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RFC6749(The OAuth 2.0 Authorization Framework)でRFCに入門してみる【株式会社ライトコード】

概要

OAuth2.0でRFCに入門したので、読み方や読んだ感想をまとめてみます。

ざっくり要約

  • 強くなりたいのでOAuthのRFCに手を出した
  • RFCは難しい本を読むときの意識で取り組めば読み通せそう
  • RFCを読んだら強くなれそうなので、今後も手を出していきたい

背景

業務でOAuthと関わる機会が多くありました。
関わるたびに難しくとっつきづらい印象を持っていましたが、書籍・技術記事やライブラリのドキュメントが充実しているおかげでなんとか乗り切れていました。

※ 「Auth屋」さんの書籍にはとても助けられたのでおすすめです。

しかし、いろんな文書を行ったり来たりして繋ぎ合わせた知識でしのいだことから、十分な理解が得られていないと課題に感じていました。
やはり業務で触れる技術は深く理解しておきたいところです。

そこで、書籍や技術記事でもたびたび触れられているRFCが気になっていました。
ちらちら見てはいましたが、仕様書という雰囲気で技術記事や書籍と比べると中身が重そうに見え、中々手が出せずにいました。

ただ、やはり一次情報には触れておきたいので、ここから一歩強くなるためにRFCへ入門する必要があると感じました。

色々書いてみましたが、とりあえず強くなるためにRFCに手をだすことにしました(:

読んだRFC

OAuthについて書かれたRFCを読んでみました。RFCを載せているサイトは色々ありましたが、とりあえず読みやすそうな表示だったものを選んでみました。

参考

目次が表示されているので、読むときの補助も万全そうです。

読み方

ここからは、実際に読んだときの読み方をざっくり振り返ってみます。
RFCは文量こそ少なめではありますが、難易度が高めだったので、どう読むのが良さそうか戦略を立てながら読み進めていきました。

読む目的を見据える

書籍や公式ドキュメントなどでも共通する考え方です。文書を読むことでどんな情報を得たいのか、目的を決めておきます。
欲しい情報が定まっていれば、関係する箇所だけを読むのに集中できるようになります。

今回はOAuthの認可の流れを明確にすることを目指して読みました。
情報を取捨選択しつつ、章や節ごとに目的に近づいているか確認しながら読み進められたので、ゴールを見据えておいてよかったです。

全体像を掴む

丁寧に章立てされているので、書籍を読むときのテクニックが使えそうです。
まずは章や節のタイトルから、どこに何が書いてありそうかアタリをつけておきます。

アタリがあれば、章や節を読むことでどんな情報を得て、何を理解しておきたいか小さなゴールをたくさんつくれるようになります。

用語に喰らいつく

RFCを読んでいく中で、ここが特に重要だと感じました。

RFCでは図やコード(OAuthではHTTPリクエストやレスポンスのサンプル)が最小限に抑えられています。
そこから理解を紡いでいくには、言葉を頼りにしていくことになります。

これは抽象的な知識を組み上げる作業になるので、用語を正確に理解するのが何より重要でした。
言葉の意味に曖昧なところがあると、繋がりにほころびが生まれて納得できない箇所が出てきてしまいました。

ですので、文書中に繰り返し出てくる言葉が何を指しているのか、自分の中で言葉にしながら読んでいくのが大事です。

文書の中を何度も行ったり来たりして大変でしたが、その分言葉同士のつながりが見えてきて理解も深まってきたと手応えがありました。

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