●これまで事業会社にいたが、コンサルとしてもっと総合的に顧客の課題を解決していきたい
●デジタル領域の知見を高め、さらに上のステージ目指したい
●経営やマーケティングの教科書だけでなく、実務に沿ったコンサルテーションをしていきたい
●今の時代に取り残されない、本当に求められるコンサルになりたい
そんな方向けの記事です。
【コンサルも時代と共に変わっていく】
今から数十年前、まだ経営論やマーケティングといった言葉すら一般的でなかった頃、こういったMBA的なフレームワークを使って事業を見直すことで、かなりの成果が挙げられたと聞いています。その後は「賢いだけじゃ成果は出ない」「机上の空論じゃダメだ」といった風潮が広がり、「実践・実務までやります」といったことをアピールするコンサル会社が増え、さらに顧客の社員研修といった教育支援まで手掛けるようになりました。並行して「ITコンサル」という職種も生まれています。
一時期は有名大学出身者や事業会社で成果を上げた人などは、みんなコンサルタントになることを志望するようになり、一大コンサルブームのようになった時もありました。今はそれほどではありませんが、自分のキャリアや働き方、そして顧客への価値提供を考えると、やはりコンサルタントになりたい、コンサルタントとしてもっと上を目指したいという方はいらっしゃいます。
そういった方々と話をしていて感じるのが、「コンサルとして今後何を目指せばいいのか」「何がコンサルタントとしての差別化要因になるのか」といった不安や悩みが多いということです。たしかに今さらMBAを取っただけで高給でいいポジションに就けるということはありませんし、ファクトとロジックを重視しただけの解決策は何の差別化にもなりません。
このお悩みに対する答えは、おそらく2つあります。
【賢さ+】
現在のコンサルに求められること。
まずは「あなたにお願いしたい」と思ってもらえるような人間性です。いくらコンサルになれるくらい賢いといっても、正しいことを正しく言っているだけでは人は動きませんし、成果は出ません。仕事とは物事を前に進め、結果を出すことです。極論を言えば、言っている内容がある程度ぐちゃぐちゃでも「まあ君がそう言うならそうしようか」と思ってもらえる人間性の方がよほど大事ですし、実際そういったこともコンサルタントとしてのかなり重要な要素の一つでしょう。
そのためには、例えばこのご時世だからこそ、何でもかんでもオンライン会議だけで済ますのではなく、顧客や関係者に会いに行って、仕事とは関係なさそうな会話もしてみる。一緒に食事や遊びに行く。そういう人間としてのお付き合いが大事になります。相手の懐に入って、他では言えないような本音でもあなたの前ではポロッと言ってしまう。相談したくなる。家族ぐるみでのイベントに誘われる。そういう関係性を築けるかどうかです。
【技術者ではないが】
もう一つはテクノロジー、特にデジタル領域への精通です。といってもエンジニアリングができるかどうかではありません。
インターネット関連のサービスやDXまわりの各種ツールを使いこなし、それを踏まえた提案と解決ができるかどうかということです。これはいわゆるITコンサルとは違います。ITシステムを売りたいわけではありませんし、そこがゴールでもありません。あくまでも顧客のビジネス課題を解決することが目的なので何をやってもいいのですが、そこで例えば「インターネットサービスの◯◯も活用してこの問題を解決しましょう」といったことを、どこかで聞きかじったような知識ではなく、実感を持って提案できるかどうかです。
経営論やマーケティング論に詳しいのに、Slackも使ったことありません、ECってなんですか、WebメディアやD2Cはやったことありません、SNSでのトレンドはわかりません、どんな検索広告が効果的なのかは知りません、裏側で動いているサーバやシステムについても全く不理解です……というのでは「今の時代に合ったやり方」を提案することはできません。なお、大事なのはこれらのうちどれか一つの経験があることではなく、全体を見通すことができ、自分で組み合わせて最適解を出せることです。
こういった新しいテクノロジーはどうしても「ついていけている人」と「ついていけていない人」に分かれてしまうため、顧客の中にも困っている人はいますし、同業であるコンサルタントの多くも使いこなせていません。だからこそ、このデジタル領域を押さえておくことで、コンサルタントとしてのステージが上がり、顧客に対して本当に意味のある、今の時代に合った解決策を提案することができるようになります。
【トータルで解決できる人になる】
さらに重要なのは、「こうすればいいですよ」といった分析レポートや提案書を出すことではなく、顧客から「じゃあそれでいきましょう。あなたがやってください」とお願いされたときに、実行までやってあげられる体制の中で仕事をすることです。繰り返しますが、私たちの目的は高いITシステムを売ることではありません。もちろん正しい戦略を生み出すことだけでもありません。顧客が抱えているビジネスの課題を解決することに意味がありますし、おそらくこれを読んでいるあなたもそういった仕事をしたいと思っているかと思います。
私たちの会社はまさにそういったデジタル領域のテクノロジーを駆使したコンサルティング事業を手掛けており、特定のサービス販売ではない「全体最適でのビジネス課題解決」を大事にしています。
この時代の新たな課題にも立ち向かえるコンサルタントになりたいという方は、ぜひ一度お話しましょう。まずはエントリーをお願いします。
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