皆さんは自身の個人理念をお持ちでしょうか?
会社には経営理念が存在していますが、個人の理念というのはなかなか考える機会はないと思います。
個人の理念を持つということは、自身の揺るぎない行動指針、価値観を持つことなります。挫けそうな時、迷いが生じた時に必ず自身の力になってくれます。
今回、個人の理念を導き出すワーク、人間理念展をSIGNCOSIGNの加来さんが開催されており、私自身個人の理念をコトバにしたく、参加してきたので、その内容をnoteにまとめました。
本記事を通して自身の「生き方」「価値基準」を持って生きたいとお考え方にとって気付きやヒントが少しでも見つかりましたら幸いです。
目次
- 理念とは?
- 自身の理念を言語化し、相手の理念を知ろうとするプロセスが大事
- そんなわけで、人間理念展に参加してきました!
- 私の個人理念 と2つの気付き
- 「覚悟を叶えるために足りない力になる」
理念とは?
そもそも理念という言葉の意味をしっかり理解している人は多くないと思います。まず、言葉の定義から整理しましょう。
企業理念とは?
→ その「企業」のすべての活動や選択の動機・基準
個人理念とは?
→ その「個人」のすべての活動や選択の動機・基準
つまり個人の理念とは自身の行動指針、価値観という事です。
ソフトバンクの孫さんが、「目指すべき山を決めずに歩くのは、さまように等しい」という言葉を残しましたが、それと同様に自分の活動や選択の動機・基準を持たずに生きるというのは、さまように等しいと言えます。
自身の理念を言語化し、相手の理念を知ろうとするプロセスが大事
私自身、会社を6年ばかり経営していて「自身の理念」と「相手の理念」の意味や目的の重なる(シンクロする)ところ・重ならない部分が何処なのかを知るという事はとても重要だという事にようやく気付いたところでした。
コーチングの先生にも「徳田さん自身の言葉や行動はとても美しい。でも相手の理念や想いをもっと知ろうとする努力が必要だよ」とアドバイスを頂いたばかりで、これまで社員一人ひとりがどんな理念で仕事をしてくれているのかをきちんと知ろうとしていなかったなと反省しておりました。
そんな時、加来さんのnoteの図を見て、
「会社の理念と社員の理念の重なっている部分てどこなのかな? まずは、自分の個人理念と会社の企業理念の何処が重なっているのかを知る事からはじめよう」と思い、人間理念展に参加しました。
人は自分の理念と会社の理念が重なっている部分で最も力を発揮できます。
加来さんのnoteでは、シンクロできれば、幸せになれる可能性が高いと言っています。
これから就職、転職する予定の方は、自身の理念をコトバにし、企業の理念と照らし合わせて見る事で、重なる部分があるか見る事ができ、自分が本当にやりたい事がどうか判断できるようになりますね。
そんなわけで、人間理念展に参加してきました!
人間理念展では加来さんとの30分の対話セッションで個人理念をコトバにするワークをします。
また、できあがったコトバや、対話の過程をイラストにして展示しています。
人間理念展は新宿歌舞伎町の怪しい雑居ビルの中にある隠れ家的なお店人間レストランで開催されていました。
雑居ビルを上がっていくと...
途中、R18の怪しいお店の看板の誘惑を超えて4階まで登ったところに人間レストランの入り口があります。
お店に入ると、個人理念が展示されています。
なるほど。ひとりひとりの可能性を信じて、ひとりひとりと寄り添う
というのは、キャリアコンサルタントならではの理念ですね。
他者との違いを楽しむというコトバに強い想いが感じられますね。
雨の日も風の日も、
やさしくつよく
誰かを照らし続ける。
自分の幸せを、自分で創れる人になる。
人の評価ではなく、自分の価値観の中で幸せを作れたら素敵ですね。
人の個人理念を見ながら、自分の理念を導き出す理念書を下書きして加来さんの理念ワークの順番を待ちます。(理念書はこちら↓)
レストランバーなので理念展に参加されている方以外にもお客様もいらっしゃいます。
私はパソコンをカタカタやりながら、理念書の下書きを書いていたのですが、途中で知らないおじさんにシャンパンをごちそうになったり、フランスで調理師の講師をされていた方のお話を伺う等、予想だにしない出会いもありました。
私の個人理念 と2つの気付き
ようやく私の番になり、理念ワークの開始です。
自己紹介、自身の仕事への想い、これまでの経歴について30分ほど話をしました。
対話の中で得らえた気付きは2つ。
1.企業の理念≒個人の理念
自分が創業した会社の理念と個人の理念は重なる部分は多いですが、完全に一致しているというわけではないという事は私にとって大きな気づきでした。
弊社の理念(ビジョン)
「マーケティングとコトバの力で日本と世界のボーダーをなくす。」
と個人の理念は重なる部分は多いですが、これ自体はあくまで会社の理念であって、個人の理念ではないという事に気付きました。
2.「覚悟」を持った人の力になりたい!
全ての人の力になりたいわけではなく、私は海外で本気で成功するんだ!という想いを持った人の力になりたいんだと会話を通して気付きました。
確かに、過去、「覚悟を共創する」という言葉を使用したnoteも執筆していました。
こうした理念ワークを通して導き出された私の個人理念のコトバはこちらです。
「覚悟を叶えるために足りない力になる」
夢を叶えるという言葉はよく聞くと思いますが、
覚悟を叶えるという言葉は聞きなれないと思います。
また、覚悟に応えるではなく、叶えるというコトバを選んだのもとても秀逸でした。
そして「支援する」ではなく、「足りない力になる」という部分も、とても力強い表現だなと思い、私自身とてもシックリきました。
今回、私自身の理念をコトバにすることができ、会社の理念と照らし合わせて重なる部分を知る良い機会になりました。
今度は、うちの社員一人ひとりの理念をコトバにする理念ワークを加来さんにお願いしようと考えています。彼ら、彼女らの理念と企業の理念が重なる部分が分かったら良いなと個人的に期待しています。
これから会社が大きくなるにあたり、全ての社員の理念を私が対話を通して知る機会というのは持てないかもしれません。
しかし、「今の会社の規模なら、一人ひとりと対話をし、理念を知ることができるかもしれない。そして今向き合う機会を持てた社員が、ゆくゆくは後輩や部下と向き合って理念を知ろうとしてくれるんじゃないか」と考えるようになりました。
加来さん素敵な気づきをありがとうございました!