PROFILE
■来栖 希実(エンジニア/2022年新卒入社)
■汪 佩萱(エンジニア/2022年新卒入社)
■高橋 宥有(エンジニア/2022年新卒入社)
■五十嵐 涼花(エンジニア/2022年新卒入社)
官公庁や大手企業の案件を含む、様々なシステム開発を手掛けているルーシップ。SESや受託開発の他、セールスフォース導入支援でも豊富な実績を持つ。その事業拡大を支えているのが、開発の最前線で活躍するエンジニア達だ。ベテランエンジニアのノウハウを研修や現場でのサポートによって若手に共有。新卒入社でも早期に最前線で活躍できる環境を整えている。今回は、2022年に新卒入社した、当社の4名のエンジニアによる座談会を企画。エンジニアとしてのスタートを切る場所としてルーシップを選んだ理由や、入社後の成長の軌跡などを、ざっくばらんに語り合ってもらった。
大手企業の管理システム構築に携わっています
──最初に、自己紹介を兼ねて、皆さんが今、携わっている案件の内容を教えて下さい。
来栖 私は、メディアで使われる機器を販売している会社のプロジェクトで、Salesforceを活用した顧客管理システムの構築に携わっています。新規の顧客情報の登録から請求書の発行までを一元管理するためのものです。私は主にプログラムの動作確認とエラーの修正を担当していて、Apex、SQL、JavaScript、HTMLなどを使っています。
高橋 私も来栖君と同じプロジェクトで働いています。私の担当はエラーの修正の他に、顧客の住所を地図で表示する新機能の追加を担当。APIを任されていて、ApexとJavaScriptを使ってプログラミングしています。
汪 私の場合、セキュリティソフトを販売している会社のプロジェクトに携わっています。今は、ソフトウェアのバージョンアップのタスクを担当していて、例えば「社用PCを使って仕事をしている社員が業務に関係のないWebサイトにアクセスできないようにする」といった、フィルタリング機能の改修を担当。特に、Javaを使った動作確認が主な業務です。
五十嵐 私が携わっているのは、大手建設会社のプロジェクト。オンプレミスの財務管理システムを開発する案件で、総勢50名ものエンジニアが関わっている、かなり大規模なプロジェクトです。現在はテスト稼働中で、私は業績管理のパートを担当。Java、SQLを使って、バグを探したり、修正をしたりしています。
IT専攻でなくてもエンジニアになれる会社
──皆さん、エンジニアとしてスタートを切って1年未満にも関わらず、ITの最前線で活躍しているのですね。では続いて、皆さんがルーシップに入社するまでの経緯を聞かせて下さい。
来栖 私の場合、元々、ゲームクリエイターになりたくて、ゲーム系の専門学校に進学。ゲームデザインを学びました。でも、授業でプログラミングなどのIT知識に触れていく中で、「ゲームにこだわって進路を狭めるより、広くIT全般の仕事に携わる方が、可能性が広がる」と思うようになって。
それで、就活では、様々なIT現場が経験できるSES会社にアプローチ。その中でルーシップに決めたのは、様々な業種の大手の案件を数多く受注していたことが決め手でした。また、「自主独創」という経営理念に、とても共感できたこともありますね。
汪 私は台湾出身です。台湾では日本語を学んでいて、「卒業後は日本で働こう」と。ただ、どのような分野を進路にするか、決めかねていて。その頃、学校の先輩で、卒業後、日本でルーシップに就職していた先輩から、「ルーシップなら研修が充実しているから、未経験からでもエンジニアになれる。努力さえすれば直ぐに活躍できるようになる」と教えてくれたのです。
当時の私は、ITに関する知識は全くありませんでしたが、その先輩も学生時代はITのことはサッパリだったはず。「先輩もエンジニアになれたのだから、私にだってできるかもしれない!」と。ですから、就活はルーシップ1本に絞り、無事採用していただけて、エンジニアとしてのスタートを切りました。
高橋 私も同じく、大学の専攻は文系だったので、ITについては何も知識がない状態でした。でも、就活を始めるに当たって、「IT業界は成長性がある。それに、エンジニアになれば手に職を付けられる」と。そこで、就活と並行しながら、初級レベルであれば無料で学べるプログラミング学習サイト『Progate』を利用し、IT知識を学びました。
ルーシップに入社したのは、社長の阿部さんに面接していただいた時、「若手エンジニアを育成したい」という想いが伝わってきたから。私が未経験からエンジニアの仕事を始める不安を伝えたら、丁寧に2時間くらい説明して下さって。「社長が一人の就活生に、こんなにも時間を割いて、寄り添ってくれるのか!」と感動したことが決め手になりましたね。
五十嵐 私も元々は、エンジニアを目指していた訳ではありません。大学では語学を専攻。でも、ルーシップとは別のIT企業でインターンを経験したことをきっかけに、エンジニアの仕事に興味を持ちました。そのインターンでは簡単なプログラミング業務に携わったのですが、「C言語を覚えるのは、外国語を覚えるのと感覚が似ているな」と感じて。
それに、コロナの影響で業績が芳しくない企業が多い中、IT業界はテレワーク需要で伸びていると実感したことも大きかったですね。ルーシップに決めたのは、説明会や面接などで「どこよりも人財の育成に力を入れている」という印象があったから。それに、SESは様々な現場を経験できるので、「スキルアップに最適な環境が整っている」と思ったこともあります。
