1
/
5

「将来は起業したい」大志を抱くエンジニアを歓迎します

PROFILE
代表取締役
阿部 豊

ハイスペックなエンジニアが多数在籍し、名だたる大企業の開発案件を手掛けるIT企業、ルーシップ。高い技術スキルに裏打ちされた顧客への提案力はもちろん、営業力やプロジェクトマネジメント力も兼ね備えたエンジニアが活躍している。同社が優秀なエンジニアを輩出できるのは、「ルーシップから分離独立して、自らの手で会社を立ち上げられるまでに成長できるよう、会社が全面的に支援する」という独自の仕組みがあるから。そこで今回は、代表の阿部豊を取材。独特な“分社化構想”の詳細や、活躍できるエンジニア像などを語ってもらった。

大企業の情報システム部門から頼りにされる存在

ルーシップは、社員40名ほどの規模にも関わらず、上場企業の高度な開発案件を多数、手掛けているそうですね。なぜ、そのような仕事を引き受けることができるのですか。

お客様との信頼関係を築くことができているからだと考えています。ルーシップが大事にしているのは、「お客様に言われた通りに作る」のではなく、「本当にお客様の役に立つシステムを作る」こと。そのために、要件定義や設計の段階にまで遡って、課題になりそうなことをお客様に伝え、解決するための提案をしっかりと行っています。

例えば、大手メーカーさんの業務システムの改修プロジェクト。「既存システムは処理に時間が掛かるので、スピードアップさせたい。また、実際にシステムにアクセスする現場担当者の使い勝手を良くしたい」というご依頼でした。しかし、ルーシップのエンジニアが検討した結果、現場担当者の要望を全てシステムに反映させようとすると、むしろパフォーマンスが低下することが判明しました。そこで、処理スピードとエンドユーザーの使い勝手を両立させるように、設計を変更することを、ご提案。受け入れていただきました。

お客様の情報システム部門にはベテランのエンジニアさんが揃っていましたが、「処理のスピードアップ」と「ユーザーインターフェースの改善」は異なる領域。別々のエンジニアさんが担当していたので、全体としての不整合が起きていたのです。それをルーシップのエンジニアが見抜き、改善提案をしたことで、結果的にご満足いただけるシステムが完成。お客様から「ルーシップさんの提案通りに進めて良かった」と評価していただきました。

大企業の情報システム部門のエンジニアからも頼られる、高い技術力を持っているのですね。そうしたハイスペックなエンジニアを、どのようにして輩出しているのでしょうか。

若いうちから、エンジニアとしての業務と並行して、営業やプロジェクトマネジメントの仕事も経験してもらっていることが大きいと思います。お客様のニーズをヒアリングして案件を探し出し、交渉して受注を獲得するためには、お客様の業務に精通してニーズの全体像を把握する能力が不可欠。また、プロジェクトチームをマネジメントすることで、メンバーそれぞれの得意領域を把握し、それを上手く組み合わせて開発を推進していく能力が養われる。

エンジニアとしての技術力にプラスして、こうした幅広い能力を身に着けていくことで、システム開発の一部分だけを担当するのではなく、開発プロジェクト全体を推進できるエンジニアとして成長していってもらっています。

いずれルーシップから分離独立することも可能

エンジニアの成長を支援する、独自の仕組みがあるのですね。そのような仕組みを構築した背景を聞かせてください。

将来的に、ルーシップから、エンジニア集団の会社をいくつも分離独立させていく構想があるのです。「経営者になりたい」という志のあるエンジニアが中心となって、「あの人に付いていきたい!」というメンバーが集まり、分社化する形で独立していってもらう。そのためには、トップに立つエンジニアはもちろんですが、まだ組織が整っていない新しい会社の立ち上げメンバー達は、レベルの高い「何でも屋」でなければ務まらない。ですから、営業力やマネジメント力を身に着けておく必要があるのです。


「起業したい」という志を持つエンジニアには最適な構想ですね。しかし、優秀なエンジニアに去られてしまうのは、ルーシップにとって大きな痛手なのではありませんか。

ええ、そうした面はあります。でも、「残ったメンバーの意識が高まる」というメリットも大きいのです。分社化によって、上司や先輩がごそっといなくなり、営業でもマネジメントでも、全て自分でやらなければならなくなる。そのことが、若手の飛躍的な自己成長を促していく。

