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地方自治体からの経験を経て、スコラ・コンサルトでの挑戦と成長へ

地方自治体にて約8年半の経験を経て、2022年に入社した山口和也(やまぐち・かずや)さんのストーリーです。

スコラ・コンサルトとの出会い

私は地方自治体の職員として約8年半働いていましたが、その中で職場の同僚や後輩が徐々に元気ではなくなり、メンタルが不調になる様子を間近で見てきました。職場では、メンタルヘルス不調になった要因として個人を責める風潮や発言がありましたが、私はこの要因を個人の問題だけではなく組織の問題もあるのではないかと考え、社会人大学院で行政の組織について学ぼうと思いました。

大学院では、行政職員のメンタルヘルス要因を研究しながら組織行動学など、多岐に渡り学びました。一方、職場では大学院で学んだことを生かし、職員という立場でもできる取組みとして、プロジェクトや職場改善を行ないました。上司などの協力を得ながら対話の場をつくることで、職場の問題解決と関係性の構築に取り組んでいきました。

その結果、職場の不満や疑問を他責にしていた人が、プロジェクトなどを通して徐々に自分たちで組織を良くしていかないといけないという当事者意識を持つようになりました。私自身が問題意識を持って組織に対してアプローチしたことが他者にも広がり、最終的には感謝されたときの喜びを今でも鮮明に覚えています。

こういった経験から組織を良くする取組みにはやりがいがあると同時に責任も感じ、より専門性をもって今後も取り組んでいきたいと思うようになりました。自治体などに向けて組織開発のような、人に対するアプローチを行なっている企業を探していく中で、スコラに出会い、やりたいことを仕事にできたら良いなと思い入社を決めました。



地方に住みながら、スコラで働く

入社が決まった時、東京に引っ越すつもりでいたのですが、今住んでいるところにいながら働いても良いと言われ、地元の長崎にいながら働くこととなりました。当時はまだコロナ禍だったこともあり、WEBでオフサイトミーティングなどの場に参加しながら仕事をしていました。仕事は基本的にプロジェクト単位で動くので、住む場所は自由です。ただし、スコラの拠点は東京になるので、対面の場が増えれば必然的に出張なども増えていきます。

現在は福岡に住みながら仕事をしていますが、プロジェクトのアサインなどまだまだ課題がある状態です。こういった状況の中でも、自分がどうしたいのかを考えながら組織への貢献と自分がやりたいことの実現に向けて、悩みながら進んでいます。


スコラ・コンサルトに入社してみて

スコラの目に見えない企業風土を変えるという事業にも興味があり、自治体の中での取り組みに近かったことを働きながらできることに魅力を感じました。実際にスコラは40年近く存続し、そこに価値を感じてくださるお客様がいることにも興味がありました。

創業者の柴田の影響もあると思いますが、スコラのプロセスデザイナーは自分たちの価値をお客様へ最大限に提供し、どうしたらその提供した価値を理解し認めていただけるのかを考えながら動いていると思います。

私たちが行なっている事業は分かりやすいビジネスモデルではないですが、個々が日々考えながらやりがいをもってお客様に対して価値を提供し続けてきた結果が、今のスコラにつながっているのだと思います。



新規事業に参加

岐阜県の飛騨で古い町家を再生した観光事業を展開しているHIDAIIYO(ヒダイイヨ)という企業様から、コロナ禍で国内のお客様の観光需要も増やしていくために、何か一緒にできればとお話をいただきました。さまざまな提案を出していく中で、HIDAIIYOさまが所有しているサウナと、時流の変化により求められているリスキリング(技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、新しい知識やスキルを学ぶこと※1)を掛け合わせて、新規事業を共同開発することとなりました。

実際にスコラのメンバーもサウナ好きな人が多く、私もその一人で、HIDAIIYOさまと同じように地方で仕事をしているということもあり、入社後すぐに新規事業立ち上げのメンバーとして参加することになりました。メンバーとのやりとりの中で自社の強みを可視化し、抽象的な構想を細分化してアウトプットを出していく過程を学ぶことができました。その後、新聞社の方々より、新規事業の問い合わせを何件かいただき、両社のPRに繋がったというのも良い経験だったと思います。

※1 https://www.jmam.co.jp/hrm/column/0070-dx_reskilling.html


私ってこんな人です

私自身、感覚的に全体をつかむところが得意だと思います。

何事に対しても、自分の頭でしっかり考えて、自分の答えを出していき、後に振り返ることを大事にしています。

例えば、一般的に「ここではこういう発言をしないほうが良い」とか、いろんな場面で人やその場に対する恐れや怖さみたいなものがあると思います。しかし、私の場合は率直に聞きたいことをその場で聞き、思ったことを率直に言える場を通して、さらに思考を深めていきます。ものごとの本質を見ようとしているので、思うように発言が出来なかったときも、自分自身を客観的に振り返って見つめ直すようにしています。

スコラのメンバーは相手のことを思って行動している人がほとんどなので、私も相手に対して何ができるのかを臨機応変に考えて、自身の役割や置かれた状況を考えるように意識しています。それは、前職の時に自治体の中での体感が生きているのだと思います。



未来に向けて考えていること、やってみたいこと

一筋縄ではいかないと思いますが、これからも自治体へのアプローチを続けていきたいと思います。今もお客様との場を任せてもらう機会がありますが、自分のスタイルを確立している最中なので、これまで以上にその場で起こっている現象や物事の根底にあるものを探っていけるようになりたいと考えています。

また、発想という点では、今あるものだけでなく第三の選択肢を考えるのが好きなので、企画や目的設定の面でもどんどんカタチにしていけたらなと思います。今後、自治体の方々がスコラに任せたいと思っていただけるようなアプローチの仕方や価値提供についても考えていきます。


Tさんから見た山口さんの仕事に対する姿勢

自治体勤務をやめて、スコラに入ってくるだけあって、独自の観点で世の中をよくしたいという思いを感じます。

前職の時とは全く違う本人の主体性に任せた自由なスコラの組織形態、逆の観点で見ると自分から関わっていかないと埋もれてしまう状況でも楽しみ、学びながら進んでいっています。このスコラという組織の中で新しい境地を拓いていくことが期待されます。


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