役員インタビュー┃＜後編＞CFOが目指す、メンバーが120％の力を発揮できる組織づくり

2022年1月に執行役員CFOとしてペライチに入社した藤本さん。ファイナンス領域だけでなく、コーポレート全体を管掌し、様々な改革を主導してきました。その取り組みを評価され、2023年1月には取締役CFOに就任。更に影響の幅を広げ、ペライチの経営効率と企業価値の向上に邁進しています。前編ではご自身のキャリアやペライチへの思いについてお届けしました。後編では目指す組織像やメンバーの成長に向けた思いを話します。

藤本 旬（ふじもと・じゅん）／取締役CFO
1983年山梨県生まれ。カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校卒業。
新卒でみずほ証券に入社し、M&A、ECM業務に加えて、経営企画業務（日本・米国）に従事。その後、EY新日本有限責任監査法人、PwCコンサルティング合同会社にてコンサルティング業務に携わったのち、2022年1月よりペライチに執行役員CFOとして参画。2023年1月より取締役CFOに就任。

※前編の記事はこちら→リンク

成長意欲が尽きることなく、常に高みを目指している組織にしたい

－コーポレート部門の担当役員として、どのような組織を目指していきたいですか？

社員の成長意欲が尽きることなく、常に高みを目指している組織にしたいですね。そのためには当然、会社そのものも成長し続ける必要があります。社員には成長過程の様々な課題に臆することなくチャレンジして欲しいですし、経営としてもチャレンジの機会をどんどん作っていきたいです。
そのために、2023年度中にはコーポレート機能の基礎固めに集中したいですね。創業10周年を来年に控えて、今の企業フェーズに沿わない過去の仕組みやルールがまだ残っています。そういった「歪」をなくして、グラグラしない土台づくりに最優先で取り組んでいます。みんなが個性を発揮して、やりたいことに思いきり挑戦できるよう、コーポレートは揺るぎない屋台骨でありたいと思います。コアとして大事にすべきものはブラさずに、時代の変化に応じて柔軟に対応できる、しなやかな筋力を蓄えていきたいです。

－そんなコーポレート部門には、どのような人が合いますか？

一言でいえば、「なんでもやってみたい人」ですね。自分の専門領域しかやらない、やりたくないという人には難しいかもしれません。専門性を活かしながらも、派生するあれこれもやってみたい！という人、所属部署に囚われずにコーポレート全体の視点で会社をどうしていきたいかを考えられる人なら、やりがいを持って働けると思います。
部門やチームの垣根を超えて、ALLペライチで横断的に連携することで効率的に進むことも多くあります。たとえルーティーン業務であっても、どうすれば改善できるか、より高い価値を発揮できるか、常に一段上を目指して臨んで欲しいですね。

実際、今コーポレートにいるメンバーも、そういう志向の人が揃っています。私からの「既存の延長線上ではなく、あるべき姿から逆算で考えて欲しい」というメッセージを受けて、一人ひとりが会社を良くするためにできることを考え、意欲高く取り組んでくれています。
会社を良くするためにできることはどんどんやって変えていく、一見面倒にみえるようなことでも協力しながら進めていく。手前味噌ですが、このフットワークの軽さとモチベーション高さが、とても良いチームワークを生み出していると感じています。

－メンバーのモチベーションを高く保つために、どのような関わりを意識していますか？

部下の頑張りに上司が報いてあげられるのは評価です。評価につながる成果を出せるような状況を作ってあげること、そしてその評価によってしっかり給料やグレードを上げることで報いること。当たり前ではありますが、人事を所管するコーポレートだからこそ、まっとうに評価制度を運用することを意識しています。
あとは、メンバーが思い描くキャリアは１人ひとり違うので、型にはめることなく、目の前の「個人」がどうありたいのかを聞き出して、その実現を全力でサポートするスタンスも大切にしていますね。

今こそ感じられる、新しいペライチへと姿を変えていくダイナミズム

－藤本さんが感じる、今のペライチの組織課題を教えてください。

会社としては成長し続けられているので、とてもいい状態です。今後さらに組織が大きくなってもこの状態を維持するには、行動指針のさらなる浸透が必要です。行動指針について考え、自身の行動に落とし込む機会を設けることで、社員みんなが同じ方向を向きながら、生産性高く仕事に取り組んでいくことができます。まじめさ・優しい社風はペライチの特筆すべき良さではありますが、ベンチャーとしてのハングリーさも忘れたくない。相対しかねないこの２つのカルチャーを両立させ続けたいですね。
そのためにも、組織全体を一段階上にブラッシュアップしていかなければなりません。数年先の上場を明確な共通目標として掲げ、社員の目線を上げ、士気を高められるようなメッセージの発信を心がけています。

－まさに第二創業期にあるペライチ。ここからの盛り上がりが楽しみですね！

直近だと「なんでもマーケット（リンク）」という新たなマッチングプラットフォームサービスをリリースしました。ペライチは単一事業の会社だと思われがちですが、さらなる事業展開を見据えて、成長角度をグッとあげているタイミングにあり、まさに黎明期です。新しいペライチへと姿を変えていくダイナミズムを間近で感じられるのは、今このタイミングならではですね。新規事業に応じて組織も新たに立ち上げていくことになりますし、様々な挑戦の機会がありますよ。

－さいごに、いま転職を考えている方にメッセージをお願いします。

今の仕事に閉塞感を感じていて、もっと自分でいろんなことをやってみたい、幅広く挑戦したいという方には、ペライチはとても向いていると思います。
自分なりの考えを持ってスピーディーに進めていきたい、変革に携わりたいと思う方はぜひ一度、カジュアルにお話しませんか？