給でももちゃんと食べた回らないお寿司。
「月に一度はこうしてご褒美会しようね」なんてホクホクしていた時期が懐かしいね。

7月~9月 喫茶 北風をワンオペ運営

梅雨が過ぎ、お行儀よく夏が始まった頃、ホテルの運営再開の話が出て、ももちゃんが北風を卒業しホテル事業部へとシフトチェンジ。ここから私の孤独な戦いが始まります。

分かっていた気でいたけれど、ひとりになってようやく、ももちゃんの偉大さに気づくことになりました。私は本当に数字を見る力がない。

お店を回す上で、「純利益って何か」「お店を運営する上でどんな出費があるのか」「黒字にするには毎月どれくらいの売上を上げなければならないのか」「それを日割りにすると1日あたりの目標はいくらなのか」そういう単純な数字の計算を怠っていたことに猛省します。

ただ、こんな経営者みたいにお金の仕組みを学べる機会いただけちゃうなんて、新卒1年で早々無いのではないだろうか
アルバイト時代の居酒屋の店長になった気分で数字を管理する習慣をつけました。

”数字”を見る力をつけ始めた7月。そして”人”を見る力をつけ始めた8月へ。

常連さんが少しずつ、増え始めたのがこの頃でした。

ももちゃんが突然買ってきたトマトの苗を店先で育てていたら、それを楽しみに来てくださるお客様が通ってくださるようになったり、カメラの練習をしにきた男子高校生が横浜から通ってくれるようになったり、ご近所バーのマダムがジェラートを食べに来てくれたり…本当に色々な人で溢れたお店でした。

私自身、”インスタ映え”っていうのがどうも好きになれなくて、
「気取らなくて良い、居心地の良いリビング」みたいな空間創りに勤しんでいました。

「いらっしゃいませ」よりも「おかえり」が似合うような場所創りの傍らで、神楽坂の開業準備が着々と進んでいました。

真夏日の中、ホテル事業部の女社員3人で、大量のマットレスを開封して設置。不足備品が出てくる出てくる…買い足しては不足、買い足したら今度は不良品で返品。

なかなか順調に行かないのもまた一興。

なんでも楽しみながらやれば苦ではないです。
あとは好きな人たちと働くこと。ももちゃんがいれば結構なんでもできちゃうんです。



アドレナリンでいっぱいの8月を駆け抜け、夜風が涼しくなって9月に突入。

常連さんも安定して来て、イベントの話も出て来たり、近隣店舗さんにもよくしてもらったり、数字で言えばようやく軌道に乗り始めた頃。

私自身はちょっとマンネリというか、スランプに入っていたのがこの時期でした。
多分ひとりが寂しかったんでしょうね。神楽坂のホテル開業が目前になって、新しい事業もどんどん話が進んでいって、会社がズンズン前に進んでいる中「あれ?私4月と何も変わってないんじゃない?」なんてブルーに入ってしまっていました。

社長から「悩める少女」なんて呼称されるくらいなので、会社の皆さんに精神的に支えていただいた時期でした。社長や事業部長たちに、マンツーマンで相談に乗ってもらえたり、アドバイスをいただいたり、家族みたいな会社だな〜と思います。

自分の性質を理解してくれていて、それにあったポジション、必要なスキルを学べる場所に置いてくれる。成長機会を常に用意してくれる。それが7garden。

あとはシェアハウスの住人さんたち。私のことを「寮母」と呼んでくださる人がいたり、朝起こしたり、お昼を作ったり、仕事や人生の相談に乗ったり、この時期は喫茶店の店長兼寮母として働いていました(笑)

皆さん本当によくしてくれて。ホテル時代のKIKKAに戻ったような気分でした。

ひとりぼっちな気がしていたけれど、沢山の人に囲まれていたんだな〜と振り返ってみて今、思います。

10月~12月 念願の黒字達成

タイトルの通り、10月になってようやく黒字達成。

オープンから5ヶ月での目標達成。回り道も沢山したけれど、あの達成感、忘れられないです。
数字見れなかった頃の自分だったらおそらく黒字にすら気づいていませんでしたが(笑)

アルバイトを雇う余裕もなかったけれど、本当に少額の黒字だったけれど、私にとっては大きな大きな成功でした。
販管費 ( =光熱費・家賃・自分の人権費・仕入れ値 ) 全てペイしました。
ただのまぐれではなく、3ヶ月連続の黒字を達成しました。
この時世にこんな挑戦してくれる北野社長のハングリー精神に脱帽ととびきりの感謝です。

1月 喫茶 北風 / KIKKA 撤退

憎いですね、コロナ。東京のホテルの現場社員へシフトするため、大好きなKIKKAからの撤退を決断。
目標も無事達成して、ポジティブな気持ちでの卒業でしたが、やっぱり寂しさが大きかった。

4月に「ここを守ろう」と決めて、少しの間だったけれど、たくさんの人が集まる素敵な空間にできたことが誇らしかったです。

ありがとうKIKKA。

さて、久しぶりのホテル現場。どうなることやら!


