今回は、現在リアルマーケティング部で『おもてなしモール』の専任担当者として活躍する、Iさんをインタビュー。
彼がどんなキャリアを積んでピアラへ入社し、今後何を成し遂げたいのかに迫りました。
■リアルマーケティング部 所属:Iさん ■
アイドルを目指して大学を中退し上京。3年ほど司会業など芸能関係の仕事を行なうも、先輩の一言がきっかけで一般企業への就職を決意。就職活動の末、実演販売会社へ入社。営業として様々な経験を積み、『別の企業でそれまでのキャリアを活かしたい』と思ったのをきっかけに転職。その後、ピアラ社員の誘いを受け、今年の2月ピアラへジョインした。
アイドルを目指して上京!?実演販売会社の営業として会社員デビュー
ーーピアラにジョインするまでの経歴を教えてください
※芸能活動をしていたときのIさん
「私の経歴は、他のピアラメンバーとは少し違って特殊です。
大学を中退し、アイドルを目指して上京。上京後は、2年ほど司会業などの芸能関係の仕事をしていました。
その間、結婚をして家族が増え、周りの先輩から『お前はちゃんと働いている人の気持ちが分からないだろ』といわれたのをきっかけに就職を決意。
そして22歳のときに、営業職として会社員生活をスタートさせました。」
※司会者として活躍するIさん
ーー前職の仕事を選んだ理由はなんですか?
「社会人の基本は営業だと思っていたので、営業職でジョインできる会社を探しました。
また、自分がそれまで行なってきた人前でしゃべることを活かせて、正社員になれる何かおもしろい仕事はないかなぁと考えていたんです。
そしてたまたまWebで、『実演販売 正社員』と検索したときにみつけたのが、前職にあたる実演販売会社でした。」
営業職としてあらゆるキャリアを積んだ4年間。ピアラとの出会いが(前職の)会社を救う大きな課題解決に繋がった…!
ーー実演販売会社とは珍しいですね。前職では具体的に、どんなお仕事をされていたんですか?
「前職での経験は、大きく4つの章に分けることができます。
段階を追って説明しますね!」
【1章:実演販売現場編】異例の早さで正社員に…!
「実演販売会社では、メーカーさんが消費者へ直接商品を売るBtoCの営業や、実演販売士を用いたプロモーションの提案を行なうBtoBの営業、人材(実演販売士)の採用・教育・管理の仕方などを現場仕込で鍛えてもらいました。
あまり大きな規模の会社ではなかったので、現場に出て色々なことを直に学んでいったんです。これは私にとってすごいメリットでしたね。
入社してから半年ほどは、実演販売士として現場(店頭)に立つ日々。
主に大手ナショナルメーカーの生活雑貨や通信機器、化粧品の販売を行なっていました。
最初は、ノリと勢いで多くの商品を販売することができていたのですが、途中であまり売れなくなってしまって。その後は現状をどうにかするべく、売上の高い先輩の実演販売に同行したり、話を聞きにいったりしました。」
初めてぶつかった壁は、先輩の言葉がきっかけで乗り越えられた。
「初めて壁にぶつかったときにすごい勉強になったのが、『実演販売は投げ銭だ』というある先輩の言葉。どういう意味なのかさらに現場を観察して分かったのが、お客様が実演販売を楽しんでいるということでした。
多くのお客様が帰り際、『お兄さんがそこまでいうなら買うわ』という言葉を掛けていく。商品の魅力だけではなく、実演販売士の話に価値を見出して買い物をしていく人が多かったんです。
こうして気付いたことをその先輩に話すと、『お客様からお金をいただくと思っていたら売れない。お客様からは時間をいただくと考えて行動しなくちゃいけないんだよ』と教えてもらうことができました。
私はそれまで売上目標を気にして、数字を積み上げることにばかり注力してしまっていたんですよね。そういう部分が見えてしまうとお客様は購入したくならない…。
そこに気付いてからは、せっかく止まって時間をくださっているお客様に少しでもサービスしたり、楽しんでいってもらったりできるように務めました。
すると、売上は順調に伸びていったんです。目標だった先輩と同じ現場に立ち売上金額で勝てるようになったり、大手化粧品会社さんの制汗剤の商品で1日のうちで日本で一番販売したと評価してもらったり。
その結果、当時正社員になるのに6ヶ月〜1年ほどかかるといわれていたはずが、3ヶ月という異例の早さで正社員になることができました。(※業務委託で入社し、その後正社員を目指せるという募集だったので)」
商品知識を深めるのはもちろんのこと、お客様に少しでも好印象を持ってもらえるように、Iさんは当時爪磨きをこまめにしたり、ハンドエステにいったりもしていたという。
さらに化粧品を販売する際は、『肌がきれいじゃないと…説得力が出ない』と考え、フェイスパックをしてから実演販売に挑んだこともあるそうだ。
【2章:法人営業編】実演販売士を販売!
