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「勝負できるビジネスモデルがある」大手広告代理店、コンサルティングファームを経て出会ったノバセルの魅力

<プロフィール>

ノバセル株式会社 SaaS事業部 部長 網野 雄太さん

2011年 新卒で博報堂へ入社し、マーケティング・コミュニケーション戦略策定を担当。その後、ドリームインキュベータにて事業開発を中心としたコンサルティングに従事。2021年ノバセルに参画し、経営企画部長を経て、SaaS事業部長を務める。

"ビジネスモデル" に対する感度を上げるため、大手広告代理店を経て戦略コンサルティングファームへ

― まずはノバセル参画までのキャリアを教えてください。

2011年に新卒で博報堂に入社し、クライアントのマーケティング戦略立案を担当するストラテジックプランナーになりました。そのうちに担当範囲がデータマーケティングやデジタルマーケティング寄りになり、最終的にはデジタルサービス開発や、データをどのようにCRMに活用するかといったデータマネジメント基盤の構築などに携わっていました。その後、戦略コンサルティングファームのドリームインキュベータに転職し、マネージャーを経験後、昨年(2021年)秋にノバセルに参画しました。

― キャリアのスタートに大手広告代理店を選んだきっかけはなんだったんですか?

学生時代は理系専攻で大学院までいったのですが、そこで研究していたのが経済学。なかでも、人の非合理な部分をモデル化する行動経済学が面白いなと感じていました。それがマーケティングへの興味となり、広告業界を志望してストラテジックプランナーになりました。

当時はマーケティングがすべての事業活動の根本だと思っていました。マーケティングの「4P」とは、いわば顧客接点の全て。その顧客接点を最適化するためにオペレーションや経営があると捉えていたのです。マーケティングでは、固定化されたビジネスモデルにおいて4Pの変数をどういじるのかという視点で議論を進めます。しかし、世の中の“ディスラプター”と呼ばれるプレーヤーは、マーケティング云々ではなくビジネスモデルの新しさで市場に参入してくる。そう考えると「マーケティングの更に上に“ビジネスモデル”というものすごくインパクトのある変数があるのでは?」と思うようになり、その“ビジネスモデル”に対する感度を上げたいと考え、多くの新規事業開発に携われる戦略コンサルティングファームに転職しました。

― コンサルティングファームではどのような学びがありましたか?

マーケティングだけをやっていたときは広告主(クライアント)の商品と生活者しか見ていませんでした。一方で、ビジネスモデルや新規事業を考える際には、産業を俯瞰して見ないといけない。産業構造がどうなっているか、どこに非合理があって、どこで問題が起きているのか。そういうところに目をつけて、その非合理さや問題を変えるためにどうするのかを思考の出発点にするので、マーケティングだけをやっていた時とは視座が変わりました。事業開発をするには事業と顧客の関係性だけでなく、産業全体を見渡す視点が必要で、コンサルタントを経験したことでその視点がずいぶんと鍛えられたと思います。

"支援会社" から "事業会社"への挑戦。ノバセルのSaaS事業を軌道に乗せ、さらなる進化を遂げていく

― 広告代理店、コンサルティングファームを経て、ノバセルに参画した背景にはどのような思いがあったのですか?

広告代理店も、コンサルティングファームも、“支援会社”の立場だったので、そろそろ事業会社の立場にも立ちたい、という思いがありました。とはいえ、30代半ばという自分の年齢では、一方的に学ぶだけというスタンスでは通用しないとも考えていたので、50%はこれまでの経験を活かして、残りの50%は事業会社で新しいことを学ぶ、というバランスで会社を選ぼう、と。そして次はベンチャーに行こう、とも決めていました。大手にいたからこそ、意思決定の速さをはじめ、ベンチャー企業のスピード感の中で仕事をしたいという思いがあり、タイミング的にも今しかないという気持ちが大きかったですね。

そういった点で、ノバセルでは8年間広告産業に身を置いて培った業界知見が活かせて、事業会社でチャレンジできるという塩梅がちょうどよかったんです。ベンチャー感も強く、先見性も含め、成長の可能性を感じていましたし、「マーケティングの民主化」というビジョンにも共感できたことが決め手となりました。

― ノバセルで挑戦したいことはありますか?

