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世界展開を見据える新SNS「パラレル」。コンテンツ開発を加速させるキーマンが目指す未来図

わたしたちは「パラレル」という友達と遊べる通話アプリを開発しています。「パラレル」はZ世代を中心に拡大を続ける新しいSNSで、日本だけではなく海外でもユーザー数・熱量ともに着実に伸びています

「パラレル」は既に100万DLを突破し、直近では「未来の市場をつくる100社」「2022年ヒット予測ランキングTOP10」にランクインするなど、徐々にプロダクト自体が広まりつつあります。

今回は、そんなパラレルのコンテンツ開発を支えるメンバーを紹介します。

【石田 達也(いしだ たつや)】2014年ゲーム会社に新卒入社。新規プロダクトのリリースを経験し、チーフプランナーを務めながら、版元企業や外注先との連携も担当。その後2016年子会社に出向しチーフプランナー、プロデューサーを経て、抱える様々なゲームタイトルの売上を回復させるプロジェクトのディレクターを担当。退職後、パラレルに参画し、新規コンテンツ開発をメインに行う。

興味本位でパラレルのデータを見せてもらったら、かなり伸びていた

ーパラレルに入社するまでの経歴について教えてください。

2014年に新卒でゲーム会社に入社し、様々なタイトルのプランナーやプロデューサー、ディレクター、事業責任者として、幅広い業務を経験させてもらいました。

入社当初は一部タイトルを担当していたのですが、途中からは、そのゲーム会社が持つ様々なゲームタイトルの売上をあげるために何が必要なのか、各種分析~施策企画~実行までを担当する、ちょっと特殊なプロジェクトを担当していました。


ーどういった経緯でパラレルのことを知ったのでしょうか?

パラレル創業者の歳原とは以前から仲が良かったので、パラレルがリリースされた当初からサービスには触っていました。友達として定期的にパラレルの話を聞かせてもらいつつ、僕自身ゲーマーでもあるので、ゲーマー目線でプロダクトについて意見を伝えたりしていました。

定期的に会っていた歳原から、パラレルをリリースして半年ぐらい経ったタイミングで「これはいけるかもしれない」という話があったんです。職業柄、単純に興味があって、何のデータがどれぐらい伸びているか共有してもらったんですが、実際にかなり伸びてました。当時、コロナにより家で過ごす時間が急激に増えたタイミングでしたが、この風潮は一過性ではなく今後も続くだろうと思っていたので、今の時代に合ってるサービスだな、と率直に感じました。


リスクもあるスタートアップに飛び込む上で、唯一求めたもの

ー友人として情報交換をする中で、いつしかパラレルへの入社を決めたのだと思いますが、何が入社の決め手だったんでしょうか?

大前提、新卒入社時から「いつかはスタートアップで挑戦したい」と思っていたんです。でもスタートアップは、メンバーの能力がなければすぐに終わってしまうシビアな世界なので、まずは自分の実力をつけようと考えていました。

ありがたいことに前職で幅広い業務をやらせてもらう中で、様々な企業から引合いもいただき、”このスキルがあれば自分は生き残れるだろう”と感じられたタイミングで、次の挑戦の場を探しはじめました。

ただ、自分自身が能力をつけて、周りにも能力高いメンバーが集まったとしても、必ずうまくいくと言い切れるほどスタートアップが甘くないのは理解していました。究極失敗することも全然あると思います。そんな中で次に行くスタートアップに求めた要素は、「何かあったとしても、悔いのないメンバーがいるかどうか」ということでした。

様々な企業と話をして次を考える中で、歳原含めパラレルメンバーと話したときに、”この人たちとは何があっても大丈夫だろう。究極失敗することがあっても、しょうがないと思える”と感じたんです。具体的には、皆がちゃんと同じ方向を向いて、モチベーション高く常に前に進もうとしていることを強く感じました。この雰囲気はつくろうと思っても簡単につくれるものではないと、色々な組織を見る中で思っていたことです。


ー次を選択するときの直感ってありますよね。ちなみに話がそれますが、歳原さんと長年過ごす中で感じる印象って何かありますか?

彼は新卒でグリーMVPをとったりと、当時はライバル的な感じに思っていたのですが、新卒当初から彼の集中力と熱中力はすごいと思っていました。

今のパラレルに対してもそうですが、自分が担当するプロダクトのユーザーを、自分の中でしっかりとらえているし、誰よりもユーザー理解が深いんですよね。彼は入社間もない頃から、ソーシャルゲームのPdMをやってたのですが、誰よりもめちゃくちゃユーザー視点にたって、プロダクトに入り込んで、とことん考え抜くんです。あと、考えるだけじゃなくて、やりきって結果出すんですよ。

ちなみに余談ですが、今の奥さんも「この人をゲットする」と事前に決めてちゃんとゲットしてましたし、やりきる力もずば抜けてると思います(笑)


入社約2ヵ月で完遂したタカラトミーさんとのコラボ

ー現在パラレルで担当していることを教えてください。

コンテンツ開発を中心としたPMをしてます。データ分析周りもやってます。


ーやりがいはどんなところに感じますか?

パラレルは今、売上をあげることに重きを置かず、いかにユーザーが楽しんでくれるプロダクトにできるか、というところを重点にして事業運営しています。なので、ツイートやアプリ評価で「楽しい」という定性的な声があがってきたり、楽しいがゆえに自然とユーザー同士が人を誘ってくれたりすることにやりがいを感じます。

上記を加速させていくために、今はパラレル上に取り入れる新しいコンテンツ開発を進めています。「ユーザーさんにこう遊んで欲しいなあ」と考えながらつくったコンテンツを、ユーザーさんがそのイメージで楽しんでくれている姿を見ると嬉しいですね。

例えば、今年タカラトミーさんと協働して、パラレル上で黒ひげ危機一発を遊べるようになったのですが、ユーザーさんが指令付きの黒ひげで盛り上がっていたり、楽しんでいたのはコンテンツ開発冥利につきました。

FPS、MMOのコミュニティが徐々にパラレルへ移行

ー石田さん自身は、プライベートでどのようにパラレルを使いますか?

毎晩家に帰って、とりあえずパラレルに入室します。その習慣がつきすぎて、酔っぱらって帰ってきても入るときがあります(笑)

FPSやMMOなどを一緒にやるコミュニティがあるのですが、その仲間たちとFPSを一緒にやったり、たまにパラレル内のミニゲームやったり雑談したりしてます。もともとはTwitterで知り合った人たちだったのですが、その周辺の方たちを巻き込んで、パラレルに移行してきました(笑)

特定のゲームタイトルをやる仲間ごとにルームは出来ているのですが、そのゲームをやるためにパラレルに入る、というより、まずはパラレルのルームに入って、集まった人数によって何のコンテンツをやるか決めることが多いです。人が集まらないときは、ミニゲームをやって遊んだりしてます。大富豪が一番盛り上がりますね。

バーチャル友達と会うのも怖くない。なぜなら”声”への信頼性が高いから

ー石田さんのようにバーチャルフレンドがいる人、今普通になってきてますよね。Z世代ではさらに当たり前になっているという記事も見ました。

ずっとバーチャル上で一緒にゲームをしてた人とこの前オフ会もしました。何も情報がない人と会うのは怖いんですけど、ゲームを一緒にしながら”声”から分かる、その人の人となりって結構あると思うんですよね。声のトーンや話し方から、自分に合う合わないがなんとなく分かるというか。持論として、声は信頼性が高いツールなんじゃないかとずっと思ってます。

バーチャル上では、年齢や性別、居住地に関係なく人とつながりやすいので、いろいろな趣味嗜好が知れるのは楽しいです。僕は今30歳ですが、普通、20歳や40歳の方たちと話す機会ってそうそうないと思うんですけど、パラレルを起点にして様々な属性の方とつながることで、自分のコミュニティがどんどん拡がってきている感はあります。


パラレルユーザー3,000人に対して行った調査からも、オンライン上で出会った友達と遊んでいるユーザーがかなり多いことが分かります。


とあるバーチャル上でのコミュニティフレンドが、そのコミュニティと気が合いそうな新たなコミュニティ仲間を連れてくることで、コミュニティ同士が一緒に遊ぶようになる、ということも普通になってきてますし。自分の仲の良い高校時代のグループと大学時代のグループが簡単につながっていく感じに近いです。


信頼できる”声”を起点につながるパラレルは新しいSNSになる

ーパラレルが今後も伸び続けていくと思う理由を教えてください。

先ほど伝えた、「声への信頼性」はかなり高いと思うからです。

昔ウィルコムが流行った時に、”コム友(ウィルコムユーザー間で、無料通話で長電話する友達のこと)が流行ってた時期がありましたよね。知らない人といきなり会うのって、昔も今も抵抗あることに変わりはないんですけど、コム友としてずっと連絡を続ける中で、リアルで会うようになることも、周りで全然ありました。1年間ぐらい電話でしかつながっていないけど、なんとなく分かるその人となりであったり、自分との相性であったり。

それはテキストだけでは分からなくて、声だからこそ分かったことだと思うんですよね。声でコミュニケーションとること自体、それだけならバーチャルだと思うんですが、どちらかというとリアル友達と接しているのに近い感覚があります。

リアル友達、バーチャルフレンドどちらを区分けする必要性もないと思いますが、コミュニティが細分化されて、気が合う人とつながりやすくなりましたし、技術革新も追い付いてきたからこそ、人と音声でつながりやすいパラレルは、今後新たなSNSとなる可能性は高いと思います。

「この人と遊んでて楽しい」と多くの人が思えるコンテンツを

ー上記のために、今取り組もうとしていることを教えてください。

「この人と遊んでいると楽しい!」といろいろな人が感じられるような仕掛けをしていきたいです。

そういう体験を提供できれば「自分はこの人と遊びたかったんだな」ということに気付くと思いますし、それが密になっていくと、「もっと一緒に遊びたい」「次なにする?」という会話に、自然になると思うんですよね。

FPSゲームをきっかけに音声でつながり始めた仲の良い人達がいて、将来そのFPSゲームに飽きる日がきたとしても、次に一緒に遊べるもの探そうってなると思うんですよね。音声で長時間過ごすことで、つながりの継続性が生まれるというか。「ずっと話し続けられる関係は、何のゲームをやっていても盛り上がる関係」だと思うんです。

ただ、そのきっかけには、「●●やろうよ」と言えるハードルの低い●●が重要で、その●●として、最近早押しクイズをミニゲーム上で出しました。クイズは皆がとっかかりやすいエンタメコンテンツであり、実際に楽しんでくれているユーザーさんも多いです。好きな人と同じ時間をともにしたいから、まずはクイズを言い訳にして集まる、というきっかけになってほしいと思っています。

実際に早押しクイズで遊んでくれているユーザーさんのツイート

上記のトライを続けることで、自分がパラレルを通じて体感しているような、「この人と一緒に遊んでいると毎回楽しい」とより多くの人が感じてくれることを実現していきたいです。

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