「次に、実演販売士の法人営業を行なうようになりました。
実演販売の現場に立つ傍ら、実演販売士を起用した販促企画の提案を行なったり、新規のクライアント様獲得のためにテレアポを行なったりしましたね。
たまたま当時、私の教育・指導についてくださった方が外部から経営コンサルティングのために来てくださっていた人で、その方に法人営業のイロハを現場でみっちり教えていただきました。
そのため、法人営業にも早く慣れることができたかな、と思います。
あとは販売するモノが人材なので、実演販売士を目指す方の面接や教育、管理などのマネジメント業務も行ないました。
こうした営業や採用、人材管理やギャラ交渉などの業務を、半年という短い期間で全て経験できたのはめちゃくちゃよかったなぁと思います。」
ーー法人営業やマネジメントをしていて大変だったことはありますか?
「そうですね〜。一番難しかったのは、やっぱり人材のマネジメントです。
実演販売士の人っていい意味でわがままというか、みなさん実演販売がしたくて入ってきていて、かつ正社員ではないので自分が頑張ったら頑張った分の報酬が手に入る。
そのため、当たり前なんですけど少しでも条件がいい案件をやりたいんですよ。それが管理する側としては、本人が希望する案件ではない仕事を任せたいときもある、その交渉やモチベーションの管理は特に大変でした。
まだまだ社会人歴も浅い頃。少しでも周りの人に信頼してもらえるように、1日20〜30人分の日報に返事を送っていましたね。
当時読んだ本に、『信頼を得るためには、関心を向けなければいけない』と書いてあったんですよ。
マネジメントには最初とても苦労しましたが、こうしてできることを精一杯行なっていったお陰で周りの人の信頼を勝ち取ることができました。
このときのマネジメント経験は、今のピアラでの業務にも活かせています。」
【3章:(企業としての)課題に直面編】会社のピンチを救う企画を提案
「店頭販売から経験が詰めたお陰で法人営業もうまくいき、販売士さんからの信頼を得ることもできて、社内での評価も高くなってきた頃。
多くの会社さんがWebの販促に力を入れ始めたため、実演販売士の需要が下がり始めたんです。
そのため、案件の単価が下がり始めてしまった。このとき私は、『どうにかして販売士さんたちに仕事を作らなきゃいけない』というのを第一に考えていました。
直面した課題は2つ。
1つ目は、単純に報酬・ギャラの単価が下がってしまっていること。
2つ目は、土日に仕事が集中してしまったこと(平日の仕事がほとんどなくなってしまっていたこと)。
先に手を付けたのが単価を上げる施策でした。
自分がいた実演販売業界は、1日にいくらという形でクライアント様から報酬をいただくので、どんなに目標より多く売上を出せても報酬は変わりません。
なので、インセンティブ的な成果報酬を付けられたら、販売士さんのモチベーションが高くなるだけではなく、売上も上がりギャラも稼げるのではないかと考えました。
その後、考えた新規提案を色々な企業にしましたね。
ですが、インセンティブ制度にしても販売数が変わらなかったり、高額商品の販売ではそもそもインセンティブが発生するほど売れなかったりと、試みた施策はことごとく失敗してしまいました。」
【4章:(企業としての)課題解決編】ある企業との出会いがきっかけで課題解決!
