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新卒1年目から新規事業責任者、7社のインターンを経てそれでもPLEXを選んだ理由


2022年卒 徳海 亘奎

東京工業大学を卒業後、2022年にPLEXへ入社。新卒1年目から、新規事業開発に取り組み、現在は、SaaS事業の事業責任者を担っている。

起業を意識したのは高校在学時。新しい世界を知った仲間からの一言。

自分は大学1年生の12月頃から、インターンに行き始めました。周りと比べてかなり早い方だと思います。それは、高校生のときから起業を意識していたからなんです。高校は、いわゆる公立進学校で、勉強に打ち込みながら、部活動のハンドボールにも明け暮れていました。この部活の仲間が、自分の視野を広げる一言をくれたんです。

「一緒に起業しないか?」

今でも覚えていますが、ある日、ハンドボールの練習を終え、部室に戻る途中、仲の良かったメンバーから、そう声をかけられたのです。ほとんどの高校生が同じだと思いますが、当時、自分の頭を占めていたのは、部活・勉強・遊びの3つだけ。”起業”や”ビジネス”について考えたことなどなかったので、とても驚きました。

それから「起業ってなんだろう?」という興味で、本を読んだり、動画を見たり、人に話を聞いたりと、自分なりに調べてみました。「スティーブ・ジョブズかっけ〜」と思ったり、起業家の本を読んで心を揺さぶられたり、どんどんビジネスの世界の魅力に引き込まれていきました。

今思えばすごく行動力があるなと思いますが、Twitterで、ビジネスについて発信していた見ず知らずの人に会ったりもしました(笑)。なんと、その後、twitterで会った人にいただいた縁で、PLEX代表の黒﨑と知り合うことになるので、人生何が起こるか分かりません。話を戻すと、高校生のときから、”ビジネスの世界”に興味があった。だからこそ、大学に入ったら、長期インターンをしようと決めていました。

「このままではジョブホッパーになると思った。」7社の長期インターンを経験。

大学入学後、遊びも満喫し、満を持して、1年生の12月くらいから、インターンをはじめました。いきなり起業は現実的でないので、まずはインターンで事業作りに必要なスキルを身に着けたいと思ったんです。「インターンなのに、でかい仕事をして大活躍!」かと思いきや、そんな華々しいストーリーはなく、今思えば本当に恥ずかしい思い出でいっぱいでした。

というのも、長期インターンといいながら、短期で辞めて次にいく……というのを繰り返していたんです。業務経験もないし、フルタイム出勤でもないのに、数ヶ月の短期間で成果が出せるはずもなく、ダメなやつでした(笑)。こんな僕でも応援してくれて、今も相談に乗ってくださる先輩もいたりして、非常に感謝しています。

では、なぜそんなにインターンに行っていたのか。「頭でっかちで、本当に大切なことに気づけていなかった」と思っています。どういうことか、お話していきます。
最初のインターンでは、インサイドセールスを任せていただきましたが、「なんか面白くないな、企画系のことやりたい!」と思い、3ヶ月程度で退職。「企画をするのが事業作りだ!」と思っていたんですね。次は、企画系のことをやりましたが、考えていただけで、大したアウトプットも出せないまま退職。
こういったことを繰り返すうちに、「事業を立ち上げるには実行力が大事だが、自分には実行しきる力がない」、ということに気づきました。このままいくと、ずっと中途半端に事業に関わって仕事を変えるジョブホッパーになってしまう、という危機感も募ってきました。

「実行力を鍛えるならPLEXだと思った。」PLEXとの出会い。

では、実行力を鍛えるならどうしたらいいか。すぐに代表の黒﨑の名前が思い浮かびました。
自分は、大学時代、経営者も含めて色々な社会人の方にお会いさせていただきましたが、黒﨑に対して「この人はレベルが違うな。」という印象を持っていました。
株式会社エス・エム・エスでマーケティングや事業立ち上げをし、PLEXを創業した方なのですが、市場に対する解像度と、事業を立ち上げる実行力の両方を兼ね備えたすごい人だと思っていました。そこで連絡をとってみたところ、インターンとして働かせていただけることに。


インターンでは、ある新規事業を立ち上げました。その企画から実行まですべて任せていただきました。黒﨑にフォローいただきながら、事業の検証ポイントを決め、ランディングページを作成してのリスティング広告出稿や、営業先へのアウトバウンドコールなど、イチから泥臭く立ち上げていきました。
ただ、そんな折、コロナが来てしまったんですね。
当時立ち上げていた事業は、コロナ禍にかなり影響を受けるモデルで、事業は撤退することになりました。今までの自分だったら、ここでPLEXをやめて次の会社にいってましたね(笑)。しかし、自分の課題として、長く1個のオペレーションに触れ、実行力を鍛える、ということがあったので、PLEXに踏みとどまり、人材紹介事業のセールスチームでインターンすることにしました。


仕事としては、物流企業様に電話をして、人材紹介サービスをご契約いただく、というものなのですが、PLEXでは営業を科学し、再現性をもって成果を出すための仕組みづくり、オペレーションレベルの検証に力をいれていたので、非常に面白かったです。スクリプトとそのポイント、こう言われたらこう返す、みたいなものが、スプレッドシートにビッシリまとまっていて、営業先リストも、業種ごとに分けて戦略的に検証を回していました。様々な会社でインターンをし、インサイドセールスも経験していましたが、「ここまでやるのか」と驚いた記憶があります。
その上で、「もっと良くするためにはどうしたらいいだろう」、と考える風土があり、自分なりにこういうお客様を狙うと契約後の売上が出やすいのではないか、と仮説を立てて、アプローチをしました。
実際にそういった仮説があたったときは、めちゃめちゃ楽しかったですね。もともと飽き性なタイプでもあるので、辛い時期もありましたが、セールスの業務は1年ほど経験し、実行の大切さを学んでいきました。

