社員インタビュー企画7人目は、2020年入社のシステム開発グループ マネージャー 井上 貴仁さん(たーぼーさん)にインタビューしてきましたっ!
新卒から長年勤めた会社を経てアールスリーに転職し、システム開発グループのチーム力UPに尽力しているたーぼーさんに、活躍の秘訣を伺いました♪
プロフィール
システム開発グループ マネージャー 井上 貴仁
京都府出身、三重県や関東を経て現在は長野県在住。趣味はスノーボード・筋トレ。
大学では福祉系の学部に進学し、心理学など人との関わり方について学ぶ。新卒で医療系の業務システム開発を中心とするIT企業に就職した。入社3年目以降はプロジェクトリーダーを務め、その後マネージャーとしての業務も経験。また、kintoneでのシステム構築も行った。2020年にアールスリーに入社し、システム開発グループのマネージャーとして活躍中。
ーー大学時代に学んだことや、前職での経験について教えてください!
今もそうですが、人との関わりを大切にしたいと考えるタイプです。そのため大学では福祉系に進学し、心理学や人との関わり方を学びました。福祉系の仕事に就くという選択肢もあったのですが、違ったことをしてみたいと思い就職活動をしました。営業職やアパレル、ITなどさまざまな業界・業種を熟考した末、最終的にIT企業に就職することに決めました!パソコンは大学でレポートを書くためにWordを使う程度しか経験がなかったので、思い切って挑戦しましたね!
想像していた通り、入社後に同期を見渡すとほとんどがITを学んできた人や、プログラミングの経験がある人でした。「自分が一番初心者だ、本気でがんばらないといけないな…!」と強く感じました。
まずはプログラムを書く作業が少ない医療系のシステムサポート(ヘルプデスク)を担当しました。すでに出来上がったプログラムを読み解くなど実務を通じてプログラミングを覚えていった部分が大きいですが、自己学習のために本を使って勉強もしました。
そして少しずつ、医療系のシステム構築の業務も担当するようになりました。最初は言われた通りに作るのみでしたが、徐々に仕様検討にも参加できるようになりました。
3年経つ頃にはプロジェクトリーダーを任せてもらえるようになり、プロジェクト管理の役割も担いました。最初は少人数・小規模の案件から経験を積んで、どんどん規模の大きい案件へとチャレンジしていきました。
ーーすごいスピードで成長されたのですね…!前職でもkintoneを扱っていたと聞きました。いつ頃からkintoneでのシステム開発をはじめられたんですか?
2017年頃、製薬業界向けにkintoneを導入する案件がありました。その案件を皮切りに、多くのお客様に対して、kintoneを用いたシステム構築を行いました。
2019年には、サイボウズ オフィシャル パートナーの表彰式典「CYBOZU AWARD 2019」でSI賞を受賞しました。これは、年間を通じて顕著な実績を残したSIパートナーが受賞できるもので、この受賞に貢献できたのは良い経験でした。
kintone に携わるまでのお客様は医療系に限定されていました。kintoneの案件を担当するようになってから、幅広くよりたくさんのお客様と関わることができるようになりましたね。
このように前職時代よりkintoneに携わっていたので、サイボウズ社のイベントなどによく足を運んでいました。そこで池上と知り合ったのが、アールスリーに関わるきっかけでした。当時のアールスリーの印象は、プロフェッショナルな集団であるが故に少し近寄り難いというイメージがありましたね。
ーー「CYBOZU AWARD」も受賞されたんですね!やや近寄り難いイメージがあったアールスリーに、なぜ入社しようと思ったのですか?転職の理由と経緯を教えてください。
転職を考え始めた理由は、大きく3つありました。
1つ目は、前職で10年目くらいから「今まで積み重ねてきた経験は今の環境では活かせているが、果たして他の環境でも通用するのだろうか?」とぼんやり考えるようになったことです。
2つ目は、プロジェクトを進める際に堅実なやり方一本ではなく、積み重ねた経験からもっと柔軟に対応できたらいいのにな、と感じることが増えてきた点です。
3つ目は、お客様と関わり続けたいと思った点です。当時現場で案件を担当しながら、グループマネージャーとしてメンバーの育成・教育、売上管理などを行っていました。このままこの環境にいると管理業務がメインになり、次第にお客様との関わりが減ってしまうのではないかという懸念がありました。
