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「組織開発コンサル」ってどんなことしてるの? コンサルタント2人にきいてみました! ~前編~

『わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)』の1セクション、 「組織開発コンサルティンググループ」をピックアップしてご紹介します!

組織開発コンサルティンググループでは日々どんなことをしているのか、グループマネージャーとサブマネージャーの安達と舘脇に話を聞いてみました…!

-安達:
インタビューありがとうございます。組織開発コンサルティンググループの安達です。

-舘脇:
同じグループの舘脇です。

そもそも、グループ名になっている「組織開発」って、どういったものなのでしょうか。

-安達:
組織開発って、わかりづらいですよね。
「組織開発」の開発ってDevelopmentですけど、開発よりも「発達」とか「発展」に翻訳する方がイメージが出来ると言われてるんです。
発達とか発展なので、「組織成長」とか「組織活性化」のイメージですかね。
私たちが行っている「組織開発」は、一言なら「社員の幸せの追求と成果の最大化の両立」を目指した取り組みです。
そこに向けて、制度や仕組みを変えたり・つくる提案もしますし、属する人が上手にできるようにサポートしたりもします。

幸せと成果の両立を目指す取り組みのサポートなんですね。

-舘脇:
働く人の幸せって人によって違いますし、組織によって課題も違うので、画一的なことができないのが難しいところです。

なんとなく組織開発がわかってきました。画一的には難しいのだと思いますが、例えば、よくあるのってどんなことしてるんですか?

-舘脇:
そうですね…多いものは、組織やチームを診断・調査(サーベイ)して、その結果を構成しているメンバー間で見ながら対話して、組織やチーム単位でアクションを考えて実行していくものですかね。
いわゆる、「診断型組織開発」といわれているものです。

-舘脇:
診断型組織開発は、❶の組織やチームの診断から始まるので、課題がある程度わかりやすいモデルですね。
ただ、個人の特性診断みたいなものもそうですけど、出た結果を見て「やっぱりそうだよねー」で終わらないようにするのが難しいところです。

-安達:
その辺りは、我々がもともと人材開発から始めているので、強みとして感じているところでしょうかね。
❷~❹の対話型ワークショップもそうですが、ワークショップデザイナーとして、相手に向き合った対話が起こるように場をデザインします。また、ファシリテーターも、コーチや研修講師として一定の経験を積んだ者が関与して、うまく対話できるように支援しています。
あとは、心理学者の方と開発している、少し特殊な手法を用いた対話をしてもらったり…なんていうのもありますね。

学者の方と開発もするんですね、難しそうですけど楽しそう…。

-舘脇:
そうなんです。こういうことって中々出来る経験ではないので、苦戦しつつ楽しみつつ…。
とはいえ、先を考えると楽しみつつが大きい感じですかね。

組織開発コンサルティンググループとして大切にしていることって、どういうことがありますか?

-安達:
大切にしていることって、わたし・みらい・創造センターの理念に通ずるところがあるんですけど、クライアント企業に関わるうえで大切にしている、主要な2つを紹介しますね。

1つ目は、「相手企業の成長を願い、企業に向き合う。」ことです。

-舘脇:
あ、そうそう。これ大事ですよね。
コンサルタントって、基本的に外の人間ですし、コン(来ん)サル(去る)なんて言われたりする職業なんで…。

-安達:
そうならないように「向き合う」ことは大切ですね。
例えば、その企業の理念や風土だったり、秘伝のタレみたいなものも理解しようと努めたりしますし、経営層の方と組織課題について対話したりもあります。

そこまで踏み込んでいくとなると、やりごたえがありそうですね。

-安達:
えぇ。なので、1人のコンサルタントが関われる企業の数は、多く出来ないのが悩ましいところですね…。

あと、主要なものの2つ目は、「現場主体を崩さない」ことですね。
コンサルタントがゴリゴリ推進しちゃうと、持続性がなくなるので良くないんです。
直接、現場とコミュニケーションをとらせていただける案件なら、現場の担当者を立ててもらうようにお願いしています。

-舘脇:
組織開発って、人事や役員の方と共に動き出すことが多いんです。
そうするとトップダウンでの改革になりがちなんですよね。
発信のスタートはトップかもしれませんが、組織開発の主体者は現場なので、現場のことをしっかり理解するためにコミュニケーションをとったり、組織を機能させていく上で必要な模範を示すことなどを心がけています。
そういった姿勢を見てもらわないと、現場も心を開いてくれないし、当然動いてくれないと思っています。

組織開発って現場を大切にするんですね。コンサルタントとしての関わり方が少し見えてきました。

~ 後編では、実際の組織開発の事例だったり、その中での苦労などを深めてきいてみたいと思います ~

⇒ 後編はコチラ

インタビュアー:藤本かなえ

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