「10年先を見据えられる環境だと思った。」PLEXでの再挑戦。

そのあとそのままPLEXでインターンしながら就職したかと思いきや、実は一度PLEXを離れています。
1年ほどセールスを経験したタイミングで、友人と一緒に自分の事業を立ち上げたのです。ある会社のサマーインターンでビジネスプランコンテストをしたのですが、そこで優勝することができ、一緒のチームだったメンバーと、プランに磨きをかけ、事業を立ち上げました。PLEXで学んだ実行力を活かし、泥臭くも、徹底的にオペレーションに打ち込み、一定のところまで成果はでました。

しかし、健康系の商材を扱っていたため、事業を伸ばしていくには、薬機法をインプットし、本腰をいれてかなり時間を割いて長期的に挑戦しなければいけないことがわかってきました。
そこで、改めて自分のキャリアを考えたときに、10年賭けられるほどの熱量があるかと問いました。答えは、「違う」でした。悩ましかったですが、事業を畳むことにしました。

その後は、ずっとサボっていた大学の勉強にも打ち込みました。もちろん卒業するため、というのもありますが、人の感情や意思決定に関する学問を学んでいたため、ビジネス経験がある自分としては非常に楽しみながら学習することができました。卒業の目処もたった上で、代表の黒﨑から、「今めちゃめちゃおもしろいフェーズだから、話しましょう!」と誘われ、話すことに。聞いてみると、既存の人材事業も急成長しており、新規の人材事業も1年でうまく立ち上がり、さらに新しいビジネスモデルで大きなことを仕掛けて行くフェーズとのことだったんです。

改めてPLEXという選択肢を考えたときに、「ここなら10年先を見据えて挑戦できる!」と思いました。会社が伸びているというのもありますが、何より、PLEXにいる人は、黒﨑を始め、みんな事業が好きで、コトに向かっているんですね。自分がいる環境で、自分がどういう人間になるかはかなり決まってしまうと思っていて、そういう意味では、PLEXの環境に飛び込めば、事業に正面から向き合って成長していけると思います。

「とにかく事業を伸ばすことしか考えていない。」”1周回った”挑戦。

二度目のPLEXでは、収益性の高い起業会社を徹底的に調べて、PLEXが対象としているインフラ領域でどういったビジネスを立ち上げることができるのかの仮説を立てて行きました。日本の企業は1000社ほど徹底的にリサーチし、海外の企業も調べました。そこから、今自分が責任者として立ち上げている、”サクミル”というSaaSが生まれました。これは、設備工事・メンテナンスに特化した業務支援クラウドで、報告書作成や案件管理がクラウドで簡単にできる、というものです。
余談ですが、PLEXの短期インターンでは、この、「収益性の高い企業をリサーチし、そこからアナロジーを効かせて事業を作る」というプロセスを体験してもらいます。事業創造のプロセスとしてとても再現性が高いので、ぜひ興味がある方は申し込んでください。
インターンのアピールに話が飛んでしまいましたが、現在は、1年目ながら、事業の責任者を任せていただき、事業の企画・実行から、採用・組織作りまで行っています。中でも、採用は自分にとっても新しいチャレンジだったので、人が増えたときはてんやわんやで大変でしたね……。今はオンボーディングの設計も作り込んでいます。優秀なエンジニアにもジョインいただき、エンジニア・セールス・カスタマーサクセス合わせて、8人ほどのメンバーで挑んでいます。

静岡にあるお客様の現場まで足を運んで見学させてもらったり、作業風景を付きっきりで見させてもらったり、現場でインプットを拾いながら、プロダクトの検証をしています。徐々に契約数も増えて、現場での導入事例も作ることができました。初めて使ってもらうときは、ドキドキでしたが、感慨深かったです。”現場の生産性向上” というのは今後の日本において重要テーマで、非常にポテンシャルの大きい市場だと思っています。まずは5年で、ARR15億、その先はARR100億まで見据えています。もちろん、そのためにはまだまだ検証すべきテーマや、プロダクトの改善が必要ですが、現場に足を運ぶなかで大きな可能性を感じていますし、エンジニアやセールス・カスターマーサクセスのメンバーにも恵まれているので、やるしかないと思っています。今はとにかく事業を伸ばすことしか考えていません。

学生へのメッセージ

ビジネスにおいては、凡事徹底で、泥臭くてもいかに1個1個のオペレーションを組み立てていくか、価値を作っていくかが大事になります。特に法人向けビジネスでは、ゲームなどのエンタメ産業のように「誰も予想してなかったけど大当たり」、みたいなことはなく、検証ポイントを決めて、事業を組み立てていく必要があります。そういった地道な検証、オペレーションの徹底、というところにおいては、PLEXは圧倒的にいい環境だと思っています。
新規事業をいくつも立ち上げている実績があり、社内には再現性が高く色々なところで使えるオペレーションが落ちています。ダッシュボード作成や、広告運用、SEO対策、マネジメント、採用など、社内の経験豊富なメンバーに相談すると、すぐにレベルの高い回答をもらうことができます。事業作りにおいて、ここまでいい環境はなかなかないと断言できます。事業を作る力をつけたい学生はぜひ門戸を叩いていただければと思います。

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