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笑いあり、涙あり。幹部候補生17名と経営陣が本気で向き合う2日間。~揺るぎない組織を作るための未来会議【vol.1】~

皆様お久しぶりです!関西リテールの五月女文音です。

さて、今回私からは先日二日間に渡って行われた「経営幹部候補による未来会議」の様子を数回にわたり、お伝えしていきます。こちらvol.1(本編)では、2021年の幹部候補合宿の概要を。過去、当ブログをご覧いただいた方はご存知かもしれませんが、過去には幹部候補PJTとして「事業創造合宿」を行っておりましたので、今回この会議を行うに至った背景および幹部候補PJT概要について、まずはお伝えさせていただきます!


■経営幹部候補PJTについて

配属部署での通常業務と兼任して、リジョブの組織創り・経営課題の解決に取り組むことをミッションとしているメンバーを、リジョブでは「経営幹部候補」と呼んでいます。

新卒入社で「経営幹部候補」に。その採用基準と気になる研修内容をこそっと教えます。 | REJOB Blog
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その幹部候補生と経営陣にて毎年PJTを行っております。心の豊かさあふれる社会を創るために、“今”リジョブとして、そして“幹部候補”として何をやるべきかを軸に、毎年PJTの内容は決定します。

※過去のPJTテーマ例

2015年:幹部候補×経営陣×MGRによる相互理解で組織基盤の構築
2016年~2019年:幹部候補×経営陣による事業創造合宿
2020年:幹部候補×経営陣×事業部MGRによるプロダクトビジョンに沿った新規施策の考案合宿


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はじめまして、石川県出身、コーポレート推進室の東出です! 29歳の時、面接時に現上司の 「"一緒に会社を創る仲間"を真剣に探し、採用活動を行っています」という言葉に感銘を受け上京し、リジョブにjoinしました。 「いつか自分もこの会社を創る側にまわりたい」 と思い、営業を経て、事業部人事として大阪支社に勤務しています。 今日は運営側の視点から、先日のブログで紹介した ...
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事業創造がメインだったこれまでに対して、今年は社会が移り変わっていく中で、事業だけではなく組織も含めて「リジョブ」が次の段階へ成長していく為に、「リジョブの未来を創る企画・実行」を推進すべく、幹部候補17名と経営陣による未来会議を開催することが決定いたしました。

未来会議開催の背景をお伝えするにあたって、少しご説明をさせていただくと、リジョブでは、事業創造は「経営陣で行う」のではなく「社員みんなで当事者意識をもって生み出す」ことをモットーにしています。普段から新規事業やPJTを提案・発足しやすい環境でもありますが、日々目の前の事業に向き合う中で、若手社員であっても経営視点で提案をしていけるように、この年に一度の合宿は、会社の未来を創る事業を全員で考える貴重な機会となっていました。

今年においては新たな事業を生み出していくことよりも、これからいかなる世の中になったとしても「ゆるがずに、変容と未来創造をしていけるリジョブ」になることを主眼に、幹部候補合宿の目的を「リジョブ全体が次の段階へ進化するための一人一人の意識レベルの向上」に置きました。

日々起こる様々な事象について「覚悟を持って進み決断して行く力」を身に着け、思考し続けられるように。自分の内側と向き合い、周囲の内側に触れ「AかBかではなく、A~Zで物事を捉え考えられる、AND思考・3D思考」ができるように。それぞれの思考や葛藤に触れたうえで「どう手を取り合って未来を創っていくのか」にフォーカスした内容となりました。


■2021年版「未来会議」とは…?

