今回は社員紹介シリーズ第9段として、就職支援事業部のシニアマネージャーとして人材紹介部門全体の統括をしている吉川さんをご紹介します。入社までの経緯や、現在の仕事内容についてお聞きしました!
■Profile
吉川智也(就職支援事業部 シニアマネージャー)
2015年中途入社。前職では大手人材会社にて新卒採用支援に従事。ポートには新卒紹介サービスの立ち上げ担当として入社。キャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザー、イベント担当などさまざまポジションを経験したのち、現在は新卒紹介サービスのシニアマネージャーを務める。
ーポートに入社をきめたきっかけを教えて下さい。
前職は大手人材会社に勤めていて、ちょうど転職を検討し始めたタイミングで副社長の丸山さんと出会ったのがきっかけです。
仕事柄、色々な業界の人事責任者や役員と話すことも多かったですが、丸山さんはオーラが違ったんですよね。物事の見方が多面的で意見が鋭いし、とにかくスピード感があるなと感じました。出会った当初はビジネス上の意見交換をしていたのですが、後に「ポートで人材紹介の立ち上げやらない?」と声をかけてもらったんです。
ー入社して大変だった思い出を教えて下さい。
人材紹介サービスを立ち上げてから3年間ずっと大変でしたね。人材紹介の立ち上げ後、最初の2年は順調に成長したものの、徐々に成長が鈍化していきました。
その中で取り組んだのは「注力点を絞る」ということです。当時は今では考えられないほどの少数精鋭組織だったので、全員が「なんでもやる!」というスタンスでした。しかし、それだとひとつの仕事に対する熱量が分散されてしまうので、向き合うべき課題を見つけにくい状態だったんです。
ー「なんでもやる」から「注力する」という方針に切り替えられたのですね。
はい。人材紹介は、1人の学生さんだけでなく、多くの学生さんの意思決定を支援する必要があります。そのためには再現性の高いプロセスを設定する必要があると考えました。そう考えたタイミングで、それまでの「1人1人がなんでもやる」というやり方はやめて、役割を明確にして1人1人の責任範囲を定め、より質の高いフォローに注力してもらうというやり方に切り替えました。
そうするとうまく回り始めて、学生さんからの満足度も上がったし学生さんと企業さんのマッチング数も増えました。新卒入社で人材紹介サービスに配属になった社員たちが活躍するまでのスピードも上がりましたね。
―新卒を育成する上で工夫されていることはありますか?
教育体制はすごく作りこんでますね。まずは先輩社員の商談や面談に同席したうえで型を身につける機会を設けたり、アドバイザーに必要な要素を100個くらい洗い出してテストをして、「●点以上なら合格」、といった独り立ちのための関門を設けるなど、丁寧に育成しています。「新卒社員だから」という言い訳は学生さんにもクライアントさんにも通用しないですからね。
―高いパフォーマンスを発揮する社員はどんな要素を持っていますか?
まずは理想を持てるかどうかかなと思います。「ユーザーのためにこれをやりたい」「クライアントのためにこうしたい」など、自分なりの信念を持つことが大事だと思っています。この信念が持てないと、マニュアル以上の仕事ができないんですよね。人材紹介だからこそできることは何か、人を介する価値とは何なのか。これを考えるにはまず自分なりの理想を持つことが必要です。理想があれば、改善できるポイントに目が向いてPDCAが回るし、マニュアルにはない仕事ができる。
とはいえ最初から理想が明確な人はいないです。理想を明確にしてもらうために目標設定シートというものを設けていて自分のビジョンを言語化してもらうなどの取り組みをしているので、徐々に明確にしてもらっていますね。
―人材紹介サービスに配属された新卒が悩むことはなんですか?
「ロマンとそろばんのバランス」ですね。学生とクライアント双方に価値提供をするというのがミッションですが、同時に企業だからこそ利益も追求しなければならない。最初は利益志向と学生への価値提供をうまくリンクさせられない子が多いですね。
でも、サービスのクオリティを上げれば利益もついてくると考えています。人材紹介におけるサービスクオリティとは、いかに就職活動の意思決定を良いものにできるか。そのために、1人の学生に5-6回の面接対策をすることもあるし、時には学生にとって耳が痛いようなフィードバックをすることだってあります。それが僕たち人を介して就職活動をする価値、つまりは人材紹介の価値だと思うんです。
社会貢献と利益追求は必ずしも相反するものではなく、「ユーザーのため」を追求することで両立させられると信じています。僕たちが目指すのは業界ナンバーワンなので、まだまだやらなければいけないことはたくさんあるし、若手に任せる仕事は日に日に増えています。こういった考えに共感してくれる仲間を増やしていきたいです。