「そしてあるとき、この課題を解決する出会いがありました。
実はそれがピアラなんです。2017年当時、ピアラ(さん)から連絡が来て、お話を伺う機会がありました。
話の内容は、郵便局の中のイベントブースを借りてピアラのクライアント様が通販でしか売っていない商品を販売する、それを一緒にやりませんか?というもの。
それはまさに自分がやりたいと思っていた、インセンティブが付く、そして平日に実演販売を行なう案件でした。
もちろん、周りの競合にもこのお話をされていたので、『他社に渡してなるものか!』と今のチームメンバーにあたる人たちにめちゃくちゃアピールしましたね。
その後、受注していただけたお陰で、稼働も売上も増え、販売士さんたちの案件量とギャラを増やすことに成功しました。」
3年ほど前、Iさんはこうしてピアラに出会った。
そして、一緒に取り組みを行なう企業の人間として「こうした方がもっと売れますよ」や「こうした方がやりやすくなりますよ」という提案を積極的にしていたと話す。
ピアラ自体も彼が働いていた前職の企業と組むことで、手掛ける案件の幅が広がり、お互いにとってWin-Winの関係を築くことができたそうだ。
Oさんの誘いがきっかけでジョイン!
ーーどのような経緯で、ピアラへジョインすることになったのでしょうか?
「前職で様々な仕事を任せていただき、それがうまくいくようになってから少し経った頃。『それまで積んできたキャリアを活かして、違う会社で働いてみたい』と思うようになりました。
そんなとき、たまたま業種の異なる会社さんから声をかけてもらったんです。
そして昨年6月にその会社へジョイン。半年後の年末頃に、(現在同じ部署の仲間である)ピアラのOさんから『久しぶりに飲みませんか?』とお誘いをいただきました。
その後実際に、目黒の居酒屋さんで久しぶりにお会いし、『最近どうですか?』という世間話を楽しみ、そろそろお店も閉店というとき。私から『結局今日(の用事)はなんだったんですか?』と聞いてみたんです。
すると、Oさんから返ってきたのが『率直に言ってピアラに来ませんか?』という言葉でした。」
ーーOさんからの誘いがきっかけでジョインされたんですね!
「そうなんです。
誘ってくれた理由を聞いてみると、お客様と直接接点が持てるようにと始まった『おもてなしモール』の専任の人材を探しているときで。光栄にも私に声をかけてくださったということでした。
(以前外部の人間として携わらせていただいていたのが、この『おもてなしモール』の施策の一つです。)
ピアラの魅力は外部の人間として一緒にお仕事をさせていただく中で、たくさん分かっていましたし、久しぶりに会って話したOさんはやっぱりとてもいい人だったので、ピアラへのジョインを決めました。」
ーー外部からみていたときのピアラの魅力とは?
「前職にいるとき、約3年ほどピアラ(さん)とお取り組みをしていました。
その間、食事を一緒にさせていただく機会が何度かあったんですが、そのとき思っていたのが『この(企業の)人たち、全然会社の悪口いわないな』ということ。
仕事柄ピアラ(さん)以外の会社さんとも食事をご一緒させていただくことが多々あったんですが、『うちの会社は〇〇が足りないんです』とか『うちの会社の〇〇な所は嫌なんですよね』という負の言葉をおっしゃる方が結構多くて。
それが、ピアラの方からはそういった話を聞くことがありませんでした。社員同士の悪口をいっているのも聞いたことがありませんし、かといって馴れ合っている感じでもない。
逆に自分たちの会社のいいところを認め、足りない部分については建設的な話をしていました。
こうした素晴らしいピアラの企業文化は、外部からみても本当に魅力的でしたね。」
なぜIさんをピアラに誘ったのか?Oさんにもお話を聞いてみました…!