ノバセルでやりたいことは三方向あって、まず一つは、効果検証のプロダクトとしての機能の追求です。現時点ではセッション数を効果検証の指標に置いていますが、今後はセッション数だけでなくいろんな指標で効果を検証できるようにするなど、効果検証の深度をもっと極めていきたいと考えています。もう一つは、今はテレビCMの効果検証のプロダクトですが、それをオンライン広告領域へと対象領域を横に広げていくというのも方向性としてはありかなと思っています。そして、僕が一番やりたいのは、今は“テレビCMの効果を検証する”サービスとしてデマンドサイド(広告主側)に提供しているSaaSですが、いずれはサプライヤーサイドともご一緒させていただけるようなビジネスにしたいと思っています。

― ノバセルにおける網野さんの現在のミッションは?

入社当時はSaaSプロダクトの新商品立ち上げというミッションもありつつ、経営企画部長として計数管理や、経営管理まわりも管掌して管理オペレーションの構築などにも着手しました。おかげさまで管理系の業務については引き継ぐことができる優秀な人材が入社してくれたので、現在はSaaS事業部長としてSaaS事業に関連するところにフォーカスができるようになってきました。今後、入社直後から携わってきた新サービスのリリースも控えているので、目下それを軌道に乗せることが最大ミッションでしょうか。そして、事業部長としては組織組成も重要な課題です。これまではBizDevがセールスを兼務する形で事業推進してきました。しかし利用社数もどんどん増え、そろそろ兼務では対応しきれなくなってきたので、セールスチームを組成したい。また、BizDevもこれからプロダクトを広げていくフェーズに入り、そのためのR&Dもどんどん進行しているので、BizDev組織もしっかり拡充していかなければなりません。いずれも優秀な人材確保が急務ですね。

ノバセルはこれから産業構造を変え得る勢いのあるプロダクトに進化していく。自分が仕事の「起点」となり、オーナーシップを持って解決に向かえる人と一緒に仕事をしたい

― ノバセルで働く魅力とは?

例えば、ノバセルのセールスポジションは、単純なルートセールスではありません。クライアントはテレビCMを扱うようなそれなりのサイズ感の企業になりますし、ありもののプロダクトをただ売るのではなく、しっかりとクライアントの課題を聞いて、それに合う商品を提案することが求められます。ノバセルはまだ発展途上のプロダクトなので、コンサルティングセールスをしながらプロダクトに対するフィードバックをしっかりもらうことも重要な仕事の一つになります。それは、言い換えればセールス職もノバセルというプロダクトをつくっていく過程、つまり“ものづくり”に関与できるチャンスがあるということ。さらには、そのものづくりを支えるセールスチームの組成に携われる面白みがあります。

一方、BizDevにとっての魅力は、優秀なエンジニアとものづくりができる、という点でしょうか。量・質・スピードが担保されたエンジニアチームとの仕事はとてもやりやすいですし、なにかやりたいと思ったらすぐ実現できる恵まれた環境です。今は効果検証のプロダクトを磨き込んでいる段階ですが、ノバセルはこれから産業構造を変え得る勢いのあるプロダクトに進化していきます。その点で、産業へのインパクトの大きな仕事ができるというのも醍醐味だと考えています。

― ノバセルのセールスやBizDevとして活躍できる人材とは?

SaaSビジネスをやっていく上では産業視座を持っていることが大切です。今後テレビCM産業はどうあるべきか、業界や産業の視座で構造を捉えてどこにビジネスチャンスがあるかを考えられるような人にとっては、刺激的な環境になると思います。

また、スピード感のあるノバセルで働く上では「どんな議題においても自分なりの仮の答えを持っている人」がフィットするかなと思います。何かを議論する際も、論点と仮説をセットで問うてもらえると、その仮説に対して意見を交わせるので脱線が少なく、仕事のスピードが格段に上がると思います。特に今のフェーズでは議論すべきことが山のようにあるので、スタンスが取れるかは重要です。

そして、なによりプロデューサー気質がある人と一緒に働きたいですね。自分が仕事の「起点」となり、自分が提起する課題に対してしっかりとオーナーシップを持って解決に向かえる人や、指示待ちではなくこぼれ球もちゃんと自分で拾いながら着地させることができる人がチームに加わってくれたら、と思っています。

― 最後に一言お願いします!

仕事を自分起点にすることはプレッシャーにもなりますが、ノバセルはしっかりとオーナーシップを持って向き合えば、懐深く任せてもらえる。事業の成長と自分の成長、どちらも実感できる最高の舞台を用意して皆さんの参画をお待ちしています!

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