あなたにとって仕事って何ですか?
これって人によってまちまちですよね。お給料をもらうためのもの、社会とのつながり、肩書き、自分の居場所、承認欲求を満たすもの、暇つぶし。ときには「遊び!」なんて気軽に答えちゃう人なんかもいて。これ、いつもよく考えてます。
わたしにとって仕事とは、「おれ、これやらないと死ねないな」って思えるものです。ちょっと重い?笑 でも、これホント。一回キリの短い人生で、おれ絶対にこれやんないとダメ!そんでもって、日々必死になりながらも楽しんでやれることじゃなきゃダメだって。でも、その考えに至るまでには長い道のりがありました。
そこには、個人的な死生観なんかもちょっと入るんですが、わたしの祖父と父は、両方とも若くして亡くなってます。おじいちゃんなんか会ったこともない。2人とも昔ながらのモーレツ熱血サラリーマンでした。会社が一番、家族や自分は二の次、三の次みたいな。僕たちの上の世代って、多くがそうだったんだと思います。
でも、その先に一体何が残るんでしょう?
わたしは、新卒で外資系証券会社に入りました。たぶん、入社5年ぐらいで普通の人の何倍も働いたと思います。実際に20代の半ばで普通の日系企業なら40代ぐらいにならないと任せてもらえないようなプロジェクトも任せてもらいました。とてもいい経験です。でも、おかげで心も身体もボロボロでした。
そんな時に思うんです。このままじゃダメだなって。
たしかにグローバルな環境で大きなプロジェクトに関われるのはエキサイティングだし、儲かるのって楽しい。でも、利益や数字ばかりを追いかけるのは、人として限界があると感じました。自分には、もっとやるべきことがあるんじゃないかって。普通じゃなかなか得られない特殊な知識や経験を活かして、もっと人の役に立つことをするべきだと。そこから起業に至るまでには、まだ話せば長い経緯があるので、また機会がありましたらぜひ。
あなたにとって仕事って何ですか?