今回は、百貨店からプルデンシャル生命に転職し、現在は浜松支社の営業所長を務める尾上定(おのうえ さだむ)にインタビュー。
当初は転職に迷いがあったものの、百貨店外商のお客さまに背中を押される形でプルデンシャル生命への転職を決意したといいます。「プルデンシャル生命に転職して人生が変わった」と語る尾上に、キャリアチェンジの背景や仕事への熱い想いを語ってもらいました。
―――これまでのご経歴を中心に自己紹介をお願いします。
尾上定、静岡出身の39歳です。日本大学経済学部卒業後、地元の百貨店に就職し、地元に帰ることになりました。
百貨店入社後は、2年間のお菓子売り場での勤務を経て、営業担当として外商に異動することになりました。当初私が担当したお客さまは、直近のお買い上げが少ない方が多かったのですが、とにかく訪問数を増やすことで、1年目から周囲も驚くほど売上が伸びていきました。その経験が「営業は頑張れば頑張っただけ結果がついてくる」と、営業の楽しさに目覚めるきっかけとなりました。
その後、2015年11月にプルデンシャル生命に転職。ライフプランナー(以下、LP)を経て、現在は浜松支社の営業所長を務めています。
―――現在の仕事内容を教えてください。
採用と育成が主な業務です。単に「採用」と言っても、一言で表現できるほど簡単なものではありません。まずは候補者を発見するところから始まり、情報収集で浮上した候補者にアポイントを取って、採用に至るまでコミュニケーションを取り続けなければならないからです。
人によって考えや価値観が違うので、育成も一筋縄にはいきません。プルデンシャル生命にノルマはありませんが、LPが自ら目標を設定して、その目標を達成するために寄り添っていくのが私の仕事です。
―――プルデンシャル生命に転職された経緯をお聞かせください。
はじまりは、営業所長からの1本のスカウト電話でした。百貨店外商の仕事にやりがいを感じてはいたものの、目標とする上司や先輩がいなかったこともあり、ちょうど30歳を過ぎて「人生このままでいいのかな」と悩んでいた時期だったんです。
当初は「プルデンシャル生命」という社名も知らなかったので、「怪しい営業の電話がきた」と感じながらも、少しだけ心が動く自分がいました。
当時一番仲の良かった外商のお客さまにそのことを話したら、「プルデンシャル生命ってすごい会社なんだよ。ほかの保険会社とは全然違うから、1回話だけでも聞いたほうががいいよ」と言われたんです。
怪しいと感じながらも、お客さまに背中を押される形でCIP(キャリア・インフォメーション・プログラム)と言われる、会社説明を受けに行きました。
―――実際に所長や支社長に会ってみたときの印象はどうでしたか?
CIPで初めて支社長と会ったとき、「今の会社の上司にこんな人はいない」と感じて衝撃を受けました。支社長自身がキラキラして見えましたし、それまで触れたことのなかった考えやワードが飛び出してきて、すごく新鮮でしたね。
その時点で、「プルデンシャル生命は、他の保険会社とは全然違う」と言われたわけが理解できました。
ただ、当初は転職に対して迷いもありました。迷った一番の要因は「フルコミッション」という報酬形態です。今となっては最高のシステムだと感じていますが、当時は漠然とした不安があったんです。加えて、20代の自分を育ててくれた外商のお客さまと離れることに対して、名残惜しい気持ちもありました。
―――迷っていた中、プルデンシャル生命への転職を決意した決め手は何だったのでしょうか?
実は、迷っていた私の背中を押してくれたのも当時のお客さまだったんです。プルデンシャル生命からスカウトを受けたことを話したお客さまに改めて転職の相談をしたところ、「自信がないならやめときな」と言われました。
その言葉を聞いて「別に自信がないわけじゃないな」と思い、漠然と迷っていたことに気づいたのです。「自信はある。ならプルデンシャル生命に行くべきだ」という気持ちになり、結果的に1カ月半で転職を決めました。
―――実際にフルコミッションで働いてみてどう感じましたか?
今では成果がダイレクトに収入に反映される最高のシステムだと思っていますし、私の場合は人生が変わりました。
「収入が増えて嬉しい」という気持ちはもちろんあります。しかし、それ以上に、報酬が増えていく過程で自分自身の成長を感じられることや、社会やお客さまへの貢献を実感しやすいところが、フルコミッションの醍醐味だと感じています。
―――LPとしてステップアップする選択肢もある中、なぜ所長になる道を選んだのですか?
約4年半にわたってライフプランナーとして働く中で、自分の可能性が広がり、収入も増えて、人生が大きく変わりました。心の底から「LPっていい仕事だな」と感じているので、「私を介してLPという仕事に出会う人を増やしたい。出会える可能性を広げたい」と考えたのが理由のひとつです。
もうひとつの理由は、30代半ばになって教える喜びに気づいたことです。以前は百貨店外商、LPと、1匹狼として働くことに手ごたえを感じていました。ところが、参加している青年会議所でのチーム活動を通して、自分が何か新しいことができるようになるよりも、自分が教えた人が新しいことをできるようになったときに、より大きな喜びを覚えることに気づき、管理職になろうと考えました。
―――どんな人を採用して、どんなチームを作りたいですか?採用時に重視していることがあれば教えてください。
何よりも、LPをずっと続けてくれる人を求めています。一時的な興味ではなく、プルデンシャル生命の理念やLPという仕事に心から共感できる人たちの集団にしたいですね。
プルデンシャル生命に興味を持つきっかけはマネーモチベーションでもいいですが、それだけではこの仕事は続けられないと思います。プルデンシャル生命で働く本当の意義や社会貢献性を理解して、そこに共感できるかが大事です。保険は無形商材なので、「商品は自分」だと思ってお客さまと向き合うことが求められるのではないでしょうか。
採用時に重視するのは「素直」であること、そして、自分の可能性を信じて、なりたい自分像を描くパワーがあることです。LPは個人の裁量が大きい自立した働き方なので、普段から自分で考えて行動しているかどうかも見ています。
今のメンバーはみんな素直で、お客さまが喜んでくれることが自分の喜びになる人たちなので、一緒に働いていてとても気持ちがいいです。
―――LPの仕事には魅力も多い一方で、厳しい面もあると思います。採用時に心がけていることや、候補者に必ず伝えていることはありますか?
フルコミッションという報酬体系は、理論上、来月の報酬がゼロになるということもあり得るので、そういったデメリットはしっかりと伝えるようにしています。
候補者の方には、必ず現役のLPにも会ってもらうのですが、候補者と面談するLPには「いいことを言おうと思わなくていいから、本当のことをありのままに伝えてきて」と言っています。
候補者の方は、支社長と所長である私、LPの3人の話を聞いて、齟齬がないかどうかを確認した上で判断できます。強引に入社させるつもりはまったくないので、ありのままを伝えて、自分の意思で決めてもらうことを大切にしていますね。
―――プルデンシャル生命で今後やりたいことや実現したいことはありますか?
支社長という仕事を通して大きく成長できると感じているので、いつか目指したいと思っています。そのためにも、今は営業所長という仕事に本気で向き合いたいです。私が採用したLPや、私の営業所に赴任してきたLP全員に“成功(幸)”してほしいと思っています。
今は、営業所長という仕事に本気で向き合った先に、支社長という仕事があるのかなという感覚で仕事をしています。
―――尾上所長なら、いくらでもヘッドハンティングの声がかかると思いますが、転職を考えることはありますか?
この9年間、辛いこともくじけそうなこともありましたが、プルデンシャル生命にいると、自分が迷ったり、間違った方向に行きそうになったりしたときに、必ず迷いを解決してくれる、あるいは正しい方向に戻してくれる出会いや出来事があるんです。
それがプルデンシャル生命にいる一番の意義だと感じているので、他社に行こうという考えはありません。
―――今転職を考えている方、あるいはキャリア選びに迷っている方へのアドバイスやメッセージをお願いします。
人生は長いようで短いです。私自身、転職にあたっては大いに迷いましたが、今となっては「決断して良かった」と強く感じています。
結局、その決断が良かったかどうかは、決断をした後の自分の行動や努力で決まります。だから、過去の私のように漠然と迷っているなら、絶対にチャレンジするべきだと思います。一度チャレンジすると決めたら、あとは自分を信じて頑張ればきっと大丈夫です。