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映像業界20年のキャリアから、新しいCMマーケティングのスキームを確立させる挑戦へ。

■これまでのキャリア

映像業界に入るきっかけは、高校時代に見た岩井俊二監督の「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」を見て衝撃を受けて、映画監督になりたいと思い、映画演出が学べる専門学校に入学したんですが、映画制作会社への就職はハードルが高く、昔からテレビが好きだった事もあり、テレビ番組の制作会社へアシスタントディレクターとして入社しました。
まだコンプライアンスなんて言葉がなかった時代のADという職種はかなりハードで、1ヶ月働いて、帰宅出来たのが2回くらいで、ほぼ会社で寝泊まりしていました。

そんな事もあり、会社を辞めてフリーランスの制作進行として、OFFICE CRESCENDOという会社でミュージックビデオの制作として、薗田賢次監督(映画「狂気の桜」やドラマのタイトルバック、MV)の元で働き始めました。
ミュージックビデオは、予算もなく自分たちでなんでも用意しないといけなく、大変でしたが、とても楽しい経験が出来ました。

その後、電通テック(現 電通クリエーティブX)に入社しました。テレビCMという短い秒数で、商品・サービスの良さを伝えるという難しくも、とてもやりがいもあり、尚且つ映画のようにクオリティの高い映像を制作出来る事がとても楽しかったです。
電通クリエーティブXでは、プロダクションマネージャーやプロデューサーになった後も、ナショナルクライアントと呼ばれる大きなクライアントのテレビCMなど多数経験させてもらいました。

■転職を決めた理由

電通クリエーティブXには、12年間程在籍しましたが、後半の4年間はプロデューサーとして、いくつかのレギュラー案件も抱えていました。ただ、広告業界の非効率的な部分が昔から疑問に思っていて、映像が好きで入った業界なので、長時間働く事はそれほど苦ではないんですが、単純に労働時間を減らすだけではなく、もっと効率的に何かが出来るのではないかと漠然と考えていました。

また、40代の手前になり、新しい業界にチャレンジしたいという思いも強くなり、転職を決意し、テレビCMとは全く違う映像業界へ行こうと考えはじめました。そんな時に、CMOの田部さんよりスカウトメールを頂き、数十万円というCM業界では考えられない金額で、CMを制作している事を知り、話を聞いて見たいと思い、面談させて頂きました。

ラクスルに決めたきっかけは、一も二もなく田部さんのセールストークに完全にやられました。私が考えていた広告業界の非効率性や本当に顧客第一になっているかなど、同じ思想を持っていて、一から事業を立ち上げてまだ半年くらいで、まさにこれから広告事業を作っていくという所にも、魅力を感じて入社しました。

■現在の仕事

現在は「ノバセル事業本部」にて、あらゆる業界のCM制作に携わっています。
私が入社した時は、田部さんと私しかいなかった事業が今では十数人まで仲間が増えましたが、当初は、企画コンテ制作から納品まで一人で担当してました。毎日一人で3件前後、企画コンテを作成していた時は本当に大変でした。入社から半年で約30社のCMを手がけました。
今では、分業出来るようになり、企画をプランナーや制作会社さんにお願いして、作成してもらった企画を確認し、決定した企画を制作会社さんに依頼し、制作進行管理、クオリティ管理を業務内容としています。クリエイティブディレクター兼プランナー兼ディレクター兼プロデューサーという1人プロダクションというスタイルで、地方と都内近郊の映像制作会社と連携してCM制作を行っています。

ラクスルが提案するCMは、予算に限りがある中小企業でも手を伸ばせる価格で、かつ最大限の効果を出すことを目指しています。無料で絵コンテ(イラストによるCM設計図)を提供したり、メールではなくメッセンジャーでやりとりしてレスポンスを早めるなど、既存のCM制作と比べて圧倒的に手軽・迅速に対応しています。
クライアントに対しては、最初から「目立つ首都圏でCM展開」といった提案はしません。まずはローカルで複数パターンをテストをして、効果が良いパターンを近畿・関東に展開するような提案が中心です。

■ラクスル株式会社について

私は、映像の制作会社にしか在籍した事がなく、一般企業、事業会社に入社したのは初めてでしたので、驚きの連続でした。
まず驚いたのが、印刷の会社なのに紙資料がほとんどなく、コピー機をほとんど使わない事でした。制作会社では、デスクに山のように書類があったので、さすがIT企業という印象でした。また、slackなどのコミュニケーションツールも初めての経験だったので、始めは戸惑いましたが、効率的に意思疎通が出来て、便利さを実感しました。
だからと言って、対面のコミュニケーションがない訳ではなく、むしろ頻繁に話をする風土もとてもバランスが取れていて良いと思いました。


■今後どういうことをしていきたいか

日本中の中小企業がCMを打とうと思った際、一番最初にラクスルを思い浮かべるくらい、クライアントにとって身近な存在になるのが私の目標です。
また、制作進行業務に関しては、基本的には私一人で担当しているので、共感出来る仲間をさらに増やしチーム作りをしていく事。そして顧客の満足度を上げるだけではなく、それが顧客の企業の成長につながるようにサポートする事。制作会社側も業界の慣習に縛られず、きちんと利益を出せる構造を構築する事。などまだまだやる事はたくさんありますが、少しづつでも世の中を変えていく仕組み作りをしていければと考えています。
最大のミッションは、会社のビジョン「仕組みを変えれば世界はもっと良くなる」の通り、広告業界、テレビCMの制作をテクノロジーの力で変革する事だと考えてます。 同じ業界の人たちに「無理だよ」と笑われるかもしれませんが、今まで誰もなし得なかった事を一から考えていくのは、本当に楽しく、とてもやりがいがあります。

事業責任者候補
マスメディアをマイメディアに!広告を変革する事業拡大責任者をWanted!
「伝統的な産業にインターネットを持ち込み、産業構造を変革する」 当社は「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、デジタル化が進んでいない伝統的な産業にインターネットを持ち込み、複数の領域で産業DXに取り組んでいます。 2009年の創業以来、印刷・集客支援のプラットフォーム「ラクスル」のほか、マーケティングのプラットフォーム「ノバセル」、物流のプラットフォーム「ハコベル」、コーポレートITサービス「ジョーシス」の4つの事業を展開し、さまざまなフェーズの事業を有するポートフォリオカンパニーへと成長してまいりました。 2023年8月の経営体制刷新を機に第2創業期へ突入した現在、従来同様のBtoB領域における内製での事業立ち上げに加え、連続的なM&Aの実施によって事業拡大を推進するとともに、エンジニア組織の強化を通じ、テック企業としてのさらなる価値創造に注力しています。 詳細についてはこちら ■RAKSUL 会社紹介資料 https://speakerdeck.com/raksulrecruiting/raksul-introduction
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