戦略的に"バズる" ショート動画を生み出すプランナーの役割 | EMPLOYEE INTERVIEW
・近藤 望美Studio Dept.マネージャー / プランナー新卒で映像制作会社にプロダクションマネージャーとして入社。2019年にワンメディアに入社し、プロデューサーを経て、現在は念願のプラ...
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・近藤 望美
Studio Dept.マネージャー / プランナー
新卒で映像制作会社にプロダクションマネージャーとして入社。2019年にONE MEDIAに入社し、プロデューサーを経て、現在は念願のプランナーに転向。想像を超える企画力と、ときに手書きの手紙でキャスティング交渉するほど、アイデアを絶対に形にする実装力に定評あり。いわゆる「バズらせ」案件が得意な1児の母。取材記事:https://www.tiktok.com/business/ja/blog/daikin-case-study
-先日掲載されたインタビューに続き、またまたですみません(笑)
近藤:とんでもないです!私個人のインタビューはプロデューサー時代以来ですよね。
-そうなんです、遡ったら2019年でしたエモい(泣)前回はプランナーの役割や仕掛け方みたいな部分のお話を聞きましたが今回はもっと近藤さんご本人の考え方やキャリアビジョンについて聞かせてください!まず、プランナーのやりがいって、どんなことがあります?
▼ONE MEDIA におけるプランナーの役割とミッション
プランナー全体のミッションは、“クライアント・視聴者に刺さるSNS コミュニケーションをプランニングし、結果を出す” こと。役割としては、クライアントの与件回収段階からビジネスプロデューサーと並走し、ショート動画の施策を練り上げ、受注するまでの部分を担い、企画提案のフェーズに一番の責任と裁量を持つ。また、軸となる企画考案に加え、どのように世の中に浸透させるか・視聴者とコミュニケーションを取るかというプロモーション部分とトレンドを捉えた企画に落とし込むため、クリエイティブのコントロール等も行う。
近藤:んー、“自分の妄想を具現化できる”という部分ですかね!で、その具現化したアイディアがSNS を通して発信され、視聴者やクライアントさんなど、目の前の人たちの反応(リアクションやコメント)が見れた時にすごく達成感を感じます。狙い通りにメッセージが届いて、尚且つ受け入れられたんだなぁ。みたいな!
-近藤さんの目が輝いている…!
近藤:プランナーは、企画という領域に囚われず、色々な事ができるので、私としてはこんなに面白いポジション、なかなかないんじゃないかなと思ってます!!
-素敵!私が入社してからずっと感じているのですが近藤さんの企画ってぶっ飛んでいる、と感じるものが多い気がするのですが(たぶん社内共通)。企画の種ってどのようにして探しているんですか?
近藤:今は主に移動時間をインプットの時間に当ててます。国内外問わず、面白い広告がまとまっているようなサイトや他社プランナーのSNS 等も見るようにしてて、忙しい時はサムネだけでも見るようにしてます(笑)
-近藤さんのお子さんはもうすぐ2歳ですよね!最も手が掛かる時期というか…。寝かしつけ後にやっと時間が出来るが、その時間は残った家事とか明日の保育園準備で一瞬で消え去りますよね(笑)
近藤:そうなんですよね。家では基本、アンパンマンか虫の動画しか流せない(笑)なので、移動時間にまとめサイトを見て、気になったものをピン止めしてて。施策概要だったり背景を読み込むようにしています。あとは他社のプランナーの方々と積極的にコミュニケーションを取るようにしてます。「なるほどっ!」と思ったことは私も実践するようにしているのですが、道を歩いてる時や飲食店での周囲の会話みたいな、全く関係ない人の話に耳を傾けてみてます(笑)そうするとたまにすごく面白いワードを言ってたりするんです。目に止まるものや、面白い会話を発見したら、 いつか企画に落とせるかもしれない!とメモすることを習慣にしています!
-常に外部にアンテナを立てる、みたいな事だと思うんですが、近藤さんの本質から湧き出るような企画アイディアの種や軸みたいなものはありますか?
