難しい･･･から面白い！元銀行員がベンチャー企業で見つけた「事業愛」とは。

（広告事業部　エリアマーケティングBU　柏木理沙）

これまでのキャリア

自分自身を分析すると、「天邪鬼（あまのじゃく）」。

人と同じことをやるのが嫌いで、小さなころから希少性と刺激的な経験を求めて「エレクトーン＆作曲」「サッカー」「ラクロス」とマイナージャンルに手をのばしてきました。特に小中高と取り組んだサッカーは、今の自分のベースとなっており、史上初の女性プレーヤーとして男子のサッカー部に入部しまうほど情熱を傾けていました。
大学4年間のほとんどをラクロスに捧げ、東日本大震災の激動を経て選んだ就職先は三菱UFJ信託銀行。ここでも天邪鬼を発揮し、配属人数がきわめて少ない部門を希望し、配属されました。
最初の3ヶ月は研修でコールセンター業務を経験したのち、大阪に転勤。子会社に2年間出向して金融事務をやりました。

転職を決めた理由

最近増えてきたとはいえ、銀行から事業会社への非管理部門への転身は珍しいのではないかなと思います。
転機は新卒3年目、営業に異動したことです。場所は変わらず大阪、担当は未上場の会社でした。業務としてはIPO支援など株式周りの実務支援をするのですが、そこでいわゆる「関西のスタートアップコミュニティ」に出会いました。コミュニティは「支援側」と「企業側」で構成され、もちろん私は「支援側」なのですが、スタートアップ企業の社長たちが情熱を持って会社を立ち上げている姿に「私、こっち側＝企業側の人間だ！」という思いが抑えられませんでした。
それで、ベンチャーに転職したいと思い紹介してもらったのがラクスルです。正直、最初に聞いたときは「印刷で世界を変えるってどういうこと？」と思っていたのですが、松本があまりに楽しそうに事業の話をしているのを聞いていたら、純粋に心から一緒に働きたくなったんです。また、天邪鬼精神は健在で当時産業変革を掲げるベンチャーはほとんどなかったので、その希少性も決め手の１つとなりました。

現在の仕事

2015年5月入社した当時、人数はまだ50名弱、テレビCMを開始して間もないころ、恥ずかしながらエクセルもまともにできない状態で入社しました。マーケティング部にJOIN、まずは数値集計からCRM・キャンペーン企画のほか、転がってる仕事をひたすら拾いながら今の基礎となる多くの経験をさせてもらいました。テレビCMの撮影に帯同したり、お客様訪問したりと毎日見る世界が広がっていくような感覚でした。

その後印刷事業で「冊子・カタログ印刷」や「チラシ・フライヤー印刷」などの商品開発企画を1年半ほど担当したのち、広告事業本部の商品となる「テレビCM」「駅ばりポスター」の事業立ち上げプロジェクトに参加。
「テレビCM」「駅ばりポスター」の事業立ち上げにおいては、オペレーションの設計運用（最初は自身がコールセンターとして電話に出ていました）、経理や契約まわり調整、営業、企画までまさに事業を凝縮したような業務を行いました。事業は現在まで順調に立ち上がり、今では開発メンバーもあわせると10名を超えるチームとなっています。

私自身は、現在は「新聞折込」「ポスティング」を担当をしています。
この２つの商品は、課題は多いですがラクスルの成長の源泉となっており、企業の集客活動や業界を大きく変革できる可能性を持ったサービスだと思っています。

複数の事業と商品を渡り歩いてきましたが、事業や商品に深く関われば関わるほど、「わが子」のような愛情が芽生えます。そして問題児であるほど深くなるんです。。。（笑）
どうやらほかのラクスルメンバーも同様の傾向があるようで、「愛」「解像度」といったり「かわいい」といったり表現方法はそれぞれです。

担当を離れるたびについついさびしくなってしまうのですが、「新聞折込」「ポスティング」も大きく大きく育つよう、これまでと同じく愛情をもって関わっていきたいと思っています。


ラクスル株式会社について

バックグラウンドが様々なことが要因なのか、とにかく多様性に富んだ会社です。
オールラウンダー・プロフェッショナルが共存・融合しているのが強みかなと思っています。案件やプロジェクトを通してその多様性に触れ、自身もその個性を如何なく発現できることが一番のラクスルらしさかもしれません。

また、柔軟性があって変化を楽しめる人が多いのも特徴の1つだと思います。状況や実現したいことに合わせて役割を変えていける、そんな人が多いですね。

今後どういうことをしていきたいか

「オフライン広告の民主化」を目指します。

テレビCMや駅ばりポスター、折込ポスティングに関わってきましたが、
とても素晴らしい媒体であり、全国の事業者の人により広めていきたいと感じる一方で、
・適切な情報やメリットを伝えきれていない
・簡単に利用できる仕組みにまだまだなっていない
・広告効果を把握しづらい
等の課題を感じています。
誰もが簡単にオフライン広告を使いこなせる世界を目指して、日々チャレンジしていきたいと思います。

「事業愛」を感じてみたい方、変化に身を投じ続けたい方、多様性を楽しめる方、ぜひオフィスに一度遊びに来てください！！