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こんにちは!ラクスル人事の山本です。
2018/7/10、TECHPLAYイベント「テクノロジーで業界の未来を変える #01 - 創造と破壊を繰り返すプロダクト開発力」に、ランサーズ様、freee様とともに参加しました。
今回は「Product Making at RakSul」というテーマで圧倒的な解像度にこだわっている開発現場についての課題や解決のプロセスについてCTOの泉が登壇しましたので発表資料を交えてイベントのレポートをしたいと思います。
ラクスルについて
ラクスルでは「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という創業から変わらないビジョンを掲げており、今までIT技術の活用が十分にされていない伝統的な産業に革新を起こすというチャレンジを続けています。メインのサービスである「印刷」「物流」ともにサプライヤーの非稼働時間をシェアリングすることで、サプライヤーである印刷会社や物流会社の売り上げアップとユーザーへの低価格でのサービス提供を実現しています。
プロダクトメイキングの「ツラミ」と失敗
俗人的に蓄積されてきたノウハウは非常にドメインが複雑であり、デジタライズすることは非常に難易度が高い作業であることはラクスルの大きなツラミの1つでした。例えばスライドのように物流には「混載」というオペレーションがありますが、この1つのオペレーションを図式化するまで実に10パターン以上の図式化をしています。またラクスルのサービスはいわゆるBtoBサービスのため、ゲームのように自身がリアルなユーザーになることはできないことが大きなツラミとなり、我々の前に憚っていました。このような環境で、過去ラクスルではリアリティのない開発と失敗を繰り返してきました。
こういった経験を繰り返し、ラクスルのプロダクト開発は「とりあえず作ってみよう」からプロセスを重視の開発スタイルへと変わっていきました
「失敗をデザインする」ラクスルのプロダクト開発
失敗しない開発。モノづくりに携わっている人であれば皆が聞きたいことだと思いますが、残念ながらそんなことは不可能です。ではどうするのか?
答えは「リリース前にたくさん失敗をすることです」
失敗をデザインし、経験を積み重ねることで最良の解決方法を選択し、最終的(リリース時)によいものづくりができる開発スタイルをラクスルではとっています。
■スライド(一部抜粋)
https://www.slideshare.net/yucoss/20180710-techplay
★開発サイクルのポイント★
・現場観察やヒアリングを通じ、仮説ではなくFactを集める
・ぼんやりとしたペルソナではなくバイネームで想定し,、ディスカッション
・優先順位を付けたら、できるだけつくりこまず、最小限のものを作り検証する
・とにかく細かく検証、失敗を繰り返す。
★開発スタイルを変えたことで起きた現場の変化★
・30点、40点で世に出すことをためらわなくなった
・売りに行く苦痛ではなく、学びに行く楽しみになった
・情報を深く、効率よく取りに行くようになった