今年、ペライチ最年少でPdEM(プロダクトエンジニアリングマネージャー)に就任した松元さん。前回のインタビューから1年、彼にどのような変化があったのか。年間MVPを受賞し、今後のさらなる成長に期待が高まる若きエースをインタビューしました。
前回のインタビューはこちら
松元 祐太 (まつもと・ゆうた)/「ペライチなんでもマーケット」PdEM
新卒で広告代理店に入社。営業として年間新規受注数で1位に輝き、最優秀営業賞を受賞。その後エンジニアへの転身を志し、約5か月の独学を経てペット関連事業を展開する企業へ転職。ソフトウェアエンジニアとして経験を積んだ後、2021年12月にペライチに入社。現在はPdEMとして「ペライチなんでもマーケット」の開発マネジメントを先導。
-前回のインタビューから1年が経ちましたが、松元さんの業務に変化はあったのでしょうか?
昨年まではメンバーとして、担当領域の実装業務がメインでした。10月にPdEMになってからは開発を進捗させるためのタスクマネジメントに加えて、PdM(プロダクトマネージャー)と考えたプロダクトの方向性に応じて開発方針を指示、牽引するなど、業務の幅が広がりました。
-1年前のインタビューでまさにマネジメント業務に挑戦したいとおっしゃってましたね!どうやって実現されたのでしょうか?
前回のインタビュー後にチーム編成が変わり、そのタイミングで当時の上長であるVPoTの佐藤さんに「スクラムマスターをやりたい」と申し出たのがきっかけです。
実は入社当時はエンジニアリングのマネジメントよりもプロダクトマネージャーに興味があったんです。
ただ、ペライチでエンジニアをやっていくうちに、もっとエンジニアとして頑張りたいなという気持ちが芽生え、自然と個人の成果だけでなくチームとして生産性を最大化させるにはどうすれば良いかを考えるようになりました。
ペライチは元々、手を上げれば任せてもらえる環境ではあります。ただ、当時マネジメント経験がほぼなかった自分の想いを汲んでチャレンジさせてくれた佐藤さんには感謝しています。
-チームや役割が変わったりと忙しい一年間だったかと思います。この一年で大変だったこと、苦労されたことはありますか?
印象的だったのはペライチの料金体系に従量課金を導入するプロジェクトです。
設計からリリースまで約5ヶ月を要する大きなプロジェクトだったのと、初めてのマネジメントで右も左も分からず「本当に自分のマネジメントで大丈夫かな?」と不安を感じていましたが、周りの方のサポートで無事リリースまで漕ぎ着けることができました。
その後はステップメールの実装プロジェクトに取り組んでいたのですが、開始直後にテックリードエンジニアが別のチームに移動することになり、僕ともう一名の若手のみでバックエンド開発をすることになりました。
経験不足にリソース不足が重なった中でも、なんとかやり遂げようと、周りの協力を仰ぐために密なコミュニケーションを心がけたり、お互いの気づきや学びをシェアする機会を設けて互いの改善につなげるなど、自分なりに工夫をしていきました。苦戦はしたものの、その分マネジメントとして成長の機会になったと思います。
ちなみに現在は、ベトナムにあるオフショア開発組織のメンバーにも入ってもらっているので、リソース不足は解消されました。ただ、国内エンジニアだけのチームマネジメントとはまた違う難しさを感じています。
とはいえ、今チームにいるベトナムのメンバーは日本語が堪能なので、言葉の壁を感じることは少ないです。ただ、日本人同士だと、ざっくりとした依頼でもある程度の意思疎通ができるのですが、グローバル環境において曖昧な依頼をすると、こちらの期待とアウトプットがズレてしまうことがあります。
言語や文化、環境の違いを理解したうえで、期待しているアウトプットをしっかり言語化して伝えることを心がけています。
-実際に、こういった工夫や行動が評価されて今期は複数の社内表彰に繋がったのですね。改めて、年間MVP賞の受賞おめでとうございます!
※2023年3QMVP、2023年3QMVT(開発部)、2023年4QMVT(ハッカソンチーム)、2023年年間MVPを受賞
ありがとうございます!正直、前回の四半期MVPも受賞したのと、この1年間は成長よりも自身の能力不足を感じる事のほうが圧倒的に多い1年だったので、年間表彰となった時「僕がもらっていいのか!?」という戸惑いはありました(笑)
ただ、僕自身初めてマネジメントに挑戦し、自分なりに方向性を提案してちゃんとロードマップを達成できたことが受賞につながったと思うので、この一年間の成果を評価してもらえたことは非常に嬉しいです。
今回の表彰には「これからもっと頑張れよ!」というエールも込められていると思うので、期待を超えていこうと更に気合が入りました(笑)
-松元さんは常に自ら行動を起こして成果につなげていらっしゃいますが、どのようなところにモチベーションがあるのでしょうか?
