乗り越えられなさそうな壁、経験したことのないようなチャレンジ、深刻なスランプに陥ってしまったとき、いったいどうしたらよいのでしょうか?「逆境を乗り越えさせてくれるのは過去の自分」だというのは、あるトップ営業パーソンです。
「一度立ち止まって、自分の人生の目標・目的を思い出して、自分の根源的なモチベーションは何なのか思い起こしてみることが大事です。人によっては『自分の子供のころからの夢をかなえること』『家族の夢をかなえること』などが浮かび上がるかもしれません。それが自分を後押ししてくれます。
それから、自分が今までたどってきた道のりを振り返るのも有効です。『自分史』を書く・・・と言っても漫然と記述するのでなく、
・これまで自分がどんな困難に当たったか
を列記して、それを
・どのように乗り越えたのか
・どんな対策・手段を取ったのか
・誰に、どのように助けてもらったのか
を書き出して、
・自分が障害を乗り越えるやり方・パターン
・自分にどんな強み・武器・ネットワークがあるのか
・自分は何を大切にしてきたのか
・その困難を経て、自分がどのように成長したか?
を確認してはいかがでしょうか?
辛かったこと、大変だったことは忘れるという人も多いと思いますが、うまくいっているときのメンタルの状態や、自分の乗り越えパターンを書き出すうちに、少しずつ自分の思考回路が分かってくるはずです。そうなれば、たとえ困難な状況に陥っても、その思考回路にのせる努力をすることで、物事が前に進み、結果、大いなる自信にもつながっていくと思います」