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“ホテル”ではなく、”ホステル”に。ここでしか提供できない価値がある【社員インタビュー Ep.11】

PLAY&coの努力の人と言えば真っ先に顔が浮かぶリア。ベトナムと日本のギャップや、リアの思うホステル像について話を聞きました。

ー経歴

LEA YEN THAO(リア イエン タオ)
&AND HOSTEL MINAMISENJU支配人。&AND HOSTEL HOMMACHIにてアルバイトスタッフとして入社後、上京してPLAY&co初のベトナム人スタッフに。英語、ベトナム語、日本語のトリリンガルを武器に躍進している。

ーいまのお仕事を教えてください!

2023年3月から、東京・南千住の&AND HOSTEL MINAMISENJUの支配人となりました。日々のゲスト対応や売上管理、レビュー改善やスタッフマネジメントなど、業務は多岐に渡ります!支配人として施設全体の運営を見る立場となりましたが、今でもゲストの方とお話をするということをとても大切にしています。ホステルの良いところって、”コミュニケーションが取れること”だと思うんです。ゲストの満足度が施設の価値に繋がるということはもちろんですが、私自身がゲストの笑顔に助けられることが多くて。慣れないことやトラブルが起きても、ゲストと話しているとまた頑張ろうって思えるんです。なので、どんなに忙しくても必ずゲストに一声かけることを意識しながら毎日お仕事をしています。

ー日本に来たきっかけを教えてください。

私はベトナム・ハノイの出身なのですが、元々海外志向がすごく強かったんです。理数系の勉強は得意じゃなかったので、余計に英語を学ぶことがすごく楽しくなっちゃって。日本語だけではなく、韓国語やスペイン語も学びましたよ。
ベトナムでも日本のホスピタリティはとても有名です。語学を学んだことで日本の文化やサービスについても深く知ることができ、日本の観光業に興味を持ち始めました。なので、まずは日本の語学学校に2年通って日本語の基礎を固め、観光業を更に学ぶために大阪の大学に進学したんです。

大学生時代。アオザイがよく似合ってます。

ー海外の方が日本の大学に進学することって、想像を超えるほど大変なように感じます。

そうですね。ベトナムから日本に行く手段としては、ベトナムの学校に通い、実習生として工場や農業に従事することが一般的ではあります。でも私は工場で働きたい訳ではなく、日本のホスピタリティを学びたかったので、代わりに勉強をたくさん頑張ったんです。友人の中でも私のようなケースで海外に飛び出していっている人ってすごく少ないので、友人からは「お金たくさん持ってるんでしょ?」とよく聞かれます(笑)

ー海外から見える日本と、日本に来てから感じるホスピタリティのギャップって何かありますか?

海外から日本を見た時、日本人全員がホスピタリティに溢れているような印象を持っていました。でも実際に来ると、そんなことは無い(笑)でも驚いたことは、ルールとしてのホスピタリティが浸透していることです。最低限、日本人が守っているルールのレベルがとても高い。呼ばれたらきちんと返事をして、笑顔で接客をする。これが守られていることって当たり前じゃないと思いますよ。

ーPLAY&coとの出会いを教えてください。

大学卒業も近くなり、日本で就職するか、ベトナムに戻るかの選択肢がありました。でも6年も日本にいて語学も身についていたので、もっと日本に滞在したいという想いが強かったです。そんな話をバイト先でしていたところ、偶然にも同僚が中川さん(https://www.wantedly.com/companies/playandco/post_articles/252457)と知り合いだったんです。そこからすぐに面接をして、アルバイトとして&AND HOSTEL HOMMMACHI EASTに入社しました。目指していた観光業に携われる、とワクワクしていましたね。
権野さん(https://www.wantedly.com/companies/playandco/post_articles/407542)支配人のもと、とても良いチームワークで仕事が出来ていました。清掃後にも反省会を行って改善点をまとめたり、大阪のスタッフ達は本当にアグレッシブ!社員、スタッフ同士の接点が多く、いつも仕事が楽しかったです。
権野さんから学んだことはたくさんありますが、特にチームビルディングの能力が素晴らしいと思います。&AND HOSTEL HOMMACHI EASTは約20名のスタッフが在籍していますが、みんな彼女のことが大好き。いつも周りのことを考えて、同じ目線で話をしていました。上司というよりも友達に近い存在だったので、困っていると助けてあげたくなるんです。いつも物を無くして焦っている姿も可愛くて(笑)支配人だからって完璧じゃ無いところも良いんです。あんな風に愛される支配人になりたいなと憧れる存在です。

日本人の友人と。

ーそこから急転、東京の施設にやってきましたよね。

私はともかく社員になりたかったのですが、大阪はコロナの影響で三店舗中一店舗しか運営しておらず、ポストが空いていない状態でした。色々と先輩社員とも相談し、東京であればすぐに社員登用が決まりそうだったので引っ越してきたんです。
東京は、土地や働いている人の雰囲気も違い、社員の方との接点も必然的に多くなり、仕事のスピード感も上がったので戸惑うことが多かったです。もちろん家族も周りにいないので、不安とストレスで体調を崩してしまったこともありました。
でもそんな時に、先輩社員がしっかりとフォローに回ってくれて、私の話をちゃんと聞いてくれたんです。「こんな状況だったら仕事は出来そう?」「こういうサポートを考えてみたんだけどどう?」とたくさんアイデアを貰い、やっと自分らしさを取り戻せた気がします。
現在支配人となった&AND HOSTEL MINAMISENJUは都内最大級の施設で、最大120名までゲストが宿泊できます。その分スタッフも多く、&AND HOSTEL HOMMMACHI EASTのような雰囲気を感じるんです。たくさんのスタッフ、ゲストとワイワイ過ごすことが私には向いているみたいですね。

ー日本で働くことにはどんな思いがありますか?

