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命の使い方を意識させてくれる会社 いま、社員へ伝えたいこと【代表取締役社長 間原寛 後編】

今回は、1月よりプルデンシャル生命の社長を務める間原寛が、会社の理念、パーパスについてどのように考えているのか、社員へ伝えたメッセージの一部を紹介します。

―――社長就任にあたっての気持ちを聞かせてください。

「覚悟」はしていました。 「覚悟していた」というのは、「予期していた」とか「期待していた」ということとは全く違います。一言で言えば当事者意識だと思います。前社長が社長に就任したタイミングで私は営業部門のトップである営業統括本部長となりました。私はこれまで営業しか経験したことはありません。ただ約6600名の全社員のうち5000名以上を占める営業部隊のトップという重責を担ううえで、いつ何時でも社長を代行できなくてはならないという意識でやってきました。

営業統括本部長を務めた4年9カ月は、2020年からのコロナ禍という、世界がこれまで経験したことのない状況に直面した日々でした。これまでもわれわれは阪神・淡路大震災、東日本大震災など、大きな自然災害を経てきましたが、コロナ禍はそのような自然災害とは全く違う種類の未曽有の危機ですよね。どこまで続くのか、どう終息するのか、終息したと言ってよいのか、未だに分かりません。

「全国で仕事を止めなくてはならない」という局面に立たされたのは初めてのことでした。しかし、会社としてのオペレーションを途絶させるわけにはいかない。当社の営業社員であるライフプランナーはフルコミッションであり、仕事ができないことが報酬の途絶につながりますので、他の事業会社とは全く違う条件にありました。 その時に、営業部門の責任者として「社長どうしましょうか」ではなく、自ら考えなければならない。そして自ら矢面に立って引き受けなければならない。そのような当事者意識はこれまで常にありましたので、「覚悟はあった」ということです。

―――社長として改めてプルデンシャル生命という会社にどのような想いをお持ちですか?

「自分の会社が世の中のためにどう機能して、どういう便益を提供しているか」。社員一人ひとりが日常的にそれを意識しながら仕事をする企業は少ないのではないかと思います。

仕事とは人生の大半の時間を費やすもので、時間を費やすこととは命を使うこと。すなわち「使命」です。

私はプルデンシャル生命という会社は、まさに「命の使い方を意識させてくれる会社」だと思っています。ボランティアや非営利事業でもなく、ビジネスとして成立させつつサステナブルであることを常に考えている会社。私自身、そこに惹かれたから入社しました。本来、企業とは「社会で有用であることを証明しないと存続することができないもの」だと考えています。

―――社員にはどのようなことを期待しますか?

当社は、創業者坂口陽史が逝去した1月を毎年「プルデンシャルアウェアネスマンス」として、企業理念を再確認する月間としています。今年は「理念を語る日」という全社員でのミーティングを開催し、様々なプログラムを通して「われわれはなぜ生命保険ビジネスに従事しているのか」「なぜこの会社にいるのか」「なぜこの仕事をしているのか」を考えました。私からは次のようなメッセージを伝えました。

一人ひとりが当事者意識をもって価値を最大化する

まず「自分たちは社会にどのような価値を提供しているのか」を常に意識してほしいということ。

「石を運ぶ人」という話があります。旅人が石を運ぶ3人それぞれに「何をしているのですか?」と尋ねると、一人は「石を運んでいるのだ」と答え、一人は「ピラミッドを作っているのだ」と言い、もう一人は「歴史を作っているのだ」と答えたという有名な話です。

3人とも石を運ぶという同じことをしているのに、目的(パーパス)がまるで違います。とかく組織が大きくなると、分業が進み、単純作業やルーティンワークが増え、ともすると企業理念やパーパスを認識しづらくなるかもしれません。

だからこそ本社の各チームは、当社のバリューチェーンにおいて、どこにどのような価値を乗せているのか、その価値を最大化するためにどうしたらよいのか、より当事者意識を持って考えてほしいと思っています。

ライフプランナーは「販売チャネル」ではない

そして次に「会社の存在意義、理念、パーパスそのものをきちんと理解し、整えてほしい」ということです。

企業理念We are the Prudential(編注:企業理念 | プルデンシャル生命保険 (prudential.co.jp))の冒頭には、以下の4つのメッセージがあります。

