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【突撃OB訪問】株式会社ユーザベース 伊佐敷一裕さん〜新卒時代の無茶振りがあったから、臆さないマーケターに成長できた〜

※この記事は、2019年6月24日にナイル株式会社の採用オウンドメディア「ナイルのかだん」に掲載したものです。Wantedlyから弊社を知ってくれた方にもぜひ読んでもらいたい記事であるため、転載しました。

こんにちは・こんばんは、社長室の渡邉です。「ナイルのかだん」では、ナイルで活躍する社員の姿を日々発信しています。今回は趣向を変え、ナイルを卒業して新たなフィールドで事業づくりにチャレンジする元ナイル社員に突撃取材(※)。現在の活動やナイル時代のお話をお聞きします。

※渡邉注:「突撃」と言いつつ、ちゃんと企画書を送ってアポをとっています。本当に突撃するとセキュリティではじかれてしまうので……(笑)。

今回は、株式会社ユーザベースでSPEEDAのマーケターを務める伊佐敷さんにお話を聞きました!

▼プロフィール
株式会社ユーザベースSPEEDA 
マーケティングチーム 
伊佐敷 一裕(いさしき かずひろ)さん2014年、ナイル株式会社(当時ヴォラーレ)に新卒入社。修士1年で事業立案型インターン「MILLION DOLLAR BOOTCAMP」に参加し、翌年に大学院を中退して入社し、SEOコンサルタントとして企業向けのコンサルティング業務に従事。2017年12月に株式会社ユーザベースに転職して現在に至る。今もナイル社員の歓送迎会にたびたび顔を出すなど、ナイル愛の強い一面が。趣味はダンスとギター。

企業業界分析の必須ツール・SPEEDAのWebマーケを一人で担当

――ナイルに新卒入社した伊佐敷くんとは、数年間一緒にコンサルをやってました。久しぶりの再会は嬉しいんだけど、改めてこんな感じで話すとなんか緊張するね(笑)。早速ですが、現在のお仕事について教えてくれますか。

お久しぶりですー。僕は現在、株式会社ユーザベースのマーケターとして働いていて、法人向けの企業調査プラットフォーム「SPEEDA」のマーケティングを担当するチームに所属しています。ナイルから転職して、もうすぐ1年半になりますね。

――ユーザベースといえば「NewsPicks」の印象が強いけど、創業事業は「SPEEDA」なんだよね。


(参照:SPEEDA

はい。BtoB向けの製品でなじみが薄いかもしれませんが、SPEEDAは今年でリリース10周年を迎えます。コンサルティングファーム、金融機関、事業会社の経営企画部門など1,100社以上にご利用いただいていて、売上高の約4割を支える事業です。

――それはすごい。ユーザベースがNewsPicksの立ち上げやQuartzの大型買収に踏み切れたのも、SPEEDAの実績あってこそなんだね。伊佐敷くんは具体的に、どんな業務を担当しているの?

マーケティングチームが僕を含め4人と少人数なので、オンラインでの集客施策をほぼ任せてもらっています。Webサイト・広告の成果改善やコンテンツマーケティング、獲得したリードを見込み客に育てるところまで担当しています。

今のフェーズとしては、SPEEDAのユーザー層をより広げるタイミングです。プロファームの方々には「必需品」と言っていただけていますが、ベンチャー・中小企業のクライアントを開拓していくこと、大企業の方々にもより必要性を伝えていくことが直近のミッションですね。

ナイルでは良くも悪くも新卒扱いされなかった

――主力事業のWebマーケティングをほぼ一人で担当とは、チャレンジングな環境だね。ナイル時代を振り返って、当時の経験が今の仕事に役立っていることってある?

スキルセットの面では、新卒でSEOコンサルタントとして経験を積んだことで、Webマーケティングの概論を理解できたことです。マインドの面では、プロフェッショナルとして働く姿勢を学べたことが、今のキャリアの土台になっていますかね。

――ナイルにいた頃の仕事で、特に印象に残っているものは?

新しいコンサルティングサービスづくりに携わったことですかね。当時のナイルはコンサルティングの幅をSEO以外のWebマーケティングにも広げようとしていて、UI/UX改善やユーザー調査を始めていました。当時は確か、事業責任者以外は新卒1〜2年目のメンバー数名とインターン生で立ち上げにチャレンジしたんじゃないかな……。

――うん、覚えてる。思い切ったチーム構成だったよね。

思ってみれば、ナイルで新卒から裁量を与えられていたこともあって、今のような責任の大きい仕事にも臆せず取り組めているのかもしれません。良くも悪くも新卒扱いされないというか(笑)、大きな仕事をポンと任されますよね。若干の「無茶振り」も含め、クライアントにしっかりと価値を届けようとする姿勢はすごく良かったと思います。

あとは、コンサルタントとして様々な企業のビジネスの根幹を見られたことはとても良かったです。多くの企業と接する中で共通の課題があると思ったし、経験値も溜まりました。

――逆に、ユーザベースに転職してから苦労したのはどんな点がある?

2点あります。1点目はSPEEDAというBtoB向けの商材を扱うにあたって、事業やユーザーに対する理解が難しいことです。もう1点は、コンサルタントから事業会社のマーケターに立場が変わったことです。現職ではいい提案書を書けば終わりではなく、案を書いてからが本番です。ときには自分が手を動かしたり、人に頼んだり、予算を確保することも必要です。実行にコミットすることの大変さを身にしみて知りました。

ナイル時代にコンサルしていたクライアントの気持ちが理解できようになりましたね。当時は「提案した件、実装しましたか?」と尋ねて「まだです」と言われたら「えー! どうして……?」って思ったけど、今となってはよく分かります(笑)。

経営者に惹かれ、大学院を中退してナイルへ

――興味深いです。続いて、伊佐敷くんのキャリア選択についても聞かせてほしいです。まずは、伊佐敷くんがナイル(当時の社名はヴォラーレ)に新卒入社したきっかけを教えてくれるかな。

代表の高橋さんと出会ったことです。就職活動中は大企業に何となく抵抗感があって、ベンチャーを中心に見ていました。修士1年の時に参加した就活イベントに高橋さんが登壇していました。

講演でプレゼンしている時の革命家っぽい雰囲気と、交流会で喋った時の気さくで柔らかい雰囲気のギャップに驚いて(笑)。ビジョナリーかつ気さくな所に惹かれましたね。

――その後、入社に至った決め手は何だったの?

修士1年生の夏に「MILLION DOLLAR BOOTCAMP」(事業立案型インターン)に参加したことでしょうか。そこで事業責任者を務めていた土居さんの雰囲気やコミュニケーションに魅力を感じたのと、会社のビジョンやカルチャーに共感したので、大学院を中退して入社することにしました。

ナイルの課題はビジョン・ミッションの浸透

――そんな伊佐敷くんが、ナイルを卒業してユーザベースに転職した理由を教えてもらえるかな?

事業会社の立場で新しいことにチャレンジしてみたいと思ったからです。インターンの期間も含めて4年間ナイルにいました。一つの会社に長く務めて得られるものも大きいけれど、もっと別の形で価値を出してみたかったんです。決め手は、事業というよりもカルチャーでした。会社全体でミッション・バリューを大事にしていることもあり、社内のみんなが自然とバリューに共感し、共通言語にしています。

――現職にいて、当時のナイルを振り返ってみるとどんな課題があったと思う?

社内でのミッション・バリューの浸透度をもっと高めることはできたんじゃないかなと。僕はナイルのミッションとバリューにも共感して入社したので、より一層そう思いますね。

――ナイルは2018年にビジョン・ミッションを変更したけれど、たしかに伊佐敷くんが在籍していた当時は理念浸透しきれていなかったし、掲げていた理念と現場の事業内容ともまだギャップが大きかったかもね。今がようやく、スタンスがはっきりして、掲げるものとやっていることが一本軸ができてきたタイミングかな。

――それと伊佐敷くんは、今も社員の歓送迎会に顔だしてくれたり、今のナイルもよく知ってくれていると思うけど、現在のナイルに対して思うことを教えてもらえるかな。

新しい事業に挑戦しているのはすごいことだと思います。定額カルモくんは大きなサービスになるポテンシャルがあると思うので、素直に応援したいです。改めて、リーダーシップのある経営陣の近くで働けて良かったと思っています。僕自身がもっと成長して、またどこかでご一緒したいですね。

皆が好きなことに向き合える社会をつくりたい

――そろそろインタビューも終盤なので、最後に、伊佐敷くんの今後の目標や意気込みを聞かせてください。

なんだろうな……。あまり明確ではありませんが、まずはユーザベースのマーケターとして成果を出していきたいし、市場で価値を出せる人間になりたいですね。個人的な願望としては、みんながもっと好きなことをやれる社会づくりをできたらいいなと。仕事と遊びの垣根を超えられるような働き方を広げていきたいです。

――SPEEDAのあり方にもつながる、素晴らしい抱負。伊佐敷くん、ありがとうございました!

※この記事は、2019年6月24日にナイル株式会社の採用オウンドメディア「ナイルのかだん」に掲載したものです。Wantedlyから弊社を知ってくれた方にもぜひ読んでもらいたい記事であるため、転載しました。
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