そして、「独立していく先輩の姿を見送る」という経験をすることで、「いつかは自分も独立して勝負してみたい」という野心が生まれる。次世代の社長候補としての意識が芽生え、自己成長していってくれます。そうした若手の成長を原動力として、ルーシップという会社も成長していくことができるわけです。実は、ルーシップ自体が、母体となるIT企業から分社化することで誕生しているので、そのメリットは良く分かっているのです。

そうだったのですね! では、阿部さんも若い頃から「社長になりたい」と思っていたのでしょうか。

いえいえ、社会人のスタートを切った頃は、“意識高くない系”のエンジニアだったと思います(笑)。大学の専攻は理系ではなかったのですが、漠然と「これからIT業界が伸びていくだろう」と思って、ルーシップの母体となるIT企業に新卒で入社しました。ただ、入社5年目の時、意識が大きく変わりました。初めての分社化が行われ、親しくしていた先輩や同期が新会社へ移っていったのです。

入社した当初から「分社化する構想がある」と聞かされていましたが、正直、リアルに経験するまでは、それがどういうことなのか、良く分かっていませんでした。でも、新会社へ移っていくメンバーのイキイキとした様子や、残ったメンバーが目の色を変えて、先輩達がやっていた仕事を引き受け、ぐんぐん成長していく姿を目の当たりに。「これはすごい仕組みだ。自分も成長していかなければ」と思うようになったのです。

その後、リーダー、マネージャーへと昇進し、再び分社化の話が出て。その時には、一緒に働いていた仲間からの支持もあって、「自分の会社でチャレンジするのがベストだ」と自然に思うようになっていました。完全に独立した会社で、母体の会社との資本関係はなく、資本金を自分で用意して。不安よりも、むしろ、その責任の大きさに魅力を感じていましたね。


チャレンジ精神が旺盛なエンジニアが活躍

ルーシップが新会社として船出して、ここまで堅調に業績を伸ばせている理由は何でしょう。

エンジニアの皆さんが新会社を盛り上げようと、高い意欲を持って活躍してくれているおかげです。また、私としてもエンジニアの活躍を支えるために、どんどん権限委譲を進めています。ピラミッド型の組織だと、「上から言われたことをこなすだけ」という意識になりがち。自分で考えて行動する意識を持ってもらうには、大きな裁量権を持って仕事を進めてもらうのが一番だと考えたからです。

例えば、各部署のマネージャーには、メンバーの給与額について決定する権限を持ってもらっています。マネージャーに経営者感覚を養ってもらうという効果の他に、現場に近い人が評価する方がメンバーの納得度が高くなり、「どうすれば給与が上がるのか」も分かりやすくなりますから。

今、ルーシップではどのようなエンジニアが活躍していますか。

常にチャレンジしている人ですね。ルーシップのエンジニアは営業やマネジメントなど、マルチに対応することを求められるので、「挑戦してやろう」という気概を持つ人が大活躍してくれています。反対に、「エンジニアの仕事だけを黙々とやっていたい」という人はマッチしないかもしれませんね。

チャレンジ意欲のある方に対しては、成長するための環境を整えています。エンジニアとしての技術力を身に着けるための外部研修の受講費用を会社が全額、負担している他、営業やマネジメントのスキルを学ぶ研修も用意。成長支援への投資は惜しみません。


最後に、今後のルーシップの成長戦略を聞かせてください。

当社は2022年で設立10年目を迎え、お蔭様で業績は安定しています。この先、更なる成長を目指すつもりです。そのために、将来の分社化を見据えながら、マネジメントができるエンジニアの数を増やしていきたい。具体的には、少数精鋭のチーム単位でプロジェクトやビジネスを動かしていく仕組みを作り、それぞれのチームのリーダーに、意欲あるエンジニアの方を抜擢していくことを考えています。これからジョインしていただくエンジニアの方にも、リーダーになっていただきたいと思っています。「将来は自分で会社を立ち上げたい」という意欲のある方のご応募をお待ちしています。


株式会社ルーシップでは一緒に働く仲間を募集しています
2 いいね!
2 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

仁田脇 武史さんにいいねを伝えよう
仁田脇 武史さんや会社があなたに興味を持つかも