ーーIさんをピアラに誘った理由を教えてください
「リアルマーケティング部の『おもてなしモール』という施策に関して、2020年は
注力度合いがこれまで以上に高まっていました。
そんな中、元々施策発足当初からともに歩んでいた仲間でもあるIさんなら『圧倒的即戦力になる!』と思ったのが理由です。」
ーー(Iさんを誘う際)一晩飲みながら色々とお話をされたそうですが、そのときの心情・感想を教えてください
「実は、元々はピアラへの勧誘目的では全くなく、Iさんが前職を辞める際に『個人的に飲みに行きましょう』と、口約束をしていたのでそれを実現するために誘いました。
久しぶりに会ったこともあり色々と会話をする中でIさんの方から『おもてなし(の施策)最近どうですか?」と問いがあり、現状などを共有することに。そんな中で、Iさんの『おもてなしモール』に対する熱量がまだまだ冷めていないと感じ、勢い的な部分もありましたが、ピアラへの入社を打診しました。
その後は、『今晩飲んでみて決めますね』といわれたのでかなり長い時間飲みながら他愛もない話を交えつつ会話を続け、その日のうちに本人から入社決意を聞き、社内調整のうえ入社に至っています。
思った通り現在は、即戦力として柔軟性をもって活躍してくれているので、あのとき誘っていて本当に良かったなと感じています!」
前職やおもてなしモールでの経験を活かして、オフライン販売の施策でしっかりと利益を作っていきたい
ーー今はピアラで、どんなお仕事をされているんですか?
「今は『おもてなしモール』の専任担当者として、クライアント様からのご依頼を受け、リアル(対面)での商品販売をお手伝いさせていただいています。
具体的にいうと、実演販売会社との交渉や(パートナー企業の)人材育成、対面販売を行なう場所の確保を担当しています。
郵便局以外にも、温浴施設や商業施設などで対面販売のイベントを行なうことができるので、新規の施設開拓も行なっているんです。」
ーー今後ピアラで成し遂げたいことや、目標を教えてください
「実は現在、新型コロナウィルスの影響でおもてなしモールの施策は全てSTOPしています。
当初は、おもてなしモールの専任担当者として、人材の育成や勝ちパターンの確立を目標に進めてきました。ですが、対面でのイベント施策をSTOPせざる負えなかったため、予定は大きくずれてしまった。
なので今は、新たな計画を立てていかなければいけない段階です。
ただ、個人としては、コロナウィルスの影響が落ち着く頃には、前職やおもてなしモールでの経験を活かして、オフライン販売の施策でしっかりと利益を作っていけるようにしたいと考えています。
また、実演販売士の方々の雇用がこのままなくなってしまうのはもったいないと思うので、コロナウィルスの影響が終息した後にパートナーの実演販売士の皆様が活躍できる場所を“ ピアラのI ”として作っていきたいです。」
ピアラでは『モノを売るのが好きな人』が活躍できる!
ーー最後に、ピアラで活躍できそうな人や、Iさんが一緒に働きたいと思うタイプについて教えてください
「『モノを売るのが好きな人』はピアラで活躍できるし、いい経験ができるんじゃないかな、と思います。
現在、モノを売るための手段は色々とありますよね。それこそ通販もあれば、フリマアプリなどを使って個人が直接別の人に販売できる場所もあります。
そんな中ピアラには今、モノを売るための専門チームやノウハウがたくさんある。だから、『モノを売るのが好きな人』や『自分の知見をもっと高めて活躍したいと考える人』が成長できる企業だと思うんです。
私自身、ピアラに入社してから、通販やオフラインの販売施策についてたくさん学ぶことができ、成長を感じられる日々を送っています。
こうした環境に魅力を感じる人にもぜひ、ピアラへジョインしてほしいですね。」