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分子栄養学とボディビルでコンプレックスを克服。自分の知見を今度は人のためにと走り出した新規事業開発

RITのメンバーを紹介するインタビューシリーズ第9弾は、コンサルタントの松村勇杜です。コンサルタントとして新しいキャリアをスタートさせた松村は、コンサルタント兼新規事業開発分野を開拓中でもあります。今回はそんな彼の今までのキャリアやバックグラウンドに迫ります。


プロフィール
松村勇杜
早稲田大学商学部卒業後、株式会社アイシンに入社。樹脂部品の購買担当として、仕入先選定や価格交渉などの業務に携わる。その後、2022年6月よりRITに参画。


原動力の根底にあった体形へのコンプレックス

ー学生時代に力を入れていたこととは何ですか?

大学時代は会計の勉強をしつつ、早大バーベルクラブという、ボディービルのサークルに入っており、ボディービルやパワーリフティングの大会に出ていました。当時はそればかりやっていました(笑)。今は健康維持のために最低限のトレーニングをしているという感じです。私の名前で検索すると、恥ずかしながら大会の画像がでてきてしまいます……。


ー検索してみたら、写真だけでなく松村さんの著書が出てきましたよ!

はい、私は分子栄養学という分野が好きで、この分野の電子書籍をAmazonで7冊ぐらい出版しました。
今の時代は私みたいな知名度の無い人間でも情報発信ができるので……。
ちなみに分子栄養学は人間の代謝レベルを向上させるための必要量から考えて食事やサプリメントで栄養を補い健康改善をするというような、一般的な栄養学とは少し違う考え方です。


ーボディビルは体形を作るのに相当な努力が求められますよね。

大会前はかなり辛かったですね。減量末期はフラフラでした。ボディビルも前出の分子栄養学も最初はコンプレックス改善のために興味を持ちました。実は私、小中高とずっと肥満体型だったので。それが嫌で、高校生の時に1回ダイエットしました。でもそのダイエットはとりあえず食べない、とにかくカロリー制限! というような、間違ったダイエット法です。それで体重は15キロぐらい落ちましたが、体脂肪はそれほど落ちずに筋肉量だけが落ちてしまったため、体つきは全然変わらなかったという事がありました。そういうこともあって大学でボディビルを始めました。トレーニングや栄養学を学べば、自分は変われると肌感で分かったというのが大きかったです。


パートナーとの一枚。


経験値の溜まり方が高いので、多様な経験を得たい人には良い環境

ー大学卒業後のキャリアについて教えてください

新卒で自動車部品メーカーに入社しました。そこで購買部門を担当していましたが、大学から勉強していた会計士受験にチャレンジしたい気持ちを持っていて、勉強に専念するために退職しました。その後試験を受けたのですが残念な結果になり、合格はできず……。これからどうしようかという時に、RITに出会いました。


ーなぜRITに入社を決めたのですか?

社内起業制度を推進していることが一番大きな理由です。実父が今も会社を経営しており、大変だけれども充実感を持ってやっている姿をずっと見てきているので、自分でも何か事業をやりたいなという気持ちを持っていました。なおかつ、RITはこの制度が形骸化していないというところですね。私の面接を担当していたコンサルタントの石坂さんに「今度、社内の新規事業会議があるから、ちょっとそこで話さないか」と声をかけてもらい、入社前なのに会議に参加させてもらったのです。形だけでなく、本当に社内で制度が動いているということがわかって、いい会社だなと思いました。


ー入社してみて感じるRITの良いところは何ですか?

私が魅力的でいいなと思っているのは、何でも主体的にやらせてくれるという環境と、新規事業もコンサルも両方経験できるところですね。入社してたった数ヶ月の新入社員に新規事業をやらせる会社はそうそうないと思います。その裁量の大きさというか、自分で責任を持って、財務や運営の面を全部考えながらやるというのは、なかなか経験できる事ではないと思っているので、経験値の貯まり方が高いように思います。いい経験をさせてもらっていますし、そういった経験を得たい人にはきっと合う会社だと思います。


会社から支給されたデバイス類。社員への投資を惜しまない会社だと思います。役員から「ガジェット類にはこだわった方がいいよ」と言われました。


新規事業開発への想いを胸に入社し数ヶ月経過。2022年中には出店予定!

ー新規事業については、何か具体的にプランが進んでいるのですか?

美尻を作るというコンセプトで女性専門のパーソナルジム出店を目指しています。これは以前アルバイトでトレーナーをしていた時に、私の考えや想いを実践してくださった方々の健康状態をダイレクトに改善することができ、感謝の言葉をいただけた事がとてもうれしかったのが大きいです。自分の持っている知見をもっと多くの人に伝えられたらいいなという想いがあります。実はもう物件を決める段階に入っており、秋口には都内で出せたらなと思っています。


ーかなり具体的に進んでいますね! お一人で進めていらっしゃるのですか?

メインは私ですが、社内メンバーのサポートと、メンバーの知り合いで、ストレッチのジムをフランチャイズで運営されている方がいらっしゃって、その方のアドバイスやサポートをいただきながら事業構築を進めています。その方から学べることもたくさんありますし、もっとこうしたら良いというような客観的な意見をいただいて論理的にやれている感じはあります。自分だけだったら多分うまくいかないだろうとつくづく思います。


ー新規事業を進めるにあたって、壁にぶつかることはありますか?

壁といいますか、最近の悩みとして、論理的にお金儲けとして成り立たせるために事業をやる部分と、やっぱり自分のビジョンもしっかり達成したいというのが、せめぎ合っている感じです。正直、パーソナルジムのようなtoC事業が儲かるかと言われたら微妙で、toB向けに既存事業をやっている方が収益性は高いと思いますから。

あとは既存事業で頑張ってくれているRITメンバーからしたら、「自分達が汗水たらして稼いだ収益をお遊びで浪費されたら困る」と思っているかもしれません。そのあたりは常に感謝の気持ちを忘れないようにして、謙虚な気持ちでいたいです。


ーこれからの目標についておしえてください

全く経験が足りていない……と思っているので、さまざまな事に臆さず挑戦して、多様な経験を積んでいきたいです。いろいろなものの見方を蓄積していき、そこから自分なりに社会へ提供できるものを、作っていきたいですね。今進めている新規事業も、もちろん利潤追求が大事なのはわかっていますが、自分の考えや想いを大事にできるかという点も重視していきたいです。そのうちの1つが私の場合は栄養学であり、栄養学のパラダイムを変えたいくらいの感覚です。今やっているパーソナルジム事業も、その延長線上みたいな感じですね。少しでも人の健康に資するようなことをお伝えできたらというのが気持ちとしてあります。

それと、RITの新規事業の成功事例をしっかりと作っていきたいです。私みたいな新人がこんな事を言うのもなんですが、既存事業で出た収益で新規事業を構築していくという事例を確立することで、RITがもっと魅力的な会社になっていくのでは?と感じているので、そこを自分が先陣を切ってやっていきたいと思っています。

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