こうした理由から、転職という選択肢も考え始めたのですが、今お世話になっているお客様との関係を大切にしたいという気持ちが強く、なかなか決断できませんでした。そんな悩みを抱えている中、お客様と話していた時に「仕事の関係がなくなったからといって、縁が切れるわけではないよ」という言葉をいただきました。それを聞いて、もっと現場に出てお客様との関わりを持ち続けながら、同時にメンバーの育成や管理もできる環境へ転職しようと決心がつきました。
決心した後、社外の人と会ったときには転職の意志を伝えていました。そんな時、サイボウズ社のイベントでアールスリーの池上に会う機会があったんです。転職に対する思いを話したところ、「アールスリーで働くのはどうか?」と声をかけてもらいました。
詳しく話を聞く中で、アールスリーでは現場に出てお客様と関わり続けることができそうだという点に魅力を感じました。また、プロフェッショナルな集団の中で、これまで自分が培ってきたスキルや経験、やり方をどこまで活かせるのか挑戦してみたいと思い、アールスリーに入社を決意しました。自由で柔軟な働き方ができるという点も、大きなポイントでしたね。
ーー挑戦できる環境だと感じてアールスリーを選択されたのですね!入社後の業務は思った通りでしたか?業務内容を教えてください!
kintoneでのシステム開発の経験がある、お客様への提案ができる、プロジェクトリーダーなどの管理もできる、という前提で入社しました。しかし、入ったばかりでプロジェクト管理をするためには、成果を上げていかないと周りのメンバーは抵抗感があるのではないかと考えました。
当時のアールスリーのシステム開発グループは、お客様から新規のお問い合わせに対して、なんと取締役がほとんど1人で提案活動をしている状態でした。
そこで前職で提案活動の経験があった私は、受注した開発案件を担当する他、提案活動も担当しました。3ヶ月の試用期間中から提案活動を担い、1件を契約につなげることができました!その案件はその後、システム開発や内製化支援と2年ほど続く大きな案件となりましたね。
別の面では、サイボウズ社との窓口も担いました。プロフェッショナルな集団であるが故に、サイボウズ社から見た時にアールスリーは相談しにくいと感じているのではないか?と考えました。そこで、前職からのサイボウズ社との関係性を活かして、話しやすい、相談しやすい窓口として関係性を作れるよう努めました。
努力の甲斐あって、サイボウズ社からシステム開発案件の紹介・依頼も増えていきましたよ!
こうして成果を積み重ねる中で、マネジメント業務、プロジェクト管理、各メンバーの教育を、メンバーが安心感を持って取り組める関係性を構築できたと感じています。
ーー多方面で成果を上げられたのですね!2023年からマネージャーとなりましたが、意識していることはありますか?
入社当時のアールスリーのシステム開発グループでは、個人事業主のような業務スタイルで個別の案件を1人で担当していることが多々ありました。リスクを分散し、プロフェッショナルなメンバーそれぞれの強みを活かすには、もっとチームで一体となって働くことが重要なのではないかと感じました。
そこで、私はサービス・経営・他部署の動きなどを素早く把握しメンバーに共有することを心がけました。マネージャー陣と協力し、上下横のつながりを意識してコミュニケーションをとることで、チーム全体がより強化されてきたと感じています。今後も、プロフェッショナルでありながら強いチームを目指して努力していきたいですね。
マネージャーとして、教育・育成も重要な役割だと考えています。
自分が習得してきたスキルはメンバーもできるはずだと思っているので、どんどんメンバーに共有していきたいですね。
仕事の進め方については、一つの正解ではなく、それぞれのスタイルを大切にしたいと考えています。そのため、メンバーには自由に挑戦してもらえるようサポートし、それぞれが自分のスタイルを見つける手助けをするよう心がけています。
必要な失敗ならしてもいいと思っていますし、問題になりそうなときは失敗する前にフォローするようにしています!このフォローする覚悟を強く持って、安心して挑戦できる環境を作り続けたいですね。
ーーシステム開発グループの体制をさらに強化していったのですね!やりがいを教えてください。
転職した理由にも関連していますが、現場に出てお客様と関わる業務がしたいと強く思っています。お客様とは仕事を通じて出会いますが、単なるビジネスの関係ではなく、いろいろな話をしながら信頼関係を築いていくのが好きです。