「自ら正解を探す習慣」が身に着くように支援
──皆さん、様々な現場を経験できることや、未経験からでもエンジニアになれる環境があることなど、自己成長をサポートしてくれる体制が魅力で、ルーシップに入社したことは共通していますね。では、入社後、そうした会社による成長支援の中で、特に役に立っているものをシェアして下さい。
来栖 入社後、私達、新卒1年目のメンバーは座学の研修を受け、エンジニアとしての基礎を学びます。その後、現場に出て、先輩社員がメンターのような形でついてくれて、そのサポートを受けながら、仕事を覚えていきます。私の場合、同じ専門学校出身の先輩がついてくれたので、とても相談しやすかったですね。
特に、その先輩の方のサポートで有難かったのは、「分からないことを質問した時、直接正解を教えてくれるのではなく、ヒントをくれる」こと。システムに生じるエラーの原因を特定するというタスクが与えられた際に「何が原因か」を教えてもらっていたら、自ら論理立てて原因を探し出すスキルが身に着かなかったと思います。先輩が「ヒントだけを与える」という姿勢に徹してくれたことで、最近は自分でエラー原因を見つけられるようになってきましたね。
高橋 確かに、ルーシップでは新人に対して「自分で考える習慣が身に着くように支援する」という方針が貫かれているように感じます。例えば、新人研修の時、漠然とした質問をしてしまった私に対して、講師の方が「質問の内容を整理して下さい」と。その時に「現場に出て同じことをすれば、お客様に迷惑をかけてしまう」と、ハッとして。新卒だからといって「何でも質問すればいいや」と考えるのではなく、自分で調べて、何が分からないのかを整理してから質問するようになりましたね。
汪 新人研修では、1つのシステムを作り上げる講習があるのですが、それは非常に役に立ちました。システムを作った経験がなく、全体の構造を理解していないと、システムに不具合が起きた時、「エラーが起きています」と報告するだけになってしまいます。
私達はシステム構築の講習を受けているから、全体の構造が分かる。ですから入社1年目でも「こんな不具合が起きています。〇〇か△△に問題があるのかもしれません」と、ある程度、問題を絞り込んだ報告ができる。ですから、お客様から信頼していただき、よりレベルの高い仕事を任せていただけるので、早く自己成長を遂げることができると思います。
五十嵐 ITに直接、関連する研修だけでなく、ビジネスマナー研修も役立ちましたね。入社前は、エンジニアというと「黙々と一人で作業している」イメージがありましたが、実際に現場に出たら、想像以上にチームで仕事をすることが多い。その上、今はリモートワークで作業を進めることもあり、なおさら情報共有が大事。メールでの連絡でも、「結論から先に、要点を短く書く」といった研修での学びが役立っていますね。
──実戦で役立つ、手厚いサポートがある訳ですね。では、そうした支援を受けて、今までに「一番、エンジニアとして自己成長できた」と感じたエピソードを教えて下さい。
汪 最近、セキュリティソフトの動作チェックをするためのツールを自作したことです。一つひとつ手動で行っていたものを自動化でき、業務効率が大幅にアップ。それをお客様から評価していただいたので、エンジニアとしての成長を実感しています。
五十嵐 私は、誰も見つけられなかったシステムのバグを発見したことで、成長を実感しました。それは、検索をかけるとExcelのデータを表示する機能で、何もデータが入力されていない状態で検索をかけるとエラーになってしまうというバグ。私の発見を受けて、「データなし」と表示されるように改善されました。様々な可能性を想定して、通常はあり得ないような設定でも試して、コツコツとチェックしていたことが、成果に繋がりました。
高橋 最近、Salesforce認定とJava Silverの資格を取得したことです。自信に繋がりますし、お客様からも評価していただけた。それに、ルーシップのスキルアップ支援制度によって月給が2万円もアップ。「更に学習しよう!」という意欲が高まりましたね。
来栖 私の場合、社内の他のエンジニアと交流する「スリーマンセル」という社内制度があって、そのお陰で自分の成長に気付きました。業務で関わりのない3~5名のメンバーがチームとなって、月1回の頻度で自由に交流を図るという制度。例えば、先輩エンジニアが私くらいの年齢だった時の話を聞き、「けっこう成長できているな」と感じましたね。
──楽しそうですね! 最後に、それぞれの今後の目標を聞かせて下さい。
来栖 これから入ってくる後輩のために、働きやすい環境を作ることです。後輩のフォローができるような、リーダーシップを発揮できるエンジニアになりたいですね。
汪 私もマネジメントができるエンジニアになりたい。今の現場は、プロジェクトマネジャーを務める先輩のお陰で、進捗管理が徹底され。しっかりと納期を守っている。私もそうした役割を果たせるようになりたいですね。
高橋 3月までに、Salesforce 認定のPlatform デベロッパーの資格を取得するのが目標です。更に専門性を高めて、業務に活かそうと考えています。
五十嵐 技術力を高めていくことに加え、コミュニケーションスキルを磨きたいと思っています。お客様としっかりやり取りできるエンジニアになりたいですね。