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インターンを通して分かった学生と社会人の違い



【ライター紹介】

川端 大輝 1999年生まれ、埼玉県出身。立教大学経営学部国際経営学科在学中、2019年3月に株式会社パーツワンの長期インターンへ参加。インサイドセールスチームに在籍し、新規客の開拓に励んでいる。趣味は釣り。




【とある日、ラーメン屋にて】

Aさん「これやばくない?」

Bさん「やばいね!」

ラーメン屋さんにいた際に周りから聞こえてきた会話の一部です。

この後の会話を聞くと、Aさんはボリュームに対して「やばい」と言い、Bさんは辛さに対して「やばい」と言っていたようです。

このような会話を経験した人は少なくないのではないでしょうか。

もともと会話とはお互いの意思を伝達するために行っているものです。しかし近年、特に若者の間でより会話中に使う語彙の数が減少しています。故に、「人に自らの意思を正確に伝える」という能力が低下していると感じています。

パーツワンへ来る前の自分はこの2人のように言葉の解釈を曖昧にしてしまうような状態でした。今思うと、昔から気になっていたわけでなく、大学生活の中で問題が表面化したわけでもありませんでした。しかし、パーツワンのインターンを始めてから気付いたのです。もし、今でもラーメン屋の2人のような自分でいたら、社会に出た時、大きくつまずくことになっていただろうと。

今までの私は会話の中で単語を連発して相手に察してもらい、会話が成立するような接し方であったり、自分本位の言葉ばかり使っていて、相手への配慮や敬意が足りていませんでした。もし、パーツワンのインターンに参加せず、大学という枠の中だけで日々を過ごしてしまったら、自分の足りていない点に気づくことはなかったかもしれません。

大学1年生の2月上旬にたまたま登録していたインターンの募集サイトからパーツワンを知り、選考に進みました。会社説明会に参加して、「この会社だったら大学生活にはない新しい自分が見つかるかも!トライしてみたい!」そう思って選考に進み、インターン生として採用していただきました。しかし、出勤初日から先輩から「君って思考の深みがないよね」と言われてしまいました。

パーツワンのインターン選考はアウトプットが中心のフローになっており、私がインターン生として採用されてから、業務で通用するのかどうか判断をされておりました。選考中は社員の方々から意見や考えを求められ、私の考えを相手に分かりやすく伝えられているか、他人の意見を聞いて自分の頭で咀嚼し、相手に説明できるかどうかなどパーツワンの基準に伴う人柄や能力を見ていただきました。インサイドセールスを行っていると、自分が選考中に指摘されたような内容が浮き彫りになってしまうこともあります。つまり、選考や業務でも自分の課題や苦手なことは本質的に同じものなのだと気付きました。

インターン生として、日々の業務を行う中で社会に出ることとは学生の考え方から社会人の考え方に変化させることが大切だと感じようになりました。今回は私が考えるコミュニケーションの本質とは何か、どのような場面でどのような行動や言動をとることが重要なのかこの二点をお伝えします。

私はパーツワンのインターンを始めて、早3ヶ月が経とうとしていますが、インターンを通じて、コミュニケーションの本質とは「自らの意見をわかりやすく、かつ正確に相手に伝える」ことなのではないかと思っています。

普段の社内での会話や報連相、社外へのインサイドセールスの観点から私のコミュニケーションへの考えを「わかりやすい」と「正確に」の2つに分けて考えてみます。


【わかりやすいとは、相手への思いやり】

「わかりやすい」...わかりそうでわからない言葉です。わかりやすく伝えるということは難しい言葉を使わない、ゆっくり話す、前提を共有してから話すなど様々な方法がありますが、これらの方法は「相手への思いやり」という言葉が一番しっくりきます。相手が思考を働かせなくとも自然と理解することが出来る状態で伝えることで、その後の意思疎通がスムーズになります。

私はインターンを始めた当初、報告の場面でよく上司から注意を受けていました。なぜかというと、先ほどお伝えしたようなわかりやすい表現で上司に報告ができていなかったからです。

例えば、上司に任せて頂いた業務の半分が終了したという報告する際、どのような報告をするべきか。

「あともうちょっとで終わります。」

「半分終わりました。」

これは相手に対して思いやりのない報告です。「あともうちょっと」は人によって解釈が異なりますし、「半分終わった」では今までどのくらい時間がかかり、あとどれくらいで終わるかがわかりません。

僕が失敗から学んだ正しい伝え方を以下に示します。

「開始から30分間で業務の半分が終了しましたので、あと30分ほどお時間いただく予定です。」

これはどうでしょうか。上司は今まで私が何をやっていたのか、あとどれくらい時間がかかるのかを把握し、30分後にどの仕事を任せるかまで考えることが出来ます。もしこれが思いやりのない報告の場合、無駄なやり取りがあと数回増えてしまい、その分の時間が必要以上にかかってしまいます。



【自分の常識は他人の非常識】

「正確に伝える」とは一体どういうことでしょうか?

自分が持っている情報をただ伝えればよいのでしょうか。そうではありません。生まれた地域、育った環境は様々ですので自分の常識が他人にとっては非常識である可能性も十分に考えたうえで話をする必要があると思います。

例えば、私はインサイドセールス中にお客様へリサイクルパーツについてヒアリングを行います。その時このような会話になることがしばしばあります。

私  「リサイクルパーツはどれくらいの頻度で使われているのですか?」

店の人「たまに使ってるよ」

私  「そうしますと、月に2.3回程度ですか?」

店の人「いやいや、月に10回くらいかな」

この会話では「たまに」という解釈の異なる言葉を明確にしています。私の「たまに」は月に2.3回だったのに対し、店の人の「たまに」は月に10回と認識していたわけです。もしお客様から発注をいただいた商品の納期に関する会話の中で解釈の違いをほったらかしてしまったらどうなるでしょうか。

お客様によっては商品が必ず翌日届くと認識している方もいます。そういう方にはパーツワンでは必ず一言声をかけて、商品が必ずしも翌日に届かないことを伝え、翌日にどうしても欲しい理由があるのかどうかヒアリングを行うことでサービスの利便性を上げる取り組みをしています。

私は業務中、相手に理解してもらえるような伝え方を意識していても、自信がない時や集中力に欠けている時ほどはっきり理解できないような抽象的な言葉を使ってしまいます。しかし、インターンを始める前に比べると明らかに改善が見られることに喜びを感じています。

パーツワンのインターンを通じて、相手を思いやった行動が大事だと明確にわかりました。インターン参加前に比べて、行動できる場面も少しずつ増えてきましたが、まだまだ改善しなければいけないことが多くあります。例えば、報告の際に主語や述語が抜けることがあり、一体誰が何をどのようにしたのかわからない伝え方をしてしまっています。自分が理解したつもりでも、それは知っているだけで他人にも説明できるような伝え方はまだまだ改善すべき点がたくさんあります。

日々、学びと改善の中で仕事をしていますが、トライしない限り失敗することはありません。大学生にとってインターンで失敗することはすごく恐いことですが、私は今のままの自分でいることの方が恐いと感じるようになりました。トライして起きた失敗は自分の成長に繋がっていると日々実感しています。自分が思いっきりトライできるのはリスクを恐れず、頑張れるようにサポートをしてくれる先輩方がいるからです。私が抱いていたインターンのイメージは会社の組織にメンターがおらず、実力主義の世界。だから、基礎や能力がない人は脱落していく環境だと思っていましたが、パーツワンは違います。パーツワンでは大学で知り得ないような社会やお客様へ貢献する気持ちを知り、理解を深められる、そんな場所です。

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