現在も、お客様と話すときには仕事の話だけに留まらないようにしています!定例ミーティングの最初や終わりには、業務以外の話をすることも多々あります。自分の近況を話しますし、相手の近況も聞きます。そこからお客様の会社全体の状況を聞いたり推測したりして、有益な情報があればお伝えすることもあります。
こうした業務以外のコミュニケーションをキッカケに、一部の部署向けのシステム開発が、他の部署や全社に拡大することもあります。結果的に新たなビジネスチャンスや売上につながっていくこともありますが、そのためにやっているわけではありませんね。自分が人と関わるのが好きだからこそ、こうしたコミュニケーションを楽しんでいます。
長く続く良好な関係を築けることに、大きなやりがいを感じます。
もう一つのやりがいはプロジェクト管理の面で、自分が思い描いているスピードと質、内容でプロジェクトを進められている時です。最初の提案から、メンバーと協力しながら計画通りにプロジェクトが進行しているのを見ていると、嬉しくなりますね!プロジェクトの順調な進行はお客様に大きな価値を提供できますし、チームのメンバーが楽しく働ける環境にもつながると思います。
思い通りに進んでいるなと感じる時にも、強くやりがいを感じます!
ーーたーぼーさんはお客様との関係作りが上手だなと思っていましたが、人と関わることが好きだからこそ良い関係を築いていけるんですね。自分、チーム、会社を含めた将来のビジョンを教えてください!
チームとして日々成長し体制が整ってきていますが、まだまだ個人の力に頼っている部分があります。優秀でプロフェッショナルだからこそ、できていると思うことがありますね。
この先チームがさらに大きくなり、多様な挑戦をしていく中で、個人の力では解決できない課題も増えてくるでしょう。
そのためには、一人ひとりのレベルアップだけでなく、チーム全体としてのレベルアップをさらに進めていきたいと考えています。組織としての力を強化することで、対応できる案件が広がり、提供できるサービスの質も向上させられます。これによって幸せにできるお客様の数を増やしていくことができます!
また、メンバー個々のキャリアアップは、メンバー自身の幸せにもつながっていくと考えています。
こうした組織としてのレベルアップを進めていくためには、メンバーに任せる部分を増やしていく必要があります。自分を含めた4名のマネージャーは、任せる覚悟を持たないといけないと思っています。
4名のマネージャーはそれぞれ異なるスキルや特徴がありますが、全員同じ目標に向かって進んでいける良いメンバーです。これからも一丸となって、チームのレベルアップを目指していきます。
ーーお客様も、メンバーも自分自身もより幸せに働ける世界に近付けていきたいですね…!アールスリー、特にシステム開発グループに向いていると考えるのはどんな人でしょう??
向いている人のポイントは、3つあると考えています。
1つは、人と会話することが好きであることです!
自分自身のやりがいでもお話したのですが、お客様と良い関係を築くためには会話が重要だと思っています。業務に直接的に関係する話題だけでなく、さまざまな会話を楽しむことができる人が向いていると思います。
お客様目線で考えても、技術や会社そのものではなく、結局は「人」に頼りたいと思うものです。話しやすい、会話がスムーズな人に信頼が集まります!自身の経験からも、お客様と良い関係を築けることがプロジェクトの成功につながると確信しています。
2つ目は、好奇心旺盛な人であることですね。
いろいろなことに興味を持てる人は、仕事のモチベーションを保ちやすいと思います。また、幅広い知識や経験が人としての魅力を高める要素となります。
魅力的な人であるほど、お客様から「この人に頼みたい」と思ってもらえる機会が増え、良好な関係を築くことにもつながると考えています。
最後は、仕事にプライドを持つことが大切だと思っています!
例えば「日報を毎日書く」といった、一見地味で重要性が見えにくい業務でも、しっかりこなせる人は信頼できますよね。
小さいことを丁寧にやり遂げられる姿勢がプロフェッショナルであり、これを積み上げていった結果がキャリアになります。業務の大小にかかわらず、プライドと責任を持って取り組める人がいいですね!
ポジティブなコミュニケーションができる人は、ぜひアールスリーをご検討ください。