ベトナムに帰りたいという気持ちはありません。ベトナムは成長を続けていますが、今はまだ紙幣価値も低くて、頑張って仕事をしても手に入るお金が少なく、まだまだ一般人には厳しい世界なんです。ただ、ギャップを感じているとしたら、仕事の進め方や自己表現の仕方ですね。ベトナム人はマイペースに仕事をするし、嫌な事はすぐに嫌だと伝えたりするけど、日本人はあまりそういったことが無いように感じます。与えられた仕事を時間内にきっちりこなす。良くも悪くも言われたことを時間厳守で行うイメージですね。自分は真面目に働く日本のスタイルが合っているとは感じているのですが、自己主張はしっかりするタイプなので、良い意味で日本の会社っぽくないPLAY&coの価値観とも自分がマッチしてると感じます。

&AND HOSTEL MINAMISENJUにて。友達のような距離感で接することを心掛けているとか。

ーPLAY&coでの展望を教えてください。

現場で働いていても、まだまだ”ホステル”を求めて来られるベトナムの人って少ないんです。安いホテルだと思って予約して、「え?アメニティも無いの?バストイレ共用なの?」って驚かれることが多いです。そんな状況でステイすることになったとしても、ここにきて良かった!と思っていただける施設を作ることが今の目標です。私たちの施設はホテルじゃなくてホステル。ここだけでしか提供できない空間があるんです。その価値を提供することで、ゲストの満足度も上がり、ベトナムでのホステルの認知度も上がっていくかもしれない。そんな風に双方の国にメリットが生まれると良いなって思いますね。
写真映えする空間作りも進めていきたいです。写真を撮りたくなるような場づくりは絶対に必要です。今って、インスタやTikTokを見て宿を選ぶことが増えましたよね。ベトナムの若い子は写真がたくさん撮れるところじゃないと行かないんです。だからあんまりドミトリーも人気なかったり(笑)ヴィラのような、一棟貸しのところにはよく行ってると思います。勝手に写真を撮ってメディアに上げてくれるから広報にもなるので、必要不可欠なコンテンツだと考えてます。

ーPLAY&coで達成感を感じることはありますか?

私はファッションが大好きだし、POPやカウンターのデザインも向いています。ゲストのために読みやすく、わかりやすいPOPでご案内を行うと、ルールを守ってくれるゲストが増え、満足度が向上します。そうして施設が綺麗になれば居心地が良くなりリピーターも増えていきます。そうして施設改善が進んでいくと、会社にコミット出来ている実感があり嬉しくなりますね。

ー将来の夢を教えてください。

いつかはオーストラリアで自分のゲストハウスを持つことが夢。だから今はひたすら勉強して、たくさんのことを覚えたいって思ってます。数字は苦手だけど、自分でやるならマスターしなければならないし、ゲストハウス運営には人が一番大事だと思うので、スタッフマネジメントもすごく重要。でも何より、日本に来るきっかけとなったホスピタリティについて、会社全体のレベルを大きく上げたいと考えています。日本に来る外国人は、”日本のおもてなし”に期待して来ていると思うんです。挨拶がいつも笑顔だったり、部屋やロビーの清潔度合いも、高いレベルを想像していると思います。その期待にしっかり応えたいですね。価格帯が安いホステルだからと言って手を抜いたり、これくらいでいいかと現場のスタッフが思うのは違うと思います。でも、ホテルに無い”体験”がホステルには溢れてます。一度きりの人との出会いや交流を楽しむことができるホステルを作り上げたいですね。

ー他社員からの印象

1回教えたことはすぐにミスなく続けてくれるから安心できるし、できる仕事がどんどん増えていて成長してる。大阪で一緒に働いていた時も素晴らしい接客力と対応力でした。POPとかのデザイン系も上手。本当にベトナムからはるばる来てくれてありがとう!!!って毎日思ってます!
天才
施設を良くしたい!!って気持ちが強い!🔥
語学力すごい!日本語も上手!
仕事に対して情熱がある!しっかりと進行したいという気持ちが強く、迅速に動けるのでとても信頼しています!!これからもその気持ちを忘れずに、一緒に頑張っていきましょう!!
大阪のアンドホステルから東京のアンドホステルまで移動できたり、ベトナムから日本まで来たり、行動力がある人!

ー旅行の時に必ず持っていくもの

アイライナー!ヒロインメイクのブランドを使っています。落ちないので重宝してます!ちょっと寝坊した日も絶対にアイライナーは引いて出社するようにしてますね。メイクを落とし忘れて寝ても、次の日そのまま使えます。(笑)

自分が外国人だから、ではなく、1人の人間として、施設や仲間にどう向き合いたいのか?という気持ちでPLAY&coにいてくれているんだと深く知ることが出来ました。
PLAY&coでももっと大きく羽ばたいてくれることを、楽しみにしています。

最新情報はInstagramで発信中!ぜひフォローしてください。▷ @playandco_hostels

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