閉店の際に、惜しまれつつ戴いたたくさんのお花、我ながら愛されていましたね〜〜。(笑)
閉店1週間前くらいから毎日お花をもらう日々は幸せでした。
ドライフラワーにして今でもお部屋に残っている宝物です。

2~3月 東京ホテルの現場拠点長に

神楽坂/浅草/入船の3ホテルの現場運営を任せてもらることに。飲食にホテルに、本当になんでもやらせてくれる会社だな。

ホステル時代のKIKKAで働いていたものの、1年以上ホテル現場から離れていたのもあり、それとまだ少し「喫茶 北風」や「KIKKA」への未練もあったりもして、最初は現場に慣れることで精一杯。

ずっとワンオペだったから、人と働くという環境があまりにも新鮮で、本部の皆さんとランチに行けた時は「OLみたい〜!」なんて言ってはしゃいでいました。(笑)
本当に、あたり前のことなんて一つもないんですよね。

新卒一年目、ギリギリで駆け抜けました。

■やってみてよかったこと

①「見ること」と「役割を与えること」

この一年で本当に「見る力」をつける特訓ができたと思います。
この「見る力」っていうのは、「数字を見る力」「人を見る力」「環境を見る力」…などなど。
一つのプロジェクトが回るのに、色々な人が携わっており、色々なところでお金が回っています。
それらを把握してうまく潤滑油になること。そういった「見る力」をすごい意識した1年でした。

喫茶店での常連さん作りも、ホテル運営も本質は一緒。
「あなたがいるおかげでこんな素敵な場所になるのよ」ってどれだけ相手に伝えられるか。
その環境における「役割」を持たせてあげることを意識して動いていました。

「視座を高く」「視野を広く」

いつも北野社長からいただいていたアドバイスです。
私はすぐ視野が狭くなって感情的になってしまうような、どうしようも無い新卒でしたが…

「みどりの強みは、いつも”悩んじゃう正直さ”と”スピード”これは大事な2つなんだけど、いざ持ち合わせてない人がやろうとすると、めちゃくちゃ難しい2つなのね。そこ自信持って。」

自信をなくしたときにこういうモチベになる言葉をもらえちゃうから、ベンチャーって辞めらんないですね!笑

②最速かつ常時PDCAを回し続けること

喫茶北風を回す上で、やったことは数え切れないです。
市場調査(神田のオフィス街、人がいない、ターゲットはどこだ?誰だ?)
差別化(人気の飲食店が多かった、差別化してここでしか出せない魅力は?)
リピーター化(せっかく来店くださったお客様、また来てくださるには?)
赤字覚悟のアクション(リピーター化を形にしたら、今度は原価スレスレのセールで母集団の形成)

PDCAを回す上で数字を見る力がついたことが何よりも大きかった。
昨日に対して売上が低かったら「何がいけなかったのか、何ができたのか。」
この視点に立てるのは、数字を見れることが大前提。
PLに対しての着地予想、いつまでに黒字化するのかをしっかり計画すること。


ただの赤字と捉えて落ち込むのか、前を向き続けて改善アクションを続けるのか
この分かれ道で常に後者を選び続けたことが結果に繋がったと思います

周りから無理だと言われ続けても、自分だけは自分のやっていることに自信を持って信じてあげること。
悩んでも良い。だけど迷わず進み続けること、行動し続けることが何よりも私の強みでした。

■やってみて悪かったこと

「頼る」ということ「教える」ということ

今年もインターン生と一緒に前に進んできた7garden。みんなそれぞれに素敵なところが沢山あって、「どうやったら長所が伸びるのだろうか」「貴重な学生生活を無駄にして欲しくない!」なんてももちゃんや葵と話しながら、同時に教えることや頼り切ることの難しさに直面しました。

日々の業務をこなしながらの課題のフィードバック、それぞれのタスクの進捗管理…学ぶことが多かったのは私たちの方かもしれないです。

前年度は一人で働く期間が長かったのもあり、「人と業務を分担する」「ある程度任せてみる」っていうのが本当に苦手だと再確認しました。

今年度の目標でもある「人を動かす」「人を巻き込む」を意識できていなかったなと思います。

■今年度やりたいこと


「みどりはチーム(人を動かす)力を身につけると最強だ。」

これも北野社長からいただいた言葉!

最強になるべく、大好きなホテルを、大好きなみんなとどんどん爆発させていこうじゃないか!
今年はKIKKA時代からの仲間である葵も社員としてジョインし、最強トリオはくよくよすることなく突き進んでいきます。

高い視座で我々を凌駕する常時レベルアップの頼れるリーダー桃ちゃん、
マーケと現場運営をバランスよくこなしてくれる私のメンタルケア担当でもある葵、
できることは少ないけれど、なんとかなるさ精神で本当になんとかなってきた私、
全員違う性質だけど歯車はバッチリ噛み合っている。3人揃うとワクワクが止まらない。

こんな時世だって、ハングリー精神!ピンチな時こそトライアンドエラー!


株式会社7gardenからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
株式会社7gardenでは一緒に働く仲間を募集しています
2 いいね!
2 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

中野 碧さんにいいねを伝えよう
中野 碧さんや会社があなたに興味を持つかも