自分が関わる組織の成長が、自分のモチベーションに繋がっていますね。
チームや組織に対する自分の提供価値を最大化するにはどうすればよいか、を常に考えて行動に移しています。技術や知識の面では先輩エンジニアにまだ及ばない部分も多くあるので、それ以外のところでバリューを発揮するために何ができるかを考え抜いて、スピーディーに行動することを大切にしています。
また、組織の成長によって見える景色が変わることにも面白さを感じています。
初めてのことって動き出しは大変ですが、徐々にうまくいくようになって、チームもプロダクトも成長していくと、これまでとは違う景色が見られます。そういう景色をチームメンバーと一緒に見たいという気持ちもありますし、それを経験することによってさらなる挑戦のステージが見えてくるのだと思います。
「チームのみんなと面白い体験がしたい、まだ見ぬ景色が見たい」からこそ僕は行動を続けられています。
-ちなみに、最近経験した「面白い体験」は何かありますか?
先日参加したラクスル社主催のハッカソンイベントはとても面白い体験でした。
チーム横断でメンバーを募ったので、普段業務では関わりの少ないエンジニアと集中的に取り組む中で、自分の成長課題が浮き彫りになり、いろんな学びを得ることができました。
1つ目は0→1力です。普段は既存のサービス改修がメインなので、いざ0から何かを作ろうとするとアイデアが浮かんでこなかったり、作り始める時になっても「何からやればいいんだっけ?」と悩むことがありました。ハッカソンをきっかけに、普段から「こんなサービスがあったら面白そう」と「このアイディアをペライチに活かすには?」という視点で考えるようになりました。
2つ目は自分が普段触ることの少ない領域の知識不足、特にAIの領域です。今回はLangChainという機械学習のライブラリを使用したのですが、LangChainの使い方だったり、そもそもAIは何が得意で何が不得意なのか、などの理解が浅かったと痛感しました。AIに限らず、自分が普段触ることのない技術領域にまで興味の幅を広げて情報をキャッチアップしていく必要があると感じました。
もっとこうしてればよかったなと悔しい感情が生まれたり、新しい技術に挑戦できたりと普段なかなか得られない経験ができたと思います。
ハッカソンはインプットもアウトプットも、短期間でたくさん行えるので、ぜひ今後も参加していきたいです!
-今後はどのようなことに挑戦していきたいですか?
今はチームのタスクやプロジェクトマネジメントの比重が多いので、今後はピープルマネジメントにも挑戦したいです。一方でエンジニアとしてもっと力をつけたいという願望も強くあって、最近興味があるのはプラットフォームチームです。
今後ペライチのマイクロサービス化が進むにつれて、全体を俯瞰して見る必要のあるプラットフォームチームの重要度は上がってくると思っています。アプリケーションの実装からは離れますがそういった環境の中で経験を積めばエンジニアとして更に成長できるのではないか、なんてことをうっすら考えたりしてます(笑)
そのためにインプット・アウトプットを高速で繰り返す、当たり前ですがこれが一番大事だと思います。ありがたいことにアウトプットの機会はたくさんあるので、今後は意識的にインプットの機会を増やし、チームに還元していきたいです。
-最後に、これを読んでいる方にメッセージをお願いします
ペライチはこれからが一番面白くなってくると思います。
現在ペライチはHP作成サービスから予約や決済、メルマガなど、ビジネスに必要な機能をすべて兼ね備えたオールインワンサービスへと発展しつつあります。もちろんまだ整っていない部分もありますし、もっと新しい機能やサービスを展開していくためにもALLペライチで課題に取り組んでいく必要があります。
「ユーザーにとって価値のある体験を届けること」を最優先に考えながら、実現に向けたチャレンジングが歓迎される環境です。
ぜひそういうところに面白みを感じていただける方と一緒に働けると嬉しいです!
-松元さん、ありがとうございました!
ペライチでは現在、私たちと一緒に働く仲間を募集しています。興味を持った方はまずはぜひ、気軽にお話してみませんか?