代表インタビュー|オカフーズ - okafoods-onlineshop
入社も代表取締役就任も突然の出来事 ―― 岡社長がオカフーズに入社されたのが2003年。それまでの間、大学卒業後は海外に留学されたり、別の会社に就職されたりしていましたが、いずれオカフーズでお父様の後を継がれることも考えていたのでしょうか。 ...
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森 優美 大学卒業後は食品問屋に新卒入社し営業職としてキャリアをスタートする。2018年にオカフーズへ中途入社。現在はマーケティング室の組織長として商品と調理者や喫食者とのハブになるだけに留まらずオカフーズの”ファン”作りに関わる幅広い業務に従事。
日本一魅力的な食品メーカーを目指すオカフーズ。ただのメーカーにとどまらない想いや活動を通じて関係するステークホルダーの役に立つことを追求し続けています。そんなオカフーズのメンバーに焦点を当てるメンバーのインタビュー企画の第三回はマーケティング室から森さんにお話を伺いました。調理される方や喫食者だけでなく、ステークホルダー全体のハブとなる仕事を担うな森さんに、お仕事のことや組織のことを聞いていきます!
現在のお仕事を教えて頂けますか。
給食受託会社様や病院、施設様の窓口として“担当者”と言いますか、我々の製品をどのようにご利用頂ければよいかを様々なアプローチでお伝えしています。SNSやブログを通じたファン作りや調理に関するお悩み解決も私の仕事です。一方的なコミュニケーションだけではなく直接声を拾うことも重要なお仕事ですので、ユーザー様の情報収集と分析もそうですかね。また、広報的な仕事も兼務し、SHINKA通信(社内外向けの広報誌)の企画、編集から記事の作成まで行っています。マーケティングや販促といったものだけではなく、オカフーズとステークホルダーを繋ぐお仕事に広く携わっています。
森さんは中途入社とお伺いしましたが前職ではどのようなお仕事をされていたのですか。
オカフーズとお取引先様である群馬県の問屋様に新卒で入社して働いていました。営業職として入社し、ルートセールスの仕事を主務に営業支援的な仕事もしていました。
学生時代に管理栄養士の資格を取得できる学部に所属しており、周囲の友人は資格を活かせる就職先を目指している人が多かったです。私が営業の仕事を選択したのは、栄養士になった場合、献立を考えても1施設で最大1,000食くらいしか貢献ができないけれど、営業の仕事は自身の働き次第でより多くの人に貢献できると考えたからです。約3年お世話になりましたね。
オカフーズに転職した経緯を教えてください。
オカフーズとの出会いは前職が主催した展示会でした。メーカー数社と一緒に製品の試食会やプレゼン等を行って頂くイベントです。その中でオカフーズの社員の方がすごく印象的でした。商品を売ろうとか売上げをあげようというお話やプレゼンではなく、どうしたらお客様に喜んでもらえるかといった説明やプレゼンをされていました。決して表面的ではない「使う人のお役立ち」という一点でお話される姿を見て、今では同僚の和田さん(当時ブースにいたオカフーズのメンバー)に「和田さんみたいな仕事がしてみたい」と打診しました。今考えると結構破天荒な行動だったと思います(笑)自社のイベントで取引先の企業様に逆スカウトするなんて。
オカフーズはメーカーですが、販売先となるメインのクライアントは問屋様です。私の経験が自社にプラスになることもあると考えて頂き入社することになりました。
入社してからの印象的なエピソードがあれば教えてください。
入社して半年くらいの時です。マーケティング室で色々なことを考え企画した施策があって、営業の方々とも協業するものでした。今思えば私の伝達方法に工夫の余地があったのですが、コミュニケーションがうまくいかなかったことがありました。まだ社歴も浅かったので『森さんわかってないな』みたいなこともあったと思います。その時、枝さん(営業本部長)が『会社や営業のメンバーのそういう目は気にしなくていいよ。森さんはユーザーさんの方だけを見て、ユーザーさんにとって良い仕事をすればいい』と言われて号泣してしまいました。『ユーザーさんの評価が上がることで結果として我々の評価も上がるし、空気を読んで迎合することが協力を得る方法では無いし、森さんは自身の向き合う仕事に全力で向き合ってくれればいい』と言ってくれました。それぞれの部署や他人の仕事は尊重しながらも、自身も大人のプロとして仕事に向き合ううえで大切な心構えのようなものを教えて頂きました。
社風や文化の体現者としてご活躍されている森さんにもそのようなエピソードがあったのですね。
オカフーズ愛を人一倍お持ちでいらっしゃる森さんにオカフーズの“環境整備活動”について伺ってみたいのですが。
全体朝礼終了後、計画に沿って8時57分まで約25分間毎日全員で行います。最近ではリモートワークも推進していますので、自宅で仕事をするメンバーも自宅のワークスペースの整理整頓、清掃を行います。仕事をする環境を整えるという面だけでなく、オカフーズの成長や強みのキーワードである『気づく力』や『当事者意識』の醸成ができていると思います。
例えば、ゴミが落ちていたら拾うということも「自分がやったことじゃないから」と思うこともできます。やった本人が拾って捨てれば良いとも考えられるのですが、これは組織やチームとして向き合うべき課題や困難な壁があった際に自身が“当事者”として捉えることができるかということと同義であると思います。少し大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、誰かがやるではなく私がやるという集合体がオカフーズの強みになっていると思いますし、誰かが困っていたら周囲が助けてくれるという環境も、一人一人がこういった意識をもっているからこそ醸成された社風なのかなと思っています。また、少しでも“改善”を積み重ねるためにより良くしていこうとする思考の癖が出てきます。そうした効果にメンバー自身が気がつくにつれ、自主的に様々な環境改善を行うようになり、仕事にも自然と活かされるようになりました。
個人的には岡社長がお話されている“自己中心的利他”という言葉がとても印象的です。森さん自身のお考えを伺えればと思います。
(岡社長のインタビューはこちら)
私自身が幸せになりたいと思っているからこそ、自分の好きなことややりたいことを成果が出るように行うことを【仕事】としステークホルダーの役に立つ活動に結び付けたいと考えています。自身が幸せになるための一つの要素に報酬があり“自己中心的利他”は企業理念を実現するための本質であると考えています。成果や仕事の評価に見合った報酬を支払わずに、顧客や誰かを幸せにというのはただのやりがい搾取になるだけだと思いますし、正しい欲を持つことは大切だと思っています。
最後にお仕事のモットーがあれば教えてください。
モットーではないかもしれませんが、もちろん我々はメーカーなので、商品を好きになって頂くことは嬉しいですが、商品ではないところでもオカフーズを好きになって欲しいと思っています。調理プレゼンやその他の活動も“あわよくば”オカフーズが好きだなと感じて欲しくてやっている部分もあります。お客様の役に立ちたい。ただの綺麗ごとではなく綺麗ごとを本気でやっているという覚悟を持ってやっています。