ということで、今回は、毎年恒例の事業合宿ではなく、2015年以来の「人」にもフォーカスした「未来会議」を行いました。(例年は宿泊形式で行っておりますが、昨年・今年はコロナ禍に配慮した形式で、日帰りで2日間にわたり実施しています)

未来会議のテーマはずばり「単純思考からの脱却」です。これから先、リジョブが、何が起きても「ゆるがず、変容と未来創造をしていける組織」になるために、

【第1部】自分と向き合い内省を共有したうえで、全体にとってのベストを考え抜き、リジョブのこれからを創るための提案をすること
【第2部】全員の提案の中から、どの提案(課題)にどう取り組むのかの企画&運用

に分けて、じっくり2部制で行われました。

実際に何の課題を提議し、そこにどういう形で問題解決に取り組むのかについては、2部の企画立案を含め、すべて幹部候補メンバーのみで行っていくため、前倒しで1部の段階から「今本当に事業・組織に対して何をするべきか?」という観点で判断を行う必要があります。

つまり個人だけではなく「組織全体の“未来”を変える」という強い当事者意識のもと行っていくのですが、そのためにも、まずは①「個人視点」にとらわれずに「全体視点」で取り組めるよう、起きている「外側の事象」を深く知る必要があります。そして同時並行で②「自分自身を深く知る」必要も。自分を除外しない全体を考えた上で、課題を設定し、問題解決提案していく必要があるのです。

それらを行うための参考資料として、以下の課題図書が提示されました。ちなみに、今回のキックオフが行われたのは9月上旬、本番は10月上旬。与えられたのは一ヶ月弱。リジョブスタイルのひとつ、「7倍速×1.01の法則」にピッタリ…と言わんばかりのスピード感でメンバーそれぞれが経営視点を再度インプットし、自分自身と向き合い、形にしていきました。

【経営陣推薦の課題図書】
 ・ビジョナリーカンパニーZERO(代表推薦)
 ・福岡市を経営する(取締役推薦)
 ・岩田さん(CTO推薦)
 ・全員経営者マインドセット(CHRO推薦)
【内省のための参考図書】
 ・ザ・メンタルモデル
 ・リフレクション

上記6冊の参考図書を読みながら、計17名の幹部候補、4チームに分かれて各々の方法でまずは内省を行いました。自分のことをきちんと理解していなくては、相手のことや全体のことをきちんと理解できません。だからこそ、内省が必要です。

約一ヶ月かけてまとめた自分の内省を、合宿では全員に共有し、FBをし合うことでより濃くする作業を行いました。あらゆる視点からのFBに何度も詰まりながら、お互いの気づきをシェアし合いました。これによって、これまで見えてなかった自分以外の「外側」への理解も深まりました。

ここでのポイントは、「外側の事象や状況をしっかり3Dで見つめること」「内省においては自己中ではない、LOVEのある自己肯定をすること」「次のステップでは、全体にとってのベストを考え抜いたうえで、着目した課題に対し、3D思考で解決策の提案を行うこと」でした。

「3D思考とは何ぞや?」と申しますと、内省やシェアを通して、自分の内側はもちろん外側に対しても、表面の事象だけでなく、どれだけ「深さ(本質)」を見ているか?ということ。そして、問いを立てる際に、「相反するものも捨てずに考えられているか?」「短期視点・長期視点といった時間軸、また鳥の目・虫の目といった多層的な視点から考えられているか?」といったことを意識した、ORではないAND思考、全体思考が出来ているか、ということになります。

全員の内側に間近に触れたことで、私たちだけではなく、MGRや経営者もみんな葛藤の中進み続けている。そして完全無欠じゃないからこそ、一緒に取り合って強く進む事ができるのだと、皆が同じような葛藤を抱いていたり、悩んでいる姿を見て安心と同時に、距離がすごく近く感じ改めて組織の素晴らしさに気付くことができました。

そして、

・自分の心に耳を傾け「本当の内側」に気付くことができました。
・みんなの凄さを再認識させていただき、皆様と働けていることの喜びを感じました。
・葛藤を共有することで、ぐっと、距離が縮んだように思います。
・こんなに素晴らしくて素敵な幹部候補が揃っていることが心から誇らしい気持ちになりました。
・葛藤との向き合い方、解を模索して実行して時には失敗して成功を導き出していくことが大事、ということに気付かされました。

などなど、二日間を振り返り、全員で感想を言い合ったのですがその感想を見ても思いがこみあげて来るものばかりでした。

■初参加の新卒一年目コンビの感想紹介

本当は、全員の声をすべて紹介したいところですが…
まとめるのが大変なほど愛であふれそうなので、今回会議に初参加の、2021年入社の二人に感想を聞いてみることにしました☆(社会に良いインパクトを与えるためには「現場、組織、事業、経営」の大きな領域で成長をしていく必要があると語るIくんと、良い社会を創るという目標を達成するためには組織、事業、経営の領域でも大きく成長する必要があると思ったと語るOくん。入社前から「幹部候補になろう」と心に決めていた二人にとって、今回が幹部候補の先輩に囲まれての初PJTとなりました!)

Iくん(右側:21新卒入社)

Webマーケティング・SEOマーケティングチーム所属
出身校:上智大学 文学部
学生時代:多種多様アルバイトを経験。興味のあることに何でもチャレンジする学生生活。パチスロで80万円黒字を達成。
夢:人生の目標は「誰もが夢をあきらめなくて良い社会をつくること」こと。

【感想】初めに先輩方の内省をきいたことで「みんなが同じような葛藤を抱いているのだな」と感じました。 組織を導くリーダー的な立ち位置の人間がすべてを背負おうとしてしまう、という事象は、今後全社的に改善していかなくてはと思いました。また、内省という自分と向き合うための術を学べたことを「今後ぶち当たる壁に対して自分をどのように変容させていくべきか」のヒントにしていきたいです。

問いのパートでは、自分は「自分も含めて全員が同じ方向を向いて、目標を達成していくには?」という問いXを立てました。そして周りに共有することで「チーム全体で熱量を維持すること」にこだわり過ぎていた自分がいたことに気付きました。また、外側の視点を深めることで、自分のアウトプットが相手からすると「押し付け」に感じることもあるということを知り、解決策を考えるにあたっての方向性が見えてきました。その後、チーム全体で自己開示を行うことによって、今回扱った事象の解決に向け、歩みを進められていると実感しました。このように「内側と外側の感情の共通理解を深めることで、新たな視点を獲得していくこと」が問題解決の根本であることを深く学びました。

Oくん(左側:21中途入社)

リテール営業・関東セクション所属  
出身校:大原簿記法律専門学校
前職:創業して3年目のベンチャーに入社し様々なプロジェクトを経験。「常にどうすればクライアントに価値を提供をできるのか?」を考え、プロジェクトにコミット。
夢:人生の目標は「より多くの人が幸福になる選択ができる社会を創造する」こと。

【感想】まず、普段から内省が出来ていなかった&内省は必要だと思いました。 自分はその時の勢いで何とかしようとしてしまう事が多く、根本の問題解決が出来ていなかったんだと、内省をしてみて改めて気付きました。また、先輩方の内省の話を聞いて「自分にとって遠い存在に感じていた先輩方も、自分と同じように葛藤し、今がある」と知りました。今後は先輩方に引っ張ってもらう存在ではなく、自分が会社を牽引していくという意識を持ち精進していきたいです。

問いのパートでは、自分の立てた課題解決について、自分は「チームのメンバーと信頼関係を構築して、全員が全体視点で物事を考えて行動できるようにするためにはどうしたら良いのか?」という問いXを考えました。その後内省と先輩からのFBを通し、外側の視点を深めることと自身の内省が不十分だったなと感じました。

これまでは「チーム内で信頼関係が十分に構築できていないがゆえに、自己開示が不十分だ」と思っていた自分がいましたが、「まずは自分がチームのメンバーを信頼して、想いや考え伝えていく必要がある」のだと先輩方の話を聞いていて思いました。今回は21卒チームで起きた事象でしたが、今後も別のチームなどで同様の事象は起きると思うので、今回の内省で得た学びを活かしていきたいと思いました。

…本日お伝えしたことが今回の未来会議の概要となりますが、次回vol.2では私のリアル葛藤をお披露目致します☆是非またご覧ください~!

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