・生命保険業を通じ、社会に貢献する

・生命保険の正しいあり方を追求する

・人間愛、家族愛の不朽の原理を伝える心がある

・自らの手によって時代を創造していく

「生命保険を通じ、社会に貢献する」とはどういうことでしょうか。

保険は万が一の時に経済的な安定をもたらすための制度です。経済的な安定がもたらされれば、人は夢を追い続けることができるかもしれません。例えば、子どもに満足な教育を受けさせることができるかもしれない。そうして大人になった子どもたちの手で、社会が作られて行きます。社会に有益な商品やサービスを提供する企業の存続は、社会を豊かにするのです。

生命保険を提供することで社会を豊かにし、皆が幸せに生活する下支えをするということが、私たちの存在意義であり社会への貢献です。

では「正しいあり方」はどのようなものでしょう。

我々は単にでき上がった商品を売る保険会社ではありません。当社ではライフプランナーがファクトファインディング(お客さまの現状調査)を行って、お客さまに「なぜ保障が必要なのか」をご理解いただいた上で生命保険へご加入いただきます。その後、ライフプランナーが契約のメンテナンスをしながら、保険金の支払いに至るまで生命保険の様々な効果効能をお客さまにご提供します。これが「生命保険の正しいあり方」であり、創業から追い求めてきたことです。

創業メンバーの方たちは「当社の商品はライフプランナー」だと考えていたのではないかと思います。生身の人間をモノ扱いした言い方は不適切と思われるかもしれませんが、私自身がライフプランナー出身であり、ライフプランナーに対する誇りは会社の代表者として誰にも負けるものではありません。「人間愛、家族愛の不朽の原理を伝える心がある」というのは、まさにライフプランナーだから実現できることです。

最近はどの業界でも、様々な販売チャネルを開発し、DXを駆使し、人を使わずにいかに販売するかを考えています。もし「マシンが売るのか、人が売るのか?」 と問われても、私は「(マシンではなく)人が売る」とは言いません。ライフプランナーは販売チャネルではないのです。ライフプランナーこそが、最高の商品なのです。

本社の各組織は、ライフプランナーという唯一無二の存在を世に送り出すために、それぞれの役割を全うしてライフプランナーの価値を最大化することを目指しています。だからこそ、ライフプランナーはその負託に応えるために、自らを鍛え続けなくてはいけません。心を磨かなくてはいけません。どんな時代になろうとも、プルデンシャル・アメリカの創業者であるジョン・F・ドライデンが説いた、「人間愛・家族愛という不朽の原理を伝える」ということの意味をきちんと理解する必要があるのです。

そして企業理念の最後は「自らの手によって時代を創造していく」。

時代は刻々と変化します。守り続けるべきものがある一方で、変化に応じて変えるべきものも当然あるでしょう。どのような方法で、どのようにすれば、お客さまに貢献できるのか。その時代ごとに最適な状態であるために、考えるべきことは常にたくさんあります。

当社の理念、存在意義、パーパスへの理解を整えて、新しい時代を皆さんとともに歩んでいきたい。自分の生きた時代に、こんな会社があって、それに出会えて、そこでの仕事に使命を感じられる。そんな会社作りを今一度、一緒に進めていきたいと思っています。


▼前編はこちら

全く良いイメージのなかった生命保険業界へ転職した理由 【代表取締役社長 間原寛 前編】 | 会社について (wantedly.com)


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プルデンシャル生命は、世界最大級の金融サービス機関、プルデンシャル・ファイナンシャルの一員として1987年10月に設立されました。 ライフプランナーは、生命保険のプロフェッショナル職であり、完全オーダーメイドの生命保険をお客さまお一人おひとりに合わせて、ご提案する仕事です。 当社は、創業以来、担当のライフプランナーがお客さまおひとりおひとりの夢や人生設計などを丁寧にお聞きし、その実現や、大切なご家族や会社をお守りするために、オーダーメイドで必要な保障をご提案してきました。人生の節目においてお客さまのさまざまなご相談にお応えすることで、安心を提供し、多くのお客さまからご支持をいただいております。 「これまでの経験を活かして人の役に立ちたい」、「さらに質の高い営業を追求したい」、「今よりもっと人脈を広げたい」、「もっと成長したい」、「もっと自分らしい働き方を見つけたい」、「若いうちに自分の可能性の挑戦したい」など、一つでも当てはまるものがあれば、カジュアルに一度お話してみませんか。 「少しだけ興味がある」という状態で構いません。情報交換を目的とした面談も大歓迎です! ※「話を聞きに行きたい」を選択いただいた方につきましては、近隣エリアの担当者よりカジュアル面談を実施させて頂きます。
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