"人と社会をつなぐ「コミュニケーションの進化」に貢献する" パーパスに込めた想いとは。 | 組織
4月26日(金)に開催された2024年度上期全社キックオフミーティングにて、新たにS&Iとしてのパーパスが発表されました。 "人と社会をつなぐ「コミュニケーションの進化」に貢献する" 今回は、パ...
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“人と社会をつなぐ「コミュニケーションの進化」に貢献する”
本部の役割によって、会社のパーパスを実現するためのアプローチ方法は異なります。社員一人ひとりがより自分ごと化するために、これを一段下げた本部ごとのパーパスも併せて策定しました。
そこで、今回からは会社パーパスの実現に向けて、各本部はどのように考え、どのように取り組もうとしているのか、インタビューを通じてお伝えしていきます。
1回目は、デジタルエンゲージメント本部(以下、DE本部)のパーパスについて川辺さんにお話を伺いました。
川辺 隆史(かわべ たかし)
1993年S&I入社。ネットワークSEとして設計・構築に従事しながら、創業期のS&Iでテクニカルサポート部門やプロダクトマーケティング部門の立ち上げにも携わる。その後、複数の大規模プロジェクトのPMを経験した後、ソリューション部門の本部長代行としてソリューション構築・セールスをリードしながら、自らもS&Iのマネージドサービス事業「sandi MdS」を立ち上げる。現在は、SE部門の副本部長としてSE全体のリードをしている。
DE本部は、会社として、お客さまの課題を解決するためのソリューションを作れるようになる必要があるという考えで作られた組織です。
現在、DE本部はコンタクトセンター事業とAI事業を推進する「デジタルコミュニケーション」、サーバー事業を推進する「サーバーソリューション」、ネットワーク事業を推進する「ネットワークソリューション」の3部門で構成されているのですが、この3部門に加え、デジタルインテグレーション本部側で活動する「ユニファイドコミュニケーション」と「マネージドサービス」の事業をそれぞれ推進する部門があります。ちょっと変則的な組織構造になっているのは、各事業の特性にあわせて、ビジネスを進めやすい組織体制をとっているためです。
各事業のビジネスを推進するために、それぞれのチームが自分たちの強みはどこにあるのか、どうやればS&Iの付加価値を出せるかという「自分軸」と、お客さまから何を求められているのか、それを具現化するために何ができるのかという「市場の軸」の2つの軸を織り交ぜて考えながら、お客さまへ提案できるソリューションを生み出す役割を担っています。
また、それぞれの事業でどのような手段でどのくらい成長させるという数値目標を掲げ、技術メンバーも成果を定量的に捉えてビジネスを推進していくことを意識しています。
これは、会社の成長を営業メンバーの営業力だけに任せるのではなく、市場に受け入れられるソリューションをきちんと組み立てていくことが重要だという考えからです。
“人と社会をつなぐ「コミュニケーションの進化」に貢献する”という会社のパーパスですが、DE本部としてどう取り組めるかと考えた時に、やはりDE本部のミッションである競争力となるソリューションを作っていくことに愚直であることではないかと。
競争力となるソリューションを作っていくということは、会社を成長させていくことと同義だと捉えています。何年にも渡って会社を引っ張っていけるものを作っていく、作り続けていくことで会社が成長し、また新たな取り組みが生まれていく、このサイクルがうまく回ることで会社の推進力が高まり、その時代、その時代の社会を取り巻く課題の解決により貢献できるようになると考えています。
各事業の強みを組み合わせることで、その推進力は飛躍的に大きくなると考えています。
それぞれの事業をより強くしていくことはもちろんですが、それらが独立したままでは限界があります。そこで、事業単位で閉じずに、それぞれの事業の強みを組み合わせて新たな価値を生み出していくクロスセグメントでのソリューションの組み立てに重点を置いています。
例えば、基盤構築を中心に行なってきたコンタクトセンター事業にAIの音声認識技術を活用した業務アプリケーション開発を強みとするAI事業を組み合わせることで、より高度で高品質なコンタクトセンターサービスの提供も実現できるようになっています。
また、プラットフォーム事業においても、強みであるネットワークの構築と合わせてその周辺の認証基盤やその運用サイクルも合わせて提案していくことで、S&Iの強みを合わせたITインフラ基盤の提供を行っています。
このような取り組みを強化し、増やしていくことで、S&Iが実現できることは無限に広がっていくという想いから、DE本部のパーパスは、“ソリューションの洗練とクロスセグメント戦略により、ベストプラクティスの創出、競争力向上、持続的な成長の実現を目指す”に決まりました。
DE本部は各メンバーが常にアンテナを高く張り、市場ニーズを敏感にキャッチし、やりたいこと・やるべきことに最大限の力を発揮できるやり方を追求することで、会社全体の力としてビジネスを推進していける組織でありたいと思っています。