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ヒエラルキーのない組織にいると、成長とかキャリアとかいう、謎ワード(いわゆる"自分のこと")がどーでもよくなって、会社やプロダクトのことを考えるようになるのかもしれない。

Angelaです。
最近ヌーラボは、会社の行動指針を作り直したりしています。

トータル3ヶ月近くかけているこちらのプロジェクト。
ゆくゆくはその辺も投稿しようと思っています。
今日は最近感じることをひとつ。

ヒエラルキーってなんだろう

みなさんの会社にはヒエラルキーはありますか?毎日言いたいこと言っちゃってますか?(笑)ヒエラルキーとは、そもそも身分制度を表した言葉。身分というと大げさですが、少なからず大体の組織には、何らかの上下関係があるのではないかと思います。

ヒエラルキーはどうやってできるか

当たり前ですが組織が大きくなれば、指示系統や承認フローが整っていき、情報が流れる順番が出来てくることでしょう。ベンチャー企業の創業期は、いい人を集めるためにCXOのポジションやマネージャーとかの"肩書きがある職"を用意して、採用に注力することでしょう。そうやって、だんだん階層ができてくる。各社そういうルートを辿ってくる・・・なのに、いわゆる「風通し」には良し悪しがある。なんでなのかと最近考えているのです。

(あ、暇なわけじゃないんですよ)

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▼最近はこんな海が見えるところで、行動指針作ったりしてました


ヌーラボにはヌーラバーしかいない

そんなところで、わたしが今いる会社を例にあげちゃいます。ヌーラボって、

役員 ---- ヌーラバー(69名)

以上なんです。以上。

べつに体感するまでは、「すごいなー」くらいだったのですが、体感すると「すごーい!たのしー!」くらい温度感が上がります。チームビルディングやマネジメントは、全て役割なので、肩書きや役職と連動してません。唯一ある肩書きといえばテックリードですが、なんと言うか「技術の生き字引」的な存在で、指示系統がその人起点にできているわけではないんです。それぞれに、それぞれの役割がある。それだけです。

ヒエラルキーがあると、上にいかないことが悪だと自分に暗示をかける(気がする)

肩書き、昇格などの文化の中にいると、

次のステップに進むこと・成長すること = 肩書きが上がること

になりがちな気がします。名前が変わると、見られ方も変わります。それは下がった時もしかり。そんな名前の変化に、一喜一憂させられます。

同期の中で誰が出世したのかな。あ、あいつ?あれ、自分はまだだ。早く上に行かなきゃ。もう5年もこのポジションだとダメなやつに思われる。

こんな感じで。
総じて「見られ方」で、ストレスフルな状態になったりします。

ヒエラルキーがなくなれば、精神的な安心安全が手に入る(気がする)

ホントにフラットな組織にいると、そういうのがいっきに取っ払われた気持ちになります。実際なりました。「上に行かなきゃ!」という焦り(ある種のエネルギー)を、単純に「いい仕事をしよう」という方向に向けられます。このままでもいいんだ、ここにいていいんだ、という安心感も生まれます。(※もちろん「現状維持」は衰退と同義語だとは思いますが、少なくとも肩書きの観点ではそうです。)見えないヒエラルキーに対する恐怖から解放されて、精神的に安心できます。

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▼ちらりと行動指針作成中の様子。社員で作ってます。超ふらっと。


自分が上に行くためではなく、会社やプロダクトに貢献するため

これだけフラットを実践している組織にいると、以前書いた投稿のように、「コミュニティにいるみたい」な感じに陥ります。その分、(個人的には)会社の組織をもっとよくしたい、とか、プロダクトを作ってる人たちの支えになりたい、とか、仲間に意識が向きやすくなる気がします。3年後まだ昇格してなかったらどーしよ、居場所あるのかな、次どこの部署行っといたほうがキャリア的にいいのかな、とか自分に向いた思考の矢印が消えていきます。

もちろんモチベーションの厳選は人それぞれだと思いますし、ヒエラルキーのある組織が悪いとは思っていません。ただ、こんな風に成り立っている組織もあるんだよ〜という共有であり、中の人もビックリしてるぞ!・:*+.\(( °ω° ))/.:+というつぶやきです。

とりあえず、組織ってめんどくさいな、って思ったことないですか?笑
気になる方はぜひ遊びにきてくださ〜い!

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