異色の経歴？ニクスCTOが語る「エンジニアが伸び続ける会社」【社員の声vol.2】

株式会社NIXE CTO（チーフテクニカルオフィサー） 伊藤 義崇
美容師の経歴から一転してエンジニアへの道を歩み始めました。
現在ニクスでは技術面の最高責任者であるCTOを務めています。
ゴルフやボクシング観戦などが好きで、休みの日はもっぱらお酒を飲むことが多いです。

エンジニアになったきっかけ

私の最初のキャリアは高校を卒業して美容専門学校に通い美容師になったところからはじまります。
とにかく手に職をつけようと考えた末の決断でした。

いわゆる働き方改革より前の時代なので...労働環境はなかなか厳しいものがありました。
11時のオープンに間に合うように準備をし、そこから夜の8時までみっちり仕事をこなしてから、さらに11時くらいまでは技術を磨くための練習時間です。
ここまで頑張っても、給料自体はあまり良くありませんでした。

そこで、自分が身に着けたスキルを求めて貰える仕事は何だろう、と考えた時に「エンジニア」という選択肢が浮かびました。

美容師からエンジニア、というのは異色の経歴のようにも見えますが、「職人である」という点では同じカテゴリーだと思っています。

転職してエンジニアになっても、労働環境がきついことには正直変わりありませんでした。
ですが、自分を求めて貰える仕事でお金を稼ぐ、という自身の理想を追い求めて食らいついていきました。

自分にとっての転換期

エンジニアになって最初の会社で出逢った気の合う先輩が、現在、ニクス代表である土井さんです。
この会社を辞めた後、土井さんは自分で会社を興しますが、自分はフリーランスになりたいと思いまず東京に行きました。

フリーランスとして営業も開発も全て一人で手掛けるやり方に不満をもっていたわけではかなったものの、得意分野を分業したうえでチームで大きな案件を手掛ける醍醐味に魅力を感じ、改めて土井さんの興した会社に入ることになりました。

エンジニアとしての転換期はこの時期だと思います。

実は最初に出逢った頃から現在まで、土井さんと意見がぶつかったことがありません。
どちらかが相手に合わせて無理をすることなく、ナチュラルに思考が同じ方向を向いている相手というのは一緒に仕事がしやすいです。

以前同じ会社で働いていた時、土井さんはトップエンジニアにまで躍進していました。
物事の大枠を掴むのが上手い人はプログラムを組むことにも長けているのだと思います。

全体を把握する能力も含めて「人としてどうありたいか」という観点でリスペクトできたからこそ、土井さんが作ったニクスで働いていこうと思えました。

ニクスの強みとは

ニクスの優れているところは「要件定義力」がしっかり備わっているところだと思います。

エンジニアリングで重要なのは、一番最初に設計をしっかりと組むことです。
工数算出や見積策定といった設計をビジネスサイドからマネージャー層が全て担い、エンジニアに余計な負荷をかけません。

逆に言えば、この要件定義部分をエンジニアが担ってしまうと、本来の業務以外のタスクがどんどん増えてしまい、エンジニア自身の強みを活かしきれないということです。

ニクスにはそういった環境を経験してきたメンバーが集まっているため、現場の苦労を理解し、その問題点を解消しようとする考え方が会社全体にあると思います。

エンジニアがそれぞれの実力を存分に発揮できるのは、豊富な経験があり人材育成や工数管理に携われるマネージャー層がいるからです。

今後の展望

個人的には、人の育成や会社の成長にコミットしていきたいです。

地方創生を盛り上げつつ、未経験者を育て、既存の社員がさらに学びを得られる環境を整えていきたいと思っています。
「ニクスを100人規模にしたい」という会社としての共通認識があるので、自分としてもそこに出来るだけ力を注ぎたいです。

現在も多くの人材育成に携わっていますが、これまでコーチしてきた後輩が自分に意見出来るようになった時、成長を実感してとても嬉しくなります。

また、現場で働くエンジニアになりたいという人は大勢いますが、プロダクトをまとめるマネージャーになりたいという人は希少です。
こういった層を育てていくことも重要な課題の一つだと認識しています。

ニクス全体としては、「売上」「技術力」「社員数」どれをとっても仙台で一番パワーのある会社にしていきたいです。
そして、技術的に出来ることの選択肢を増やし、ニクスから世界に出ていくプロダクトを作っていきます。

良いプロダクトを作る。それに関わる良い人材を育てる。
これが現時点での私のビジョンです。