近藤:それで言うと、最近は事業の方向性やトレンドも相まってSNS のプランニングが多いので例えば、TikTok 施策のプランニングとなった場合は若年層でコミュニティができている場所にブランドがお邪魔するような形になります。なので、広告を打つブランドがなるべく上から目線にならずに、そのプラットフォーム上で形成されているコミュニティに対して参加させてもらうようなスタンスを見ている人が感じ取れるようなコミュニケーション(プランニング)になっているか?ということは、企画を形にする前・ローンチする直前には必ず立ち戻って考えるようにしています。
-ユーザーファーストというか…
近藤:これも他社のプランナーさんから教えてもらった理論なんですが「若年層に対しては、自分は嫌われているという前提に立って、そんな自分がこんなコンテンツ発信してすみません、と思いながらそのコンテンツを出しても違和感がないぐらいの方が受け入れられる」と言われた事があって。凄くしっくりきてしまいまして。私もそういうスタンスでアイディアを考えるときもあります。ドヤるより物腰低く挑むというか(笑)
-やっぱりキーワードは界隈に刺さるってことなんですかね?
近藤:そうですね。ターゲットのペルソナは細分化して考え、その中でもある特定の人に刺さるように意識しています。極端な話、「もうこの人だけに刺さればいい!」って思ってプランニングしてます。
-ちなみに近藤さんは昨年、育休から復帰したことをきっかけに、プロデューサーからプランナーに転身されていますよね。復職してどうです?働き方に変化はありました?
近藤:プランナーになった、というのはかなり自分の中では大きいですね!前職の映像制作会時代から将来的にプランナーになりたいっていう思いはあって。プロデューサーの頃は幅広い業務を行う中でプランニングに関わることもありましたが、育休後、働ける時間や家庭の事情を踏まえて上司に相談し、「プランニングに集中する」ということになりました。
-ワンメディアにプランナーという職種というか、ポジションができたのもそのタイミングでしたよね。
近藤:そうですね!プロデューサー時代はメンバーインタビューにもあったように企画立案から配信設計、運用調整部分まで施策の全てに関わる感じでしたが、やっぱりプランニングにグッと集中できるのは今の自分的にすごく合っていると思います。
-近藤さんはクリエイティブチームのマネージャーも兼任されていますが!打診された時、ぶっちゃけどうでしたか?
近藤:新しいことに踏み込む事にネガティブな感想を持たないタイプなので、「おおお!?おもろそうやん?」って思いました(笑)
-さすがすぎっ!
近藤:ワンメディアの状況として、基本的にみんなすごく忙しいじゃないですか。なので、密にコミュニケーションを取れる人ってそれぞれ限られてくると思ってて。それをマネージャー無しでやっていくと社員1人1人の声が通りづらい、風通しの悪い会社になっちゃうんじゃないか、と思ったんです。そういう意味で、上層部と現場の繋ぎ役というかルールやカルチャーを作る側になれるのはとてもチャレンジングで魅力的だなと思いました。私の思いとしてはマネージャーであり、プレイヤーっていうところは継続できるっていうのも大前提だったので、そこを担保できるならやらせてほしい、と答えました。
-理想のマネージャー像みたいなのってあるんですか?
近藤:自分もプレイヤーでありたい、というのが大前提だったので理想像を作ると自分を追い込んでしまうかも、と思ってあえて作っていません!ただ、チームのメンバーがストレスにならない程度に関与する、というマネジメントを心掛けていますね。そもそもチームの人数が少ないので、私流のルールをつくり、それにみんなを当て込むっていうよりかは、個人となるべくコミュニケーションを取って、 その人に合った関わり方ができればと思っています。
-それワンメディアのカルチャーっぽいですよね。新卒はまた別ですが、みっちりがっつり隣でルールや型を教えるというより、まず自分で考えて行動してもらうみたいな感じですよね。故に自由度も高いというか、しれっと色々挑戦できるというか(笑)
近藤:そうかも(笑)特に私のチームはプランナーだけじゃなく、クリエイティブディレクターもいるんです。しかも、社会人歴というかワンメディア歴もそのクリエイティブディレクター達の方が長い。なので、自身の業務の進め方や組み立て方っていうのは自身が一番理解しているんです。なので、私としては、各メンバーのキャパを確認して、案件を振り分けたり業務をセーブさせたりすることがメインですかね!あとはクリエイティブディレクターの2人は私がプロデューサー時代から一緒に色々な施策をやってきたので、お互いに信頼感があるというのも大きいかも!
-ニューバランス、ダイキン工業、などONE MEDIA を代表するようなコンテンツを作ってきてますもんね。そりゃ絆が違いますよね!ではでは、仕事、人生含め近藤さんが大事にしてることって何かありますか?
近藤:え!むっずいなあああ。これ他のメンバーにも聞いてます?
-今まで職種フォーカスでインタビューしていたので、この人生論的な質問は近藤さんが初めてですwこのあと、介さんや森さんにはしてみる予定ですけど…
近藤:特に森さんとか何を言うかめっちゃ気になる(笑)大事にしてる事というか、自分のルールみたいな話になっちゃうんですけど。仕事も家事も子育ても自分が選んでやると決めた事なんで、忙しくても言い訳にしない、ということですかね。
-私なんてすぐ言い訳する←
近藤:それはそれで良いんですよ!あくまで私の場合は、です!結局、全部自分が好きで選んでるから、というのが前提というか…。仕事が終わって家に帰って夫も子供も寝てる時とか、結構落ち込みますけど(笑)そこから好きなアニメ見て少し寛いで、リポD飲んで、さっ!企画考えるかぁああ!って切り替えてます、いつも(笑)
-勉強になります!では、近藤さんにとって、ONE MEDIA で働く魅力はどんな部分に感じてますか?
近藤:最速で成長できる、という部分ですかね!ONE MEDIA って良くも悪くも決まってないことが多いので、裁量をすごく与えてくれる。その分、仕事はたくさんありますが本当に色々な経験ができます。「年齢と実力の割にはここまで任せて貰えるんだ」というびっくりというか業界内の他社で働くよりもスピード感を持って成長できるな、と思います!
あと、役職関係なくディスカッションができるのは、大きな特徴だなと思っていて。クライアントさんと会食をした際に「ONE MEDIA の皆さんとミーティングすると、誰がどのポジションなのかわらなくなるときがある。」って言われたんです。みんなが共通意識をもって1つのクリエイティブを作っているし、ある程度知識もあるので、自分の領域以外の部分の話にもアドバイスや意見したりするんですよね。時には私がガクトさんにこうじゃないですか?と意見を述べることもあるし、それが求められているというか。チーム全員が対等にディスカッションして喋ってるから、クライアントさんからすると、誰がどういう立場なの?と困惑するようで(笑)
-どの役職がいても、対等にディスカッションして喋ってるからいい意味で役割が明確化されてない、と!
近藤:そうなんです。それが私個人としては、すごいいいなと思ってます。そういう環境だからこそ、クリエイティブのオーナーはプランナーやディレクターですが、ビジネスプロデューサーの目線とかも入ったりして アウトプットは最強なものになる。そこが魅力であり、ONE MEDIA のクリエイティブが良いって言われる由縁なんじゃないかなって、感じます。
-“スピード感を持って成長できる”会社かぁ。こんなこと聞くの変かもしれませんが、近藤さんがONE MEDIA で仕事を続けている理由ってどこにあるんでしょう?(笑)
近藤:“ONE MEDIA にいると常に出来ない事があるから”ですね。前職では技術やスキルが上がるかどうかは別として「この会社で学べるのってここまでだな」っていうのがわかるタイミングがあったんです。私も将来の展望とか、次のステップとかすごい考えるんですけど、それがONE MEDIA にいるからこそ踏めるステップが多いなと。例えば、私は今後クリエイティブディレクターにも挑戦したいなと思っているのですが、その部分は常に進化し続ける最強クリエイティブディレクターがいるので、学ぶことが出来る。他には、SNS という枠にとらわれず、最近ではイベントを絡めた施策をやってみたり。私が興味を持ったものに手を伸ばせる・学べる環境がずっとあるんですよね。
-確かにONE MEDIA は動画を軸になんでもやりますからね。新しいプラットフォームができれば、そこに最適化するコンテンツを作り始めるし、コロナ渦ではインスタライブ、最近ではポッドキャストに挑戦したり。どんどん波に乗っていくというか。では最後に!近藤さんが今後挑戦してみたいことってありますか?
近藤:そうですね。最近やっとプランニングのプの字ぐらいがわかるようになってきたので、より規模の大きい施策をプランニングして、海外の広告賞のテーブルに乗る・受賞するというのを目指していきたいですね。SNS で完結する施策というよりかは、プロモーション設計やメディア露出含めた戦略づくりというか...。自分たちがやった施策をどう世の中にアプローチしていくのかみたいな、その次のフェーズ にも力を入れる必要が出てくるので、ネクストとしては国内で広告賞を受賞すること。そこを実現した先で海外の賞